活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

因縁・縁起説について2

2019年12月13日 | 法理

おシャカ様は「苦しみの根源」というものが「何か有(在)るだろう」という

考えから修行に入られたのです。

 

ところが、「自己の正体」を見極められ、「苦しみの根源」になるようなものは

何も無かったことに気が付かれたのです。

 

即ち「一切のものは縁に因って滅する」ということに気が付かれたのです。

それを「縁起の法」というのです。

 

そして、そのことを説明していくことに仮の城「仮城(けじょう)」を建てられた

のです。

 

その仮の城のことを「空」と名付けられたのです。