謙虚は最強の武器

せっかく成功したのに、
そのあと、
大失敗する人を嫌といくほど見てきました。

なぜ、成功は続かないのだろうか？

それらの人の特徴をじつくり観察してみると、
ある共通点に気がつきました。

彼らは皆、
成功するまでは、
己に力がないことを自覚しているので
謙虚で前向きな人間でした。
当然、
ツキにも恵まれます。

しかし、
ある程度の力がつき、
仕事が順調に運ぶようになると、
自分の力を過信し、
周りを甘く見て、
謙虚さを失ってしまうのです。

そして、
一緒にツキも失ってしまいました。

目に見えないところで、
見えない力が働いているのが、
世の中というものなのに、
そういった大切なことをすっかり忘れ、
まるで自分中心に動いていると
錯覚してしまったのです。

先人は「勝って兜の緒を締めよ」と、
勝っても油断するな、
勝利しておごりがちになる気持ちを抑えろ
と言っています。

こんな簡単なことを
多くの人は失敗して初めて気づくのです。

しかし、
ときすでに遅し。
もう手遅れです。

そして、
成功すると、
それ以前にはいなかった
強い敵になる可能性のある人間が
周りにたくさんできています。

それらの人を敵にまわさない最強の武器、
それが「謙虚さ」なのです。