「渦の道」を見た後は、大鳴門橋を通って、対岸の淡路島南にある温泉旅館「うめ丸」へ。
とろりとした湯の感触のうずしお温泉に入り、遠くに大鳴門橋の見える海景色を部屋から眺めながらくつろぎ、瀬戸内の魚介類をふんだんに使った美味しい料理のおもてなしを受け、まるでお殿様のような気分を味わった。
この旅館は特に、鯛料理が自慢だそうで、夕食では丸ごと一尾の鯛が活造り、刺身、アラ煮、また宝楽焼きとして出てきて、皆さん大いに喜んでおられた。
翌日は明石方面に向かうため、淡路島を北上する。
その途次、「たこせんべいの里」に立ち寄り、さらに近くの直販所で島の特産品を買う。私は、蒸し野菜用にタマネギ、サツマイモの「里むすめ」(鳴門金時の最高ブランドだそうで、糖度が高くて美味しかった)、キャベツを買った。
その後、北淡(ほくだん)震災記念公園に行き、野島断層を見てきた。
これは、平成7年の阪神・淡路大震災で現れた野島断層の一部をそのまま屋内保存・展示し、映像や図などで解説を施したもの。断層による様々な地形の変化の様子をわかりやすく見学することができた。
阪神・淡路大震災は、六甲・淡路島断層帯が活動したことにより起き、震源に最も近い野島断層は、北淡町で約10㎞にわたって断層による地面のズレが地表に現れた。断層によって約50㎝~1mの高さで大きく隆起したり、1~2mも横ずれを起こした様子を実際に見ると、マグニチュード7.3、最大震度7を記録し、死者6,434名の犠牲をもたらした自然の脅威をまざまざと感じた。
折しもこの日の新聞で、京大阿武山地震観測所が、大阪平野から淡路島までの地下構造を3次元映像化することに成功したという記事が掲載されていた。そこに書かれていたのだが、100万年間に阪神・淡路大震災クラスの大地震により断層のズレが1~2m生じることを約1,000回も繰り返して六甲山(931m)はできたのだという。
日本列島は4つのプレートの上に存在しており、危険な活断層が多く、また南海トラフ断層のようにいつ大地震が発生してもおかしくないと警戒されている断層もある。東日本大震災の甚大な被害も、まだ収束を見てはいないし、この国に住む限り、地震・津波や火山の噴火といった自然災害には、常に物心双方での備えを怠ってはならないことを思う。
岩をくだき地さへ引き裂く大地震(おほなゐ)のあと生々し野島断層
大地震の体験装置1.17の40秒の揺れにただ怖づ
とろりとした湯の感触のうずしお温泉に入り、遠くに大鳴門橋の見える海景色を部屋から眺めながらくつろぎ、瀬戸内の魚介類をふんだんに使った美味しい料理のおもてなしを受け、まるでお殿様のような気分を味わった。
この旅館は特に、鯛料理が自慢だそうで、夕食では丸ごと一尾の鯛が活造り、刺身、アラ煮、また宝楽焼きとして出てきて、皆さん大いに喜んでおられた。
翌日は明石方面に向かうため、淡路島を北上する。
その途次、「たこせんべいの里」に立ち寄り、さらに近くの直販所で島の特産品を買う。私は、蒸し野菜用にタマネギ、サツマイモの「里むすめ」(鳴門金時の最高ブランドだそうで、糖度が高くて美味しかった)、キャベツを買った。
その後、北淡(ほくだん)震災記念公園に行き、野島断層を見てきた。
これは、平成7年の阪神・淡路大震災で現れた野島断層の一部をそのまま屋内保存・展示し、映像や図などで解説を施したもの。断層による様々な地形の変化の様子をわかりやすく見学することができた。
阪神・淡路大震災は、六甲・淡路島断層帯が活動したことにより起き、震源に最も近い野島断層は、北淡町で約10㎞にわたって断層による地面のズレが地表に現れた。断層によって約50㎝~1mの高さで大きく隆起したり、1~2mも横ずれを起こした様子を実際に見ると、マグニチュード7.3、最大震度7を記録し、死者6,434名の犠牲をもたらした自然の脅威をまざまざと感じた。
折しもこの日の新聞で、京大阿武山地震観測所が、大阪平野から淡路島までの地下構造を3次元映像化することに成功したという記事が掲載されていた。そこに書かれていたのだが、100万年間に阪神・淡路大震災クラスの大地震により断層のズレが1~2m生じることを約1,000回も繰り返して六甲山(931m)はできたのだという。
日本列島は4つのプレートの上に存在しており、危険な活断層が多く、また南海トラフ断層のようにいつ大地震が発生してもおかしくないと警戒されている断層もある。東日本大震災の甚大な被害も、まだ収束を見てはいないし、この国に住む限り、地震・津波や火山の噴火といった自然災害には、常に物心双方での備えを怠ってはならないことを思う。
岩をくだき地さへ引き裂く大地震(おほなゐ)のあと生々し野島断層
大地震の体験装置1.17の40秒の揺れにただ怖づ