ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

引っ越します。住所、電話番号変わります。

2015-06-26 06:08:58 | 阿部みかん農園

 廃業に際して、住所も変わります。電話番号も変わります。


 御用の方は、メール等で、お知らせいただけたらと思います。



 廃業のきっかけのひとつが、借家の大家さんからの、退去勧告。


 老朽化したこの借家(貸家)を、解体したいとのことでした。


 大家さんも、高齢になって、財産の処分をしなければならなくなってきたということなんだと思います。

 
 なので、その申し出を、受けることにいたしました。


 家がなければ農家もできないので、廃業することに。


 

  『無農薬のみかん農家では食べてゆけない』とかいう人も、いまだにいるけれど、私は10年間一度も赤字決算を出してなかったし、食べてゆけないなんてことは一度もなかったわけです。


 そこは、間違わないでほしいですね。

 



ついに廃業

2015-06-23 15:47:43 | 阿部みかん農園

 お知らせいたします。


 このたび、みかん農園を廃業することとなりました。


 理由は、いろいろなんです。



 経営は、ぎりぎりのところで推移していましたが、このままでは、行きづまることが見えてきたので、ここでやめようと、思いました。独身での経営は、やはり厳しかったです。もともと独身でやるつもりはなかったのですが、10年間、パートナーを得ることができませんでした。

 



 これまで、支援してくださったお客様には、大変申し訳なく思います。頑張って続けてほしいというご要望もありましたが、どうか、ご了承くださいませ。


 
 
 さて、今後に関してですが、みかん農園をいったん止めはしますが、これまで培ってきたことを生かして、
新たなステップに進むつもりです。ふたたび、みかんをお届けできる日が、来るかもしれません。それまで、どうぞ、変わらぬご声援をいただけましたら、幸いです。



  また、このブログは、継続して行く予定です。自然を愛し、恵みに感謝しながら、その喜びをシェアしてゆけたらと思っております。


 出会った生きものの話。であった人たちの話。であったおいしさの話など。


 今後とも、よろしくお願いいたします。


  もりひこ

 

ざいこ

2015-04-30 04:19:25 | 阿部みかん農園

 ゴールデンウィーク。


 世間は、行楽シーズンですが、農家にとっては、田植えや、野良仕事で忙しい時期。



 気温が高くなる、初夏の陽気になると、さわやかなものが食べたくなりますね。


 この時期、柑橘の注文が結構、あるのです。



 でも、柑橘は、基本、冬の食べ物。ゴールデンウィークは、みかんの花の時期で、みかんの実は、ありません。(例外もありますが)



 数日前から、知り合いなどから、柑橘はないかと問い合わせが殺到(?)しています。改めて申し上げます。この時期は、ないです!


 例年ならば、みかんジュースがあるのですが(ジュースが一番売れるのも、この初夏の時期)、昨シーズンは不作のため、ジュースも作れませんでした。なので、何一つ、売るものがありません。


 どうぞ、ご了承くださいませ。



 さて、年に一回しか、基本的に収入のないみかん農家。我が家は2年連続不作で、今年はすでにフトコロもカラッカラ。乾いたぞうきんを絞られる日々であります。



 そこで、無茶々園のファーマーズユニオンにおねがいして、今日はアルバイトに行きます。久々、南郡の甘夏収穫バイトです。


 甘夏は、柑橘の例外として、この時期でも収穫ができます。


 花のあるこの時期は、正直、甘夏はおいしくないと思ってますけれど、とにかく、柑橘が市場にない時期でもあるので、販売には有利なんですね。


 で、今朝は4時に起きて準備をするも、未明から雨!!


 さいさきが、危ぶまれ…。

かりこみ

2015-04-25 11:33:36 | 阿部みかん農園

 庭のヒラドツツジ。


 今年も、美しい花を楽しませてくれました。


 1週間ぐらい、鮮やかな花を見ることができたかな。



 で、今日は、刈り込みをしました。


 花はまだ咲いていますし、これからしばらくは、まだ花が楽しめるのですが。


 昔読んだ、植木屋さんの本で、つつじは花のある時に刈り込むと、書いてあり、それを実践し続けています。




 花のある時に刈り込むのは、もったいない、と思うかもしれません。


 でも、逆なんですね。



 思い切って、刈り込むことによって、来年もまた、美しい花が、見られるというわけ。いにしえの知恵はすごいもんだ。



 伊勢神宮が、20年おきに遷宮をして、お宮を建てかえますけれど、あれも、もったいないと思う人がいます。


 でも、大切なのは、建物じゃなくて、建物を建てる技術なんですね。これが途絶えたら、1000年、2000年先にまで、伝承ができなくなってしまいますから。


 なので、20年おきに、真新しいお宮を建てる。なんてすごい知恵なんだろう。


 すべては、未来のため、という、しっかりしたテーマが、根底にあるんですよね。



 わが農園も、そういうテーマを、根底に置いている、つもり。

どくだみ

2015-04-20 18:07:23 | 阿部みかん農園

 どくだみの季節というと、6月から、7月、という、イメージかもしれません。


 花がそのころ、咲きますからね。



 時折、どくだみ茶を作るのですが、葉を摘む時期は、花の咲く前がいいと言います。


 てなわけで、いつもは、梅雨入り前に、摘んでいました。


 しかし。



 梅雨の時期に、葉っぱを干しても、なかなか、きれいに乾かない。当たり前だけど。


 一度、空梅雨の時に、うまい具合に干せたことがあったけど、あれは運が良かっただけ。



 で、ふと、今の時期に摘んだらいいんじゃない?ってことに気が付いて。(遅ればせながら)



 このあたりは、温暖な地域ですから、4月にはもう、かなりどくだみが茂ってきます。


 先日収穫し、うまい具合に天気が続いて、いい感じに干せています。(昨日今日は雨で、部屋に取り込みました)



 どくだみ、生えているときは独特の強いにおいですが、うまく干せると、とてもいい香りに変化します。


 これが、また、おもしろい。



 明日からはまたいい日和になりそうなので、再び干して、いいお茶に仕上げたいです。