ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

さーて、来週の阿部みかんは?

2014-11-13 16:49:24 | 阿部みかん農園

 もりひこです。


 11月は、例年、早生みかんの出荷時期なんですが、今年は、(今年も)早生はほとんどありません。


 しかも、12月用の中生みかん(南柑20号)が、すでに食べられる状態で、こちらを、予定より早く出荷することにいたしました。


 前倒しで、20号を出荷するため、12月のみかんが、なくなる恐れがあります。


 今年は、過去に経験のないほど、夏場の天候不順があって、柑橘の出来栄えに大きな影響を与えており、みなさまには、大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞ、ご了承くださいませ。


 来週より、南柑20号を、随時出荷してまいります。

ねをあげる

2014-11-13 15:46:03 | 栽培の現場

 音を上げる。


 値上げとは違います。




 今日は、久々に寒気が入ってきて、朝から冬の空気。


 いつもと同じ格好で、午前は平気でしたが、午後はさらに寒くなりました。


 もっと作業したかったのだけど、寒さに耐え切れずに、途中でギブアップ。


 段取りもあるから、いったん家に帰って、厚着してから、また作業するというのは、効率の面では、良いとは言えません。



 ぎりぎりまで我慢したけど、やっぱり帰って厚着してきた方が、良かったかもな。選択をミスったな。


 今は家でとにかく冷え切った体を温めて、風邪をひかないようにケアしています。


 もう引いてしまったかも…。

マメシンクイガ

2014-11-13 12:27:51 | いきとしいけるもの

 天気が続いたので、干していた大豆のさやも乾燥し、少しずつ豆を取り出しています。



 出来は、なかなか。


 マメシンクイガによって、かじられた豆も、結構ありますが、これらは、味噌用にします。


 丸々太った、きれいなやつは、来年の種として、残しておきます。


 
 くどいですが、種の方が、重要なんです。




 仮に、逆のことをしたとしましょう。いい豆は全部食べて、残ったくず豆をまいても、もう、栽培はできなくなります。その時点で、ゲームオーバー。新しい種を、入手しなければなりません。



 ところで、害虫の被害をなくせば、種もとれるし、自分でもいい豆が食べられるのでは、と考える人もいると思います。


 しかし、世の中、そう甘くはないのです。


 殺虫剤を多用すれば、大量生産が、可能なのかもしれません。


 でも、それでは、種を残すことの重要性が、薄れてしまいます。


 子孫を残すことの意義が、失われてしまい、その思いを、次世代へ伝承できなくなる可能性が、あるのです。



 それって、豊かな暮らしと言えるのでしょうか?


 今や、世界では遺伝子組み換え大豆なる、おそろしい脅威が、徐々に広まってきています。


 これこそまさしく、人間が、未来に向けて、豊かな暮らしを伝えてゆくことを、破壊するものにほかなりません。



 美しい自然と、人々の豊かな暮らしや文化を、奪われてなるものか。



 そんなことを思いながら、さやから豆を取り出しています。