ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

カメムシ 飛来増加

2013-09-26 10:47:54 | 栽培の現場

 ついに、狩浜本浦地区も、共同かん水がスタート。

 いよいよ厳しい雨不足です。


 追い打ちをかけるように、狩浜地区ではカメムシの飛来が増加しています。


 先週はまだほとんど被害がなかった、日ノ浦の園地を見て回ったら、被害がけっこう出ていました。


 7段階で言うと、レベル3ぐらい。



 やばいレベルです。


 まだ9月なので、被害がさらに拡大する可能性があります。


 2003年、2008年のような状況になると、レベル7です。(これは個人的見解です)



 先週は、チャバネアオカメムシをよく見かけましたが、今週は、一回り大きな、ツヤアオカメムシがかなり見受けられました。


 何度も繰り返しますが、カメムシによってみかんが全滅しても、私は、農薬を使用しません。

 みかんが全滅したところで、私は不滅です。


 
 

 私は、年間を通じて、一切農薬を使用しませんから、農薬代、農薬散布の手間、農薬の管理、廃棄、栽培履歴の作成など、必要がありません。先行投資が、圧倒的に、少ないのです。


 また、私は、年間を通じて、一切肥料を散布しませんから、肥料代、肥料散布の手間、肥料の管理、廃棄、栽培履歴の作成など、必要がありません。先行投資が、圧倒的に、少ないのです。


 今年の酷暑では、個人でかん水作業をした農家さんも多いです。私は、一切やっていません。(共同かん水のみ、作業に参加しています)

 先行投資が、圧倒的に、少ないのです。


 上記の先行投資が大きければ大きいほど、収穫物の販売で、回収をしなければ、という思いが強くなるのは、当然のことと思います。なので、収穫量を左右するカメムシ防除を徹底するのは、農家の心理や、経営面から、理解できます。



 先行投資が少ない私でも、一年間、草刈りや剪定、摘果をして育ててきて、全滅になるのは、つらい所です。

 2008年なんかも、みかんは順調すぎるほど順調に育っていましたし、今年も、日ノ浦の南柑20号はいい感じに仕上がりそうだったので、がっくり。


 そして、私は、カメムシに罪がないことを、今後も訴え続けてゆこうと、思うのでした。



 「いったい本当の敵は誰だというのかい?」(『崩れ落ちるもの感じるかい』・よしだよしこ様)

秋日照りで

2013-09-26 06:34:57 | 栽培の現場

 9月は、2つの台風で、乾ききった大地がいったん潤ったのですが、ここへきて、また雨不足が深刻化してきました。


 狩浜・枝浦地区では、昨日から秋の共同かん水が、始まりました。2007年の大干ばつに、似てきました。


 温州ミカン、甘夏などは、肥大が進んできましたが、ポンカンは、この少雨で大苦戦。小玉傾向のため、今後も摘果作業に追われそうです。


 先日、内子の農家さんたちとおしゃべりをした際、内子でも雨不足が深刻で、秋冬野菜の生育に、大きな影響が出ているとのことでした。



 このところ毎日、晴天が続いているので、休みなく仕事をしていたのですが、ちょっと疲れが出てきたので、昨日は半日オフにしました。自営業の利点を、有効に活用しています。


 温泉に入って、リサイクルショップで秋物のシャツを物色して。


 いい気分転換ができました。



 10月はイベント目白押し、思いっきり遊べるだけの体力を、温存しておかなければ。

ちょきん

2013-09-23 13:01:52 | 阿部みかん農園

 2008年、カメムシの大発生によって、温州ミカン全滅を味わった、阿部みかん農園。


 それでも、乗り越えました。


 この話をすると、人によっては、


 「貯金があったんでしょ?」

 と、考えるようです。


 なので、この時のことを、もう少し、詳しく説明しておかなければ、なりません。


 自己資金ゼロからの新規就農を、2005年から果たした私は、最初の数年間は、ほとんど売り上げがありませんでした。

 新しく商売を始めたわけですから、お得意さんがいるわけでもありません。全くのゼロからの、スタートです。

 ちなみに、かんきつ類の「生産量」は、最初の年からかなりありました。しかしながら、畑の生産量はあっても、売り先がないので、通常1キロ数百円で販売できるような質のいいみかんを、泣く泣く、キロ数十円の加工用として販売しなければならないこともしばしばでした。

