ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

2023 初秋蚕 始まったよ!

2023-08-15 08:52:02 | 養蚕

 相次ぐ台風の接近にドキドキしながら、初秋のお蚕さん飼育がスタートしました。


 桑の生育は、良好。蚕舎の室温は、27度以下。天井が高いので、涼しいのです。


 日中、外は、まだまだ、暑いので、油断せずに。


 去年は台風の吹き返しの寒気で、体調崩したもんな。


 残暑お見舞い申し上げます。

紫電改 その3

2023-08-02 19:08:25 | 気づいたこと

 愛媛県愛南町に、紫電改が展示されているのは、なぜか?


 太平洋戦争末期、海に墜落した機体が、戦後になってダイバーによって偶然発見され、引き上げられたのでした。

 その時には、機体にフジツボがびっしりだったそうです。


 関係者達によって、展示することとなり、フジツボは綺麗に除去したものの、ひん曲がったプロペラや、剥がれたボディ部分は、あえて修復せずに、展示することになりました。これは、遺族の方々からの要望で、戦争の悲惨さを後世に伝えたい、という思いからの要望だったようです。


 展示館には、漫画家のちばてつや先生のサインがありました。『紫電改のタカ』という作品を描いていらっしゃいます。これも読んでみたいな。


 紫電改は、2000馬力の、当時の最新式エンジンと、ベテランパイロットでなくとも高度な飛行が可能な自動フラップシステムを搭載しています。ただ、これだけの開発技術があっても、敗戦濃厚な当時の日本、材料も工員も足りない中で、どうにかこうにか制作されていたようですから、不具合なんかも多かったのではないでしょうか。そして、まもなく、敗戦。終戦となるのです。


 なんか日本の今の状況に、似てるような気もするなあ。

紫電改 その2

2023-08-01 18:57:33 | 気づいたこと
 紫電改を観に行こうと思ったきっかけの一つが、宮崎駿監督の最新作。

 宮崎駿さんの父親は、戦時中、戦闘機の風防部分を作る工場を経営されていたようです。


 映画にも、その頃の思い出を基にしたようなシーンが、出てきます。


 あとは、大好きな落語家、川柳川柳(かわやなぎせんりゅう)師匠の落語。戦時中、子供ながらに零戦の部品を作らされていたそうです。フラップ(補助翼)を作っていたそうですが、「まあ、俺が作るぐらいだからね、うまく飛んだかどうか・・・」なんて語っていましたね。


 零戦は、艦上戦闘機といって、航空母艦から発進するように設計されています。なので、小型なんですね。

 空母に満載して、わざわざハワイ沖まで行って、そこでアメリカ軍に先制攻撃をかけたことが、ことの発端。


 あれからまだ100年も経ってないのに、敵基地への先制攻撃を正当化する法律を、着々と準備しているんだから、困ったもんだ。

 
 「リメンバー パールハーバー。」




 ま、それはさておき、紫電改の原型は、海上戦闘機「強風」のようです。

 海上戦闘機は、「紅の豚」のポルコ・ロッソが乗っていた、あのタイプ、つまり、水面を利用して離着陸する飛行機です。


 この、海上飛行機を、陸上タイプに作り変えたのが、「紫電」。

 しかしながら、単純に水上用の部品を陸上用に変えただけでは、使い勝手が悪いことに、あとで気がついたようで、もう一度、全面的にデザイン変更、仕様変更をしたのが、「紫電改」と、いうことになるそうです。


  つづく