今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

それでも俺は山へ行く!!    2012.11.11.(1).

2012-11-15 23:25:30 | Weblog



 先週、なめこ採りに一緒にいった友人から月末にもう一度、行かないかと連絡があった。それもいいけど、3週間の間に出たなめこは腐って落ちてしまう。先週、出始めていたなめこも1週間経てば大きくなっているはずだし・・・・。


 そんなことをぼんやりと考えていたのだが、Jovi の大事件でそんな考えもぶっ飛んでしまった。そうして迎えた土曜はまずまずの天気だったが、はらはらしながら庭の空いている場所にチューリップや水仙の球根を植えたり、ビニールハウスの補修用のビニールを買いに行ったりして過ごした。


 夕方、何とか快方に向かった Jovi の様子を見てから天気予報を見ると日曜は低気圧が通過するようで、朝から雨で風も強く吹くとか言っていた。それでも、明日の朝、Jovi の状態が良さそうなら行ってみようかな・・・・、などと考えながら何の用意もせずに寝てしまった。翌朝、7時に目が覚めた。2階から下に下りて行くと・・・・、Jovi は部屋から走り出てきて、外に連れて行けと吼えていた。


 ほっとした。そして、その時にやっぱり山に行こうと決めた。きのこ採りに雨はつきもの。きのこ採りに雨天中止は有り得ない。着替えてから、用意をする。天気を考えてゴアテックスのレインウェアとスパッツをザックに入れた。その代わり、不要なものはザックから出して空きスペースを大きくした。山では雨も風も酷くなるかもしれない。もしものことを考えてGPSも持った。


 8時に自宅を出るときは雨はまだ降っておらず、空は鉛色にどんよりと曇っていた。それからガソリンスタンドやコンビニに寄ってから高速へ入ったころには雨が降り出し・・・・・





山崎インターに着く頃には本降りになっていた。


 高速を降りて北上。







 峠を越えて下ることには土砂降り+強風で、道は落ち葉でいっぱいだ。






 どこまで行っても雨は止む気配もなく、空を分厚い雲が覆っていた。






 目的地はもう近いのだが・・・・






 車を停めた。でも、雨が強くて外に出れない・・・・。車の中で靴を履き替え、スパッツをつけ、レインウェアを着て様子を見ている。携帯は圏外でTELも出来ないので音楽を聞きながらボーっとしていた。でも、天気予報通りなんだから止むわけ無いさ、と思い直して小降りになった時に車を出た。ツバの大き目のカヌーハットを被って歩く。帽子は飛んでいかないように紐でウェアに繋いでおいた。


 山に登り始める。紅葉は天気を忘れてしまうほど綺麗で、雨も小降りになっているが風が出てきたのか山が轟々と鳴っていた。






 しばらく登り続ける。天気が天気だからゆっくりと確実に歩く。何でもないところで足を滑らせ何度か転びそうになった。







 少し下り、沢に出てから、沢の崖をわずかに生えた根曲り竹や低木を頼りに攀じ登る。ここが危ないところだが、滑り落ちてもドロドロになるだけで大したことにはならないだろう。攀じ登った上の台地を歩き、なめこを探した。


 最初の木・・・・




出始めのなめこが少しだけ・・・・


 収穫して見回す。あった。







 近づいて、また鋏でなめこを一つ一つ、丁寧に切り取ってゆく。










 高いところのなめこは諦める。帰りにザックに余裕があれば採るかも・・・





ムキタケが出ていた。





袋を別にして収穫。


 なめこは袋が一杯になるとザックを降ろして仕舞い、別の袋を出して籠に入れておく。


 しばらくなめこの出ている木を探して歩くと・・・・



     


食べ頃のなめこがびっしり。裏に回ってみると・・・・



     


 贅沢とは思うが、これを鋏で切り取るのは大変だな、と思う。山の中で一人ぼっち。黙々となめこを切り取る。山は登り始めた時よりももっと酷く轟々となっているのだが、なめこを採っている場所は風裏になっているのか大して風は吹いていない。時折、雨が叩きつけるように降ってくるだけだ。これが、無風だったら音が全くせずに孤独と戦わなければならなかった・・・・




ムキタケ




なめこ



 また、袋が一杯になった。ザックに仕舞い、袋を換える。


 あぁ・・・、またあった・・・・







 相変わらず、山は鳴っている。木々の間から見える尾根の木には葉が付いていない。風に飛ばされてしまったのだろうか。


つづく。


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ウチの Jovi が死にかけまして・・・・    2012.11.08-11.13.