 そんなこんなの4年目で、温州ミカンの全滅。これは、痛かった。


 預貯金なんてありませんから、借金で乗り越えました。


 まあ、借金ができるだけの『社会的信用』という、数字には表れない「ちょきん」は、たくさん積み重ねてきたつもりです。それが功を奏したと、言えます。


 そして、翌年2009年度は、史上最高の生産量と、売上額を記録。そこで、きれいに借金返済が、出来ました。


 その後現在も、信用第一をモットーに活動を続けていることで、お得意さんが増え、今では生産の方が追いつかない感じになってきています。相変わらず、預貯金はからっきしですが、生きていくうえでの、数字には表れにくい「ちょきん」は、どんどん増えていると、言えると思います。


 わたしは、自分の経験から、若い人には、一番大事にしてほしいことを、大事にしてほしいと願っています。

 備えあれば、憂いなし。「ちょきん」を、大切に。
 
 

丘の上の日曜市・2013・9月

2013-09-23 12:35:36 | 丘の上の日曜市

 暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、この日は、暑かった!


 この時期、秋のイベントが重なるころですが、初めて訪れてくれるお客さんもいて、ゆっくりおしゃべりなどもできました。


 いいもの、うまいもの、面白いものたくさん。

 この日はマッサージ師のもくさんに、久々に体を見てもらいました。体に少し歪みがあるとのこと。また今度、見てもらおうと思っています。


 ぐうたら工房さんは、田んぼで採れたマコモダケを出品。今日のお昼に、炒めて食べましたが、とってもおいしかったですよ!

 マコモダケは、イネ科の水生植物で、茎のところが、自然界にいる菌類のいたずらで肥大したものです。最近、栽培するところが増えてきていますね。

 皮をむき、スライスしたものを生でかじってみたら、ほんのりと、甘い。しゃきしゃき感を損なわないように、熱を加えすぎないようにさっと炒めるのがポイント。にんにく、塩コショウだけで、絶品のごちそうになります。

 炒めたときのガーリックオイルは、おいしいパンで人気のゆうこりんさんの、カンパーニュにつけて、無駄なく、おいしくいただきました。後片付けも、らくちん。


 うたたね農園さんのおこわもめちゃくちゃうまいし、その他ここでは紹介しきれないほど、いろいろなお店の、いろいろなものが並びます。


 私は今回、例の浜で拾ったウミガメの骨を持ってゆきました。みんな珍しがってくれたので、大成功だったな。


 さて、いよいよ来月は、年に一度の『笑心村まつり・手作り市』です!!!


 第四土・日の二日間開催。キャンプ可能です。


 私は、狩浜のお祭りが土曜日なので、出店をお休みいたしますが、日曜日は遊びに行きます!

 みかんの御用聞きに回るかもしれません。よろしくです!!

アッキーナス

2013-09-23 10:50:16 | 阿部みかん農園

 昨日は、内子で毎月恒例の日曜市。

 内子では、今も私のことを『アベッカム』と呼んでくれる人がいます。


 イングランドのイケメンサッカー選手にあやかって、自らつけたニックネームですが、かなり浸透しているみたい。


 ところが、昨日は、子供たちの面白い呼び方を知りました。


 『アベックマ』さん。

 どうも、リラックマと、混じっているようです。

 こういう感覚、私は好きです。ダジャレ、大好きですからね。



  さて、冒頭の写真は、庭のなす。まだまだ元気です。


 


 ゴーヤもまだ頑張ってます。


 


 ピーマン、今年はよくできました。



 青大豆と、



 落花生。

 ともに絶好調。




 細ネギもいい感じ。


 

 播種した大根も、発芽しています。


 ニンジンは、発芽まで時間がかかるので、今、ようやく芽が出始めたところ。

 狭いスペースですが、うまく利用して、家庭菜園を楽しんでいます。


 今年の夏は、雨が少なかったので、ミニトマトはすごく期待していたのですが、庭の中で一番成績が悪かったのが、なぜか、ミニトマト。水やりを控えすぎたのが悪かったのかな?

 
 9月もそろそろ終わり。

 昨夜は、地元狩浜の牛鬼衆が、お宮で『浜よいとこ』の声出し。通称、「やいとこ」と呼ばれています。


 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーんさのっ」

  (ほん ほん いぇー)


 秋祭りまで、あとひと月です!