夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

筍づくし

2016-04-24 16:11:19 | 日記
奈良に泊まった夜は、美味しい野菜とお酒を求めて「分田上」に寄ってきた。

この店は、以前取り上げたことがあるが、店主自ら畑で育てた野菜たちを料理しもてなしてくれる。
料理には手を加えすぎず、その野菜の本来の持ち味が引き出されている。
店主が言うには、自分の場合、野菜は素材が9割で、料理人の腕が1割ぐらいだと思っている、とのことだ。

店内は割と広いが、カウンター席に7、8人しかおらず、店主一人でもてなせるだけの人数しか入れないようだ。


この日は、今が旬の筍を中心に、筍水煮と青菜、おでん大根(自家製みぞをつけていただく)、水炊き(鶏せせりと春菊など)、筍と山菜の天ぷら、筍ご飯(釜で炊いたお焦げ付き)などを出していただいた。
2時間以上かけて、店主ともじっくり話し合いながらゆるゆると酒を飲み(写真の瀧澤や刈穂など)、美味しい野菜を味わうことができた。
また奈良に行く機会を作ってでもぜひ行きたい。