野鳥、旅、nature、
 ♪ 雲よ風よ空よお前たちは知ってるかい、触れ
 合う心に夢溢れくる、ほのぼのとした喜びを…。

 禁:無断転載




歌謡曲(特に演歌)が好きなので、テレビ番組はよく観る。 NHKの1Ch、BS3、また7Chの歌謡番組は
力を入れているのが分かる。 日本の歌謡曲が忘れられないよう努力しているのはうれしい。
観客席を映すと、いつも客席は満杯で、それだけ日本の歌謡曲が愛されていると思う。
しかしながら、最近は新しく親しまれる曲、ヒットが少ないように感じる。 懐メロのカバーが多くなった。
これはこれで名曲が引き継がれるのは歓迎したい。 しかし古手の歌手以外は聞いただけでは誰が歌っている
のか、顔がうかんでこない。 若い新人の方が多いが皆さん教科書(師匠の教え)通り歌っていると思う。
しかし声の質も曲回しも、みな同じようなで味付けがない。 これでは上手いとはいえない。 特に女性の歌手
にこの傾向が強いがこれは天性なので仕方ないと思う。 第二、第三のひばりが生まれるのを待つしかない。

一方、自信横溢している古参の女性、ko…さんやya…さん、曲のフレーズの途中で、しばしば崩した歌い
方が出るのは聞き障る。 これは年輪を重ね、変に気取った曲回しにするのか、これはやめてほしい。
初心に帰って持ち味を出してほしいと願う。

世界には、クラシックといわれる古典やイタリアオペラ、フランスのシャンソン、米国発祥のジャズなど世界中の
人々に永い間親しまれてきた名曲は多い。
日本には古くから独自のさまざまな民衆歌謡があるが、特に戦後以降のいわゆる流行歌(または歌謡曲)、演歌
などに注目すると今世紀の進化はすばらしい。 何がすばらしいか、と云えば歌手の背後の演奏の進化である。
さまざまな楽器による演奏方法と音響効果技術、原曲を元にした曲奏をマネージメントする技術の発展はモーツ
アルトの舞台オペラを凌いで余りあると思う。 これらは日本人が伝統的に持っている感性を背景にした独自の演
奏わざであろう。 日本の演歌(歌謡曲)は歌手とオーケストラとが一体となった総合芸術の領域にある、と云っても
過言でない。(時々歌手の背後で多勢踊ったり、飛び跳ねたりするステージがあるがこれは論外として)

この時勢、デジタルの発展は利便性は向上するが、スマホを放せず、自然の移ろいに気を配れない人々の中から
は優れた曲や作詞、そして歌い手は生まれてこないのではないか、と危惧する。 演奏や音響総合技術、情報技術は
進化するが、アナログの世界である作詞、作曲、歌い手は迷走…する、にならなければ良いが、と思うこの頃である。

<なつかしい風景>


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