2012-11-13 23:02:56 | Weblog
 ウチでは4年くらい前は2匹の犬を飼っていて、一匹は名前が Bon というシェルティーでした。シェルティーとは思えないほど大きくて、コリーのように鼻筋の通った綺麗な犬で、Bon はよくラッシーと呼ばれていましたっけ。


 もう一匹はレッドダップルのミニチュアダックスで、名前は jovi。まあ、Bon Jovi の駄洒落でつけた名前でした。Bon はその後、腎不全で死んでしまって、この4年は Jovi は独りぼっちでした。







 先週の木曜日、仕事を終えて帰宅すると娘が既に帰宅していましたが、Jovi の姿が見えません。帰宅すると尻尾を振って出迎えに出るような気の利いた奴ではないので、コタツ(既に出ています)の中を覗いたり、台所を探しても見つからないのです。呼んでみると、何処かで気配がする。見回すとカーテンが少し揺れているのです。部屋の隅のカーテンの陰に Jovi はいたのですが、顔を外に向けてこちらを振り向きもしない。おかしいなと思ってよく見ると。伸びきった後ろ足が痙攣しているのです。


 驚いて顔を見ると白目を出して震えていて・・・・。これは、脳をやられているな、と思いましたのであまり動かさずに、兎に角、何が起こっているのか、どうしたらいいかなどを考えました。ミニチュアダックスという犬種は実に食いしん坊な犬で、落ちているものなら何でも食べてしまう。いや、ウチのJoviだけかもしれません。以前に Jovi が庭に撒いたナメクジ退治のナメトックスを全部食べてしまい、中毒になって夜中に神戸まで救急の動物病院に担ぎ込んだことを思い出して、娘に何か変なものを食べたんじゃないかと言うと・・・・、空になった錠剤のシートが床に落ちているのを見つけました。


 シートは消炎鎮痛剤のイブ。10錠用シートにはイブは1錠も残っていなかったのです。イブは非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)と呼ばれる薬の一つ、イブプロフェンの商標です。大人で1回2錠服用ですから、10錠は人間では5倍量、Jovi の体重に換算すると50倍量にあたる量です。家に Jovi だけになってから2時間半位経っているから、イブはもう吸収されてしまって血中から脳に、体中に分布してしまっているでしょう。顔色が変わりました。これはやばい、本当に。覚悟をしました。


 兎に角、急いで病院に連れて行かなければと思ったときに、娘が病院で貰った薬の袋を見つけ、電話。家から5分ほどの病院ですぐに観て貰えたのはラッキーでした。jovi はやはり意識はあるようでしたが、歩くことはできず朦朧としている様子。お医者さんは、やはりもう吸収されてしまっているだろう、できることは水を入れて尿として出すことくらいだということ。


 首の辺りの皮下にリンゲルとかいろいろ、100mLほど、続けて投与しました。犬の皮下には幾らでも入るんですね・・・、などと変なところに感心してしまった。「何とか助かるでしょう」とお医者さんは言ってくれましたが、後から「胃潰瘍が出なければ」と続けました。それで、ヒト用のムコスタ(粘膜保護剤)を砕いて水に混ぜて口から投与してくれました。5分後には Jovi は吐いてしまいましたが、イブの残りはやはり見つかりませんでした。


 家に連れて戻り、寝かせておきましたが、起き上がれず足をばたばたしたり、苦しそうに呻いているばかり。






 
 翌朝はやはり、寝転んだままでしたが、仕事に行く前にはヨロヨロと立ち上がり、すぐにばたりと倒れてしまう・・・・。それでも中毒症状は少しはマシになったようでした。病院に連れて行くのは妻に任せ、仕事に。病院ではやはり、皮下から大量に水とブドウ糖、ビタミンの補給など。それとムコスタなど。夜、仕事を終えて帰宅すると、ヨロヨロと歩けるようになっていましたが、座り込んでいる時間が長く、不思議と顔を上に向けて天井を見てばかりいる。頭がおかしくなってしまったのかと心配でした。そして、注射器で水を10mLほどあげたところ、しばらくして吐いた水は茶色をしていました。驚いて紙で拭き取ると、血。吐血でした。胃潰瘍になってしまった・・・・。







 イブはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素を阻害する薬で、炎症の原因になるプロスタグランジンという物質が体の中でできなくする薬。でもプロスタグランジンは一方で胃の粘膜を保護しているのです。だから、イブを飲みすぎると胃潰瘍になってしまう可能性が高いのです。Jovi はその夜、吐血を繰り返しました。お医者さんからは、胃潰瘍になって胃穿孔になったら危ないと言われていたのです。駄目かもしれない・・・・、正直、そう思いました。


 翌朝の土曜日、朝一でまた、病院に。皮下に水分と薬を投与してもらい、吐血の様子、血便も出たことを告げました。「後は胃に穴が空かないように祈るだけですね」というと、お医者さんは「なんとか、なんとか」とだけ言いました。そして、「また、明日」と。


 土曜は Jovi の様子を見ながら庭仕事など。朝はやはり、胃がいたいのでしょう、天井ばかり見ていましたが夕方になると、何となく鼻先が下がってきて、目で僕の姿を追ったりするようになりましたし、水を欲しがってねだるようになりました。胃潰瘍が状態は良くなってきているようです。まだ、安心はしてはいませんでしたが、良い感じです。何とか、乗り切った様子。しぶとい奴。


 翌朝、七時に目を覚まして Jovi の様子を見ると、結構しっかりした足取りで歩いて、外に出せと吼えている。これで確信できました。後は無理をせず、ゆっくり回復させればいいと。






 今は一日に何回かドッグフードをお湯で溶いたものをひと匙だけもらって食べている状態。もっとよこせとうるさくてしょうがない、いつもの Jovi に戻っています。



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毎日見ている場所    2012.10.24-11.12. 

2012-11-12 23:27:42 | Weblog

 オオヒメノカサ近縁種


 仕事のある日は毎日、駐車場から仕事場に向かう途中にあるこの場所を見ている。10月24日の朝、苔の上にはきのこが顔を出していた。毎年、何度かこの場所に出てくる。



 その2日後、ちょっと風が吹いたのか欅の黄色い葉と桜の紅く染まった葉が落ち始め、コナラのどんぐりもぱらぱらと苔の上に落ちていた。







 その10日後の11月5日の昼、病院に行く途中に通りかかった時には桜の落ち葉が沢山落ちていて・・・・







 次の日の昼、大阪外出から戻った時には、またどっさりと桜の落ち葉が積もっていた。







 そして、今日の朝、昨日の雨と風で綺麗に紅葉していたカエデの葉も落ち始め・・・・







 平地でも紅葉は終盤を向かえつつある。明日あたりから、冷え込んでいくとか。。。


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なめこの谷 食後の散歩と紅葉の山    2012.11.04.(3). 

2012-11-11 07:43:12 | Weblog



 
 食後、腹ごなしに散歩をすることにした。道を歩いてブナ林の下を歩くと・・・・



タジマタムラソウ




イカリソウ




ツルリンドウ



 これは・・・・



ナツエビネ・・・・、かな?

見に来なければ、夏だよな・・・




フユノハナワラビ?



 その後、車で上にあがり、紅葉を楽しむ。



     










     


 
 紅葉を堪能して帰宅し、晩飯は、また・・・・・大き目を・・・・









焼いて楽しんだ。もちろん、日本酒で。


おわり。



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なめこの谷できのこ汁とか・・・    2012.11.04.(2). 

