おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

神楽坂 