午前十時の映画祭「赤ひげ」を見てきました。
東宝シネマズ岐阜 第3回新・午前十時の映画祭 名作シリーズ (やっぱり絵になる男たち)
「赤ひげ」
監督:黒沢 明
出演:三船敏郎 / 加山雄三
日本公開年:1965年
巨匠:黒澤明監督の不朽の名作。小石川養生所に勤めることになった青年医師・保本(やすもと:加山雄三)は反発するが、ベテラン医師・赤ひげ(三船敏郎)の診療を通して貧しい人々の生活を知り、医師として人間愛に目覚めていく物語。
人間の善意というものを、3時間20分徹底して描いた映画でした。若い頃から多くの映画を見てきたのに「赤ひげ」は見ていません。予備知識まったくなし、喫茶店が休みの日でネット検索したら運よく引っかかった。時間もよし、約20キロのショッピングモール・カラフルタウン岐阜です。
開店のドアを開けて貰うまで20分ほど待った。切符売り場で「前作の”エデンの東”は長くやっていたね。よく入ったのでしょう」「2週間ほどやっていました」
モギリにも時間があるので喫煙室で一服、ここはイオンより快適な作りです。トイレにも行き万全でモギリへ「長い映画なので途中10分の休憩があります」という。4番スクリーン入口に3時間20分の長編、10分休憩ありと、看板が立ててありました。
やはり黒沢さんは巨匠だったなあと再認識、ディテール・細部にこだわる映像作家だったが、細かく作ってあった。50年も前のモノクロフィルムが最新デジタル化で、セリフが聞き取りにくいと定評があった三船も実にクリアに聞こえる。保本の役が初め誰かな?と思っていたら若大将・加山雄三だった。
それくらい若々しくみずみずしい加山は、役者になるか悩んでいたがこの映画のヒットで、俳優の決意が固まった映画らしい。
観客約20数名、杖をついた90歳代のお婆さんが孫に連れられ見に来ておられた。入場料1,000円
田中絹代、杉村春子、山崎努、志村喬、藤原鎌足、香川京子など、いにしえの名優に会えました。
それにしても Wiki の「赤ひげ」解説はよく書き込まれています。是非映画を見てください。