2012-11-10 21:42:03 | Weblog

 


 お疲れさん、ってところかな。車に戻って、近くの湧き水で収穫したなめこを食べる分だけ洗い、車に乗って鍋をする場所を探す。結局、しばらく走った道の脇の使っていない駐車場で食べることにした。駐車場といっても、有るのは山と川と道だけ。誰もいない。風情はないけど・・・・、暖かくてたいら。





ビールが温くならないように持ってきたんだけど・・・・、この季節にはあまり必要ないかも・・・・


 なめこのほかに友人が持ってきた食材・・・・




左の大きいのは、なんとホンシメジだ。傘が10cm以上あって、肉厚。茶色の傘のきのこはアブラシメジか、その近縁種といったところ。こっちも長さが20cmほど。柄も太い。あんまり見たことがない程の逸品ぞろいだ。


 まず、ホンシメジだけを味わおうということになり塩味の出汁に白菜だけ入れて・・・・
、・・・・




ちょっと、豆腐も追加。




 ホンシメジからも出汁がでて旨い。プレモルも美味い。



食材たち。豚肉、牛肉・・・・、みんな友人が用意してくれた。感謝。



 第2回戦から3回戦・・・・


   

   


 3回戦で止めて、次はなめこ、行きましょう。豚肉と味噌味で。


   




熱くて、なかなか食べられない。なめこのヌルヌルで冷えないんだよな、なかなか。猫舌は不利だ。


 かなり食べたところで、鍋を一度降ろして、牛肉行こう!



塩出汁と春雨

旨い。いけるよ、でも、牛肉だけを塩・胡椒だけで食べたいかも・・・・





 牛肉を味わった後は、また、なめこ汁。





 腹一杯だ、もう喰えん・・・・






 いい気分だ。紅葉も綺麗だし、酔い覚ましと腹ごなしに近くを歩くことにした。


つづく。






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なめこの谷で  先週の復習    2012.11.04.(1). 

2012-11-09 22:49:30 | Weblog

  


 日曜日は友人と、先週、わずかしか採れなかったなめこを探しに出掛けた。先週はなめこの出掛けた立ち枯れが1本しか見つからなかったから、翌週にした方が良いかとも思ったのだが、それでは紅葉の盛りを過ぎてしまうと思い直したのだった。


 なめこは少しでも、鍋でもやって楽しもうという積り。。今日は友人の運転なので、途中で車を停めて写真を写すでもなく、まっしぐらに山に向かった。そして、道のない山を進み沢を越えやってきた。






 まず、真っ直ぐに先週出始めていた木に向かう。下草をかき分け・・・・出ているかな・・・・。









予想通り。丁度良い状態だが、この木にはもう、あまり栄養が残っていないのかもしれない。小振りのなめこだ。


 周囲を探すと・・・・









これは採るには早いかな・・・・。でも、味噌汁にはこういう方がいいな。


 その後、探しても見つからなくなった。あっても・・・・




こんな。


 心配していた通りになった。仕方なく、二人で声の聞こえる程度に分かれて周囲を探す。まず、斜面をさらに登って行く。普通、なめこは沢から立ち上がる急斜面の上にある立ち枯れのミズナラから出ることが多い。沢から常に水分が供給されて湿度が保たれるのだろう。だから、沢からあまり登って行ってもなめこに出会う確率は減るだけだ。ナラガレ病のせいでミズナラの立ち枯れが増えて、なめこの発生が増えているのだけれど、最近は発生に適した場所の立ち枯れは、ほとんどなめこに栄養分を盗られてただの枯れ木になってしまっている。



     


 斜面を登って行く。











 予想通り。ぶなの黄葉は綺麗だが、なめこには出会えなかった。それならば、斜面を横に移動する。これが歩きにくい。冬の雪に倒された細い木の幹が沢山、斜面に横たわっていて、それを踏むと滑りやすいのだ。何度も斜面を滑り落ちる。






 黄葉のブナの間から離れた所に太いミズナラの立ち枯れが2本並んでいるのが見えた。ひょっとしたらと思って尾根を越え、立ち枯れに向かって斜面を下ると・・・・





出ていた、沢山。


 大きな声で友人を呼ぶ。お互い、こういう時は二人揃うまでは採らない。揃ってから写真を撮って、採り始める。





 これで、結構ザックが重くなった。





これは、ニガクリタケだ・・・




なめこ


 
 その後、何本かの立ち枯れの木を見つけ、もうザックはなめこで一杯だ。11時になったところで山を降りることにした。後は紅葉を楽しみながら、のんびりと沢沿いに下る。



     



 のんびり歩いていたら、友人は随分、先に行ってしまった。




おーい。















 行きに通った緩斜面に出て下る。




若いブナ林



   



 下り切って道に出た。






 さて、昼の鍋をする場所を探さなければ・・・・


つづく。


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紅葉の渓谷で・・・・  フチドリツエタケとか。    2012.11.03.(3). 

