・冬至の頃

　今年も僅かとなりました。旬の草花は千両、万両。たくさん実をつけて正月を迎えるのは縁起の良い
　彩ですが、２０１９年は…？。世相は人口知能だ、デジタル革命だ…と煽り立てるばかり。
　大企業のデータ改竄、偽装、歯止めが効かない弱者へのいじめ、虐待、振込詐欺、そして若者の自殺の
　増加等々、良識ある大人はどこへ行ってしまったのだろうか。
　人口知能、デジタル革命の深化（進化？）は２１世紀の人類にどのようなバランス変化をもたらすの
　だろうか。
　

　・南側の通りを挟んだ土地に新築の家が６棟ばかり建った。全部３階建て視界不良となり、短い　
　　冬の日射しがさらに短くなってしまった。　

　　＜冬の日の　三階建ての　隙間抜い　入り日待ちわぶ　オキザリス花＞

・ ダイモンジソウ

　ダイモンジソウは赤系が三株、白が一株地植えされているが、夏の暑さで葉が枯れ落ちてしまった。
　鉢植えの物は涼しい場所にも移動できるが地植えは遮光ネットなど使用するも暑さには耐えられなかった。
　地植えの場合はなかなか難しい。
　暑さも和らいだ１０月初めごろから新しい葉が成長始めたが赤系の三株は白に比べて勢いが弱く数本の
　花茎をつけて開花するも写真にならない寂しさ。白いダイモンジソウはやっと見られるようになった。
　今年の開花は一ヶ月近く遅い。白だけが蕾を多くつけたが開花するまで一ケ月近くもかかっている。
　
　＜２０１８．１２．２＞

　＜２０１８．１２．８＞

　

　ラミュームの葉に落ち葉。アンズの赤朽葉と黄朽葉、もみじの一葉。　　　

　

・雲よ風よ空よ

　
　　墓参りに初めて富士霊園を訪れた。整備が行き届き富士山も間近に見える清々しい広大な霊園である。
　　午前中は富士の頂も眺望できたが午後になると気まぐれな雲たちは富士を纏ってしまった。
　
　　♪たえず流れてゆくお前たちにも心なんてものがあるんだろうか、
　　雲よ風よ空よお前たちは知ってるかい、ふとした出逢いに胸ときめかすあの優しい喜びを……♪。

　　残念ながら雲たちは富士を隠してしまったが、やさしい一面も見せてくれた。

　　＜２０１８．１１．３０＞

　　　　

　

　　山茶花の赤と空の青、そして綿のような雲と。