活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

如是の法3

2018年06月18日 | 法理

「如是の法というものをあなたは、どのように受け取っていますか」

と問うと、多くの人は「チラッ」と自分を見るものです。


これを「法を見る」といいます。

このことを「検私(けんし)の病」といいます。


そうすると「色(いろ)」が付いてしまいます。

このことを禅語では「染汚(ぜんな)に属す」といいます。


そういう色付けをしてしまうと「本来本法性天然自性心(ほんらい

ほんぽっしょう てんねんじしょうしん)」を汚すことになるのです。


しかし、もともと「因縁生(いんねんしょう)」のものですから

「無自性(むじしょう)」です。


「無自性」とは、人をも含めて一切のものには自性(塊)が無いということです。