2012-11-08 21:37:29 | Weblog

 フチドリツエタケ



 出会うことを期待して来てはいたけれど、今回は急斜面を登っていないし、ここまで探して出会っていないのだから・・・・、と諦めかけていたのだが・・・・


 緩やかな斜面を登っていった先の倒木に見覚えのあるきのこの姿。






 あっ、これは・・・・・









 フチドリツエタケだ。ブナ林でも出る場所は限られているように思う。この谷には多いのだ。




幼菌




もっと、幼菌



 開ききると・・・・





傘が平になるまで開く。







 フチドリツエタケの出ている倒木に沿って登って行くと、その先には・・・・



     


 立ち枯れの木に沢山のきのこが出て、既に乾いていた。近づいて見てみると・・・・





何と・・・・、これもフチドリツエタケだった。立ち枯れの木の先は折れていて、その折れた木が地面に横たわっていたのだ。立ち枯れの木全体がフチドリツエタケに占領されてしまったようだ。


 この立ち枯れの木にフチドリツエタケが一杯に出ているところに出会えたら、素晴らしいだろうな。


 そろそろ、斜面を下り始める。まだ、きのこはポツポツと目に入る。中には魅力的な個体も・・・・







ブナハリタケ




アカチシオタケ

三人兄弟を傍で見守る・・・・・、お父さん、と言いたい。。




フチドリツエタケ




ニカワチャワンタケ



 そして紅葉・・・・



     







 斜面を横切る道を進み、車に戻った。もう、5時になる。早く帰ろう。






おわり。





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紅葉の渓谷で・・・・  アカチシオタケとか。    2012.11.03.(2). 

2012-11-07 23:05:33 | Weblog

 


 見上げればカエデとかミズナラ、ブナなどの色付き始めた葉が一杯に広がっているのだが、視線を降ろすと木の幹と降り積もった落ち葉だけで、下草も低木もほとんどない広場。大きな木の葉が上空を覆ってしまって、新しい草木が育たないのだろうか。







 木漏れ日が苔むしたブナの倒木を照らしていた。







 広場一帯には大小の枯れ木が落ちていて、気をつけて見てみると小さなきのこがいろいろと出ていた。








アカチシオタケ


 アカチシオタケは好きなきのこ。この時期にこの谷を訪れたのも半分はこのきのこに出会うことを期待してだった。









これが、一番色鮮やかかな。触ってもいないのに、血が吹きだしている・・・・














 ちょっと、口直し。















 立ち枯れの木の皮のすっかり落ちてしまった木の幹に・・・・



     



   
ニカワツノタケ

あまり見かけないきのこ


 その近くのブナの倒木に・・・・



   
左:1本しか出ていないけれど、キララタケかな・・・・
右:Mycena sp.




知らない。

ブナの倒木に付いているのを時々見るけれど、名前を知らない・・・・


 次の倒木には・・・・、これは分かる。




シイタケ


 



 飽きもせず、倒木を見つけてはきのこを探した。


さらに続く。



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無人の渓谷で紅葉ときのこ    2012.11.03.(1). 

2012-11-06 23:22:52 | Weblog

 


 近くの山から戻った時に携帯に着信があったことに気がついた。ホンシメジのシロの近くに別荘を持っている友人からだった。赤松の木の下に知らないきのこが菌輪を描いていたという。白くて大きなホンシメジのようなきのこなのだが、見に来て欲しいとのこと。もう夕方だし、明日はブナ帯を流れる渓流沿いの紅葉を見に行く予定だ。しばらく考えて、明日の朝9時に行くと返事をした。まるで、出張鑑定団だな。


