ナラタケモドキ
金曜の夜、帰宅しようと勤め先の駐車場へ向かう途中、枯れた木の根からナラタケモドキが出始めたことに気が付いた。
この季節に長雨が降ると一気にナラタケモドキが出始めるはずなのに、今年は出ないなぁと思っていたところだった。やっと、動き出した。
翌、土曜日。特に早起きをしてということは無かったが、朝食の後、庭を一回りしてから、先週も訪れた山裾を歩くことにした。
車で北上する途中で、しばらく会っていない別荘の友人宅に寄ることを思いついた。友人宅の近くの林にブルーのアウレオが出ているかもしれない・・・
?アワタケかな・・・
友人は別荘に来ているようだが、昼前で食事をしているのかもしれない。畑には出ていないようなので、コロナ禍でもあるから挨拶なしで、
林の様子を見ることにした。ブルーのアウレオの出ていた場所を歩いてみるが・・・・
ニガイグチの仲間
いろいろときのこの姿はあるけれど、目的のアウレオの姿は見えなかった。
林を出て、径を隔てた隣の区画の様子も見ることにした。この場所は昔は別荘用に拓かれた山の斜面なのだが、2軒しか人が入らず、
山に戻ってしまった場所なのだ。
不明のイグチ
傘の径は10cmくらいある。傘の色は明るい茶色で大きなアミタケといった感じ。裏の孔口は大きくて、これもアミタケのようなのだが、
柄の先が黄色く色付いている。
思い出した!何年か前に、この場所で採取した未記載種のイグチだ。その時は、確か塩素臭のするイグチとしてブログに書いたように思う。
クリフウセンタケ
何故か、3つだけ出ていた。この近くにクリフウセンのシロがあったはずだが、長いことチェックしたことはない。別荘の友人に明け渡した積り。
友人は別荘の中に居るようなので、ポストの前にクリフウセンタケを一つ、気が付くように置いて、山裾の森に向かうことにした。
10分後、車を林道途中の池の脇のスペースに停めた。目の前の木を見ると・・・・
木の幹からにナラタケモドキが出ているじゃないか。
上を見上げて合点が行く。
枯れてたのか・・・・、悲しいナラ枯れ。こんな景色を毎週見ていると気が滅入ってくる。
森に入ると、1週間前とは違ってそこここの枯れ木、枯れ枝からはナラタケモドキが出たいた。しかも雨に叩かれて、採る気にはならないような状態だ。
森の中を歩いて行くがナラタケモドキ以外のきのこの姿は少ない。
ミネアカゲシメジ
先週も撮ってブログにあげた。また、匂いを嗅ぐのを忘れた。最近、きのこの匂いを嗅ぐ癖が無くなっているみたい。
これは?ひょっとして?
Aureoboletus sp. 黄色いタイプ
久しぶりに出会ったような気がする。3年ぶりくらいかも。ブルーのアウレオには会えなかったけれど、イエローには会えた。
もうひとつ。まだ若いイエローのタイプ。黄色が鮮やかだ。
近くに普通のヌメリコウジタケが出ていた。比較してほしい。
ヌメリコウジタケ Aureoboletus auriporus (Peck) Pouzar
?
アンズタケの色ではないし、ベニウスタケでもなさそう。
ヤマボウシ
昼も過ぎたし、一度、帰宅することにした。