CORRESPONDANCES

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Jean Roger CAUSSIMON

2012年04月29日 11時56分53秒 | 歌手の紹介に関して

Moi je suis du temps du tango : Jean Roger CAUSSIMON
Jean Roger CAUSSIMON & Jean Roger CAUSSIMON:
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Correspondances過去記事で紹介したBarbarie chante BARBARAのBarbarieさん、典型的なユダヤ人の顔、それに強制収容所に肉親が入れられていたのではないかと思えるような、悲しみを喚起させる身体つき、このひとがずっとBARBARAを歌っているのは、ユダヤ人としての共感があるからかもしれない。
このBarbarieさん、驚いたことにこれが本名らしい。てっきり「Barbarie Barbara」からとった芸名だと思っていた。彼女の話から知ったのだが、Leo Ferre作詞・作曲の作品に「Barbarie」という歌があるらしい。早速探してみた。
Leo Ferre chante 「Barbarie」:
Leo Ferreらしい感じの曲だ。
「Barbarie Barbara」の方は、石井好子先生も楽しそうに歌っていらっしゃった。(こちらで部分的視聴可能
この曲は今日取り上げたJean Roger CAUSSIMONの作詞・作曲。
本人の歌唱も探してみた。

Jean Roger CAUSSIMON chante 「Barbarie BARBARA」:
なかなか素敵な曲だ。
・・・・・・・・・・・
ところで前々から、Jean Roger CAUSSIMONを紹介したかったのだが、なかなかBARBARAと関連付けられなかった。しかしBARBARAも実はJean Roger CAUSSIMON作詞(作曲はLeo Ferre)の曲を歌っているので、その曲を取り上げることにした。

Barbara - Monsieur William
Monsieur William - Serge Gainsbourg
Léo Férré - Monsieur William
Monsieur William : Jean-Roger Caussimon..
Monsieur William :Bernard Lavillier & Catherine Ringer

ここまで書いて、この曲を以前自分で訳したことを思い出した。6年も前のことだ。
「Du Soleil Levant」:Monsieur William:
You Tubeに面白い版画があった、歌詞を読みながら見ると楽しいかも。
Jacki Feydi chante Monsieur William:
人の一生って何だろうと、考えさせられる歌だ。

・・・・・追記:2012年4月29日・・・・・
今朝目覚めて、ふと思ったのだが、Monsieur William
この曲には黒人差別が入っている。時代を考えれば
これくらいはどうと言うことはないのだけれど。
この時代ならば、当たり前の感覚と言うべきか。

これに似たBarbaraが歌う曲を以前に(7年前に)訳したことをまた思い出した。
内容が似ているかどうかは私の主観に過ぎないが。
BarbaraのほかGrecoも歌っている。
これはAlcyonがBarbaraをカヴァーしたもの
BarbaraやGrecoとはちょっとイメージが違う。
タイトルはLes Dames de la Poste 
「郵便局の三人連れ
こちらは7年前にClaudineの名で私が
Du Soleil Levantに訳出したもの。
GrecoやBARBARAにしか歌えないと書いている。
「人生まじめ、平凡が一番。世間様に後ろ指さされることなく、静かに片隅で、小市民的に分をわきまえ日常に小さな喜びを見いだせれば、それが最高の人生」という一般的、特に日本人の感覚にはあわない。
William氏や郵便局のご婦人たちが最後にどうなっているかを考えれば、歌詞の内容、そして私が類似しているので思い出した、と言う意味がお分かりいただけると思う。今様の日常的価値観で言うと、これもまた小市民的にまじめに労働するものにたいするArtist感覚側からの差別の歌詞である。




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