 朝、ちょうど9時に行くと朝飯を済ませて待っていた。さっそく見せてもらうと、傘は10cm前後。柄はしっかりしていて下膨れ。全体が白くて、傘の中ほどが薄く茶色がかっていた。それが、袋に沢山、20本くらい。シロシメジのようだった。


 シロシメジには似たものが幾つかあって、鑑定が難しいのは知っているけれど、食べてみて中ったことはことはない。「勧めはしないけれど、食べてみたいと思うなら、まず、一つをバターでソテーして、二人で味見をしてみたら?」と言っておいた。「少し苦味はあるかもしれない。それで味と、その後の体調をみて、いけると思ったら食べたらいい」。その後、どうなったかは分からない。帰りに畑で採れたレタスと水菜を貰って帰宅。







庭の野紺菊






 帰宅したのが11時。急いで支度をして高速に入り、西進後、国道を北上する。途中、綺麗な紅葉のところで車を停めて・・・



国道沿いの紅葉







道端の野紺菊?


 また車に戻り、国道から渓谷へ向かう途中でまた、車を停めて・・・





 目的地に到着したのは午後1時。







 お腹が空いたので、途中のコンビニで買ってきたスパゲッティと・・・・、やっぱり、ビール。




控え目に・・・


 その後、ザックを背負って歩き始めた。



チャナメツムタケ



 ブナとミズナラ、カエデや栃の木などの広葉樹林の中に続く道を歩いて行く。林全体がしっとりとしている。相変わらず、人気のないところ。




ムキタケ

出始めている。小さなムキタケ。


 道の山側の急斜面を登って行くと数は少ないが、倒木が転がっていて、きのこが出ていたりする。でも、今日はシンドイことはしない積りだったが・・・・


 一回だけ・・・・登ることにした。滑り落ちそうになりながらしばらく登って行くと大きな倒木があった。古いブナのようだ。




ムキタケ


 そして、見つけたのは・・・・、誰かが切り取っていったなめこの柄。でも、近くの倒木を見てみると・・・・







ピンボケ  なめこ


 ぬるぬるの美味しそうななめこだ。







Mycena sp.



ムキタケ



 ムキタケを見つけたところで斜面を下り、道まで降りた。そのまま、奥に進んで行く。







 カエデは紅葉を始めたところ。見頃とは言い難いが、僕の好きな色の取り合わせだ。






 道は行き止まりになり、広い空間が広がっていた。足許を見ると・・・・







アカチシオタケ



 ミズナラの倒木には・・・



ヌメリスギタケモドキ



 そして、これは?




オオフクロタケだろうか・・・・







膜質の壷、ヌメリの強い傘。成菌の傘は10cmくらい。苔むしたブナの倒木から一つ、倒木の脇の地面から一つ出ていた。


 木の下を覗くと・・・・






アカチシオタケ



 視線を上げて周囲を見渡す。








 ちょっと、座って休憩しよう。途中で買ってきたエクレアを食べてボーっとしていた。川の流れる音だけが聞こえている。


つづく。




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小雨の降る朝の庭     

2012-11-06 08:15:06 | Weblog






 少し前の小雨の降る朝、庭に出て・・・・





写真を撮った。


 何ウツギだったか、これは狂い咲き。




氷ノ山、大山では初雪が降ったというけれど、今年はまだまだ、暖かい。
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仕事のち、**、 のち、山    2012.11.01. 

2012-11-05 23:12:36 | Weblog

 


 朝、起きてすぐ、庭に出た。庭で咲き始めた野紺菊を見たかったから。南側の庭では陽当たりの良いところから、開きはじめて、もう、満開だ。







 その影で、大文字草も今が見頃。





 そして、人字草も。





 その後、食事を済ませて仕事に行く。今日は午後から病院に行かなければならない。半年ほど前に痛めた肩の痛みが引かず、酷くなっているような気がして診て貰いに行く積り・・・・・。


 昼を自宅で済ませて、隣町の病院でMRIにかかる。MRIの場合は撮るとは言わないだろうな。写真じゃないし・・・・。「測定する」かな。いや、NMRだってとるっていう。その場合は録るかな・・・。まあ、いいか。


 20分ほど、動かずに寝ていた。頭を動かすな、足を動かさない、深呼吸をしてはいけない・・・・。窒息するかと思った。終わったら、帰ってよいとのこと。3時には帰宅していた。今さら、仕事に戻るのもつまらないので、また、里山を散歩した。


 車を停めて、歩いて行くと・・・・




リンドウが咲き始めていた。午後から雨が降りそうな天気になっていて、花は開いていない。



   

センブリも咲き始めている。これが、今年、初めての出会いだ。


 その後、山へ登って行くと大きなシャカシメジの株が二つ。








シャカシメジ

出始めてからちょっと経っている様子だが、まだ食べられそうだ。


 シャカシメジはもう出終わっていると思ったが、意外な出会い。そういえば、この場所では2年前も遅く、シャカシメジが出ていた。遅く出る場所というのもあるようだ。


 実は少々無理してでも様子を見に来たのには訳がある。松茸の様子を見に来たのだが・・・・、無かった。今年はもう会えないようだな。その後、山の奥の方までブラブラと歩いていったが、きのこの姿はほとんどなく・・・・


 あったのは・・・・




ほんの少しのナラタケと・・・・


 古くなった・・・・






ムラサキアブラシメジモドキ

本当にややこしい名前だ。


 近場のきのこは終わってしまったようだ。年によっては遅れてコウタケとか、クリフウセンタケがちらほらと出る年もあるのに、今年は秋のきのこは遅れて出て、すぐに終わってしまったようだ。






 とぼとぼと歩いて車に戻り、籠を車に置いて近くを散策。











   



 センブリが沢山咲いていた。控え目で清楚なセンブリの花が好きだ。









 週末は近場はやめて、ブナ帯の紅葉を観に行こう。ブナ帯に行けば見たいきのこにも出会えるかもしれない、そう思いながら帰宅した。




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ブナ帯のきのことの出会い アカチシオとかなめことか。    2012.11.01-04. 予告

2012-11-04 23:47:18 | Weblog
 あぁ、もうこんな時間になってしまった・・・・。


 今週は、近場の山を歩いてみたが、センブリやキキョウの花が咲きだしてはいたけれど・・・・






 きのこは、シャカシメジの大きな株が二つあっただけで・・・・





 他には何もなく、近場を諦めて、渓谷沿いのブナ帯の紅葉を見に行き・・・・



     


 期待していたきのこにも出会え、嬉しかった。



アカチシオタケ




フチドリツエタケ



 そして、翌日の今日、先週の復習をしに、また、なめこの谷を訪れ・・・・




なめこ



 山の幸に舌鼓。






 紅葉も盛りで気分の良い週末だった。






 予告・・・・、ブナ帯でのいろいろ。

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今年のコウタケ    2012.10.28.

2012-11-03 23:51:44 | Weblog

 


 
 飯田遠征の2日前、コウタケを収穫。出始めだったので、大半は山に残してきた。その日の内に洗って、切って干しておいた。2週間と少し、屋外に下げておいたのが、そろそろうまく乾燥できたようだ。玄関の屋根の下に置いておいたので、毎日、出勤と帰宅時に匂った。


 収穫して、3つの袋に入れて2つを冷蔵庫に保存。一袋は前日に採ってきたなめこと、それからこの日に買ってきた「久保田 万寿」1升と一緒に、お世話になった先生に贈った。酒と肴、喜んで頂けるだろうか。


 ちょっと、困るかもね。レシピも付けて送れば良かったな。




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思えば去年も同じ寄り道、金と銀と・・・銅?    2012.10.27(3).

2012-11-02 22:54:01 | Weblog

 



 山を降りた所にある集落では所々にサルビアの花が咲いていた。この朱色のサルビアは昔ながらの花だけれど、最近はあまり見かけなくなった。頑丈で花もちが良くて沢山咲いているのを見ると楽しくなる。


 国道に出て南下する。1時間ほどひたすら走り、右折。それからまた、しばらく走り辿り着いたのは去年もなめこ採りの後によった場所。氷ノ山に行ってみようかとも思ったけれど、ちょっと遠いし、夕方の山は何があるか分からない。


 去年と同じく、まず、シモフリシメジのシロを見に行った。毎度のことだが、最初はなかなか見つけられない。あれ、今年は出ていないのかな・・・・と、不安になったころに・・・




シモフリシメジ(銀茸)



 その後は・・・・







隠れている・・・・




ここにも・・・・




あれ、3つも隠れていた。


 今年は・・・・








シモコシが沢山でている。シモフリと仲良く出てくれると良いのだけれど。。


 シモフリシメジは僕の大好物だ。ホンシメジ並に旨いきのこだ。それ以上かも・・・・・




シモフリシメジ




シモコシ(金茸)



 赤松林から杉と赤松混じりの林へと歩いて行くと・・・・





これもシモコシかと思ったが、ミネシメジのようだった・・・・



 その林を抜けると砂利道に出た。少し登って行く。道から右の林に入って行くと今頃ならチャナメツムタケが出ているのだが、辺りは薄暗くなってきていて、躊躇してしまう。まだ午後の4時だが、そらは曇り空で雨が降り出しそうだ。ふと、視線を進行方向から少し左に移すと・・・・、あれ、こんなところに大きな、なめこ??



     



 近づいてみると、ヌメリスギタケモドキだった。スギタケの仲間で一番旨いと思っているヤツ。








ヌメリスギタケモドキ  銅色? ちょっと無理があるか・・・









しつこく・・・・





結構な収穫だ。何にして食べようかな・・・・、おろし合え、だな。



 そろそろ、車に戻ろう。道を引き返して下って行くと立ち枯れの木の根元にきのこがびっしり。遠目には、ニガクリタケだろうと思っていたのだが・・・・




ナラタケ



 最近、ナラタケは出ているのを見ても採らないことが多い。ナラタケを採っているとザックに入りきらなくなるから。でも、今日は収穫が少ないから採って帰るか。。全部採ったらかなりの量になる。近所に配ろう。









後日談だが、このナラタケが結構、旨かった。ボリボリというだけあって、うまく採らないとボロボロになってしまうが、崩れないように慎重に採ったのと、状態が凄く良かったせいなのか。歯応えも良くてスープに入れると美味しい。旨みには欠けるけど・・・・。



 車に乗り込み、少し下る。辺りは薄暗くなってきているが、もうひと歩き。見つけたのはきのこじゃなくて・・・・・








リンドウ


 ここにはほとんど毎年来ているが、道の脇にあるにも係わらずこれは見たことがなかった。












 午後の5時、もう帰らなければ。。これから急いで帰っても帰宅は6時半くらいかな。






 夕方のススキを眺めながら、走った。




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下る山路の紅葉       2012.10.27.(2)

2012-11-02 08:13:11 | Weblog

 

 のんびりと紅葉を楽しみながら降りてきた。途中、風が強くなり谷に落ち葉が沢山舞い落ちてきた。





紅葉の中を掻き分けて歩く感じ・・・・。







 平らな所に戻ってきた。ちょうど、12時になった。収穫はなくても腹は減るもんだ。どうせ、食べるなら居心地の良い場所を探そう・・・・。谷へ下り・・・・






 途中・・・



クリタケ




チシオタケ


 沢の脇まで降りていった。ここにしよう。






 水の流れる音だけ・・・・。苔の生えた岩に腰をかけて独り、食事をする。カップラーメンだけど。。ビールはプレモル500mLを買ってきたけれど、飲んだら帰れなくなる・・・・。なめこが少なかった弊害だな。


 見上げる・・・・


     


 食べてからしばらくボーっとしていたが、立ち上がり崖を登って車に戻ることにした。







 まだ、帰路につくには早い。車で山を少し登って周囲の様子を見ることにした。所々で車を降りて谷を覗き込む。なめこの出ている立ち枯れの木が見えたりするのだが、やはり古い。


 道の山側の崖にはジンジソウが沢山咲いていた。花は盛りを過ぎているが、まだ何とか見られるものも多い。














 山の上の方はかなり色付いてきている。ブナの黄葉は来週くらいが良いのかな・・・・











 13時40分。これから国道まで下り、帰りに何処かに寄ってきのこを探して帰ろうか・・・・。何処に寄る?


 考えながら走る。


つづく。




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