翌朝、早めに家を出て広島に向けて中国道を走った。
走り始めたのはいいが、いつもどおりの行き当たりばったり。午後の一時過ぎに、福山駅に姉を迎えに行かなければならないが、それまでは自由な時間。どこで高速を降りて、何を見てから駅に向かおうか・・・、朝飯のおにぎりを齧りながら西進する。
結局、春先に沢山のカタクリに出会った谷のその後を見に行くことにした。あのカタクリの後、どうなっているのだろう・・・、あの谷を犬を連れて散歩していた近所の方が、これからイチリンソウ、ニリンソウ、ここには三輪草も咲きますよ・・・そう言っていたことを思い出していた。
この先、崖崩れ、通行止めの看板を横目に進む。
ニリンソウ
さっそく、ニリンソウだ。あれ?左の花、2輪の付け根に小さな蕾がある。
サンリンソウ
ニリンソウとサンリンソウ・・・、明確な違いはないのだろうが、図鑑によってはサンリンソウとして別に記載されているのもあるな・・・。四葉のクローバーみたいなものではないのか・・・・。
その近くには、少々くたびれたイチリンソウ。
イチリンソウ
こちらはまだ、綺麗。
イチリンソウ
石灰岩質の山の斜面に特徴的な花たち・・・・
ヤマルリソウ
十二単
5月になってもこの谷は魅力的だな・・・、と思いながら歩いていた時、ふと、大き目の黄色い花が目に写った・・・
ヤマブキソウ
ここにも咲いているのか・・・
咲いている花の数が半端じゃない!ヤマブキソウって群生するものなのか・・・・・
ヤマブキソウ
前回、訪れた時は、谷はユキワリソウで白く染まっていたけれど、今回は、何と谷は山吹色に染まっていた・・・・・
道は、さらに奥に続いている・・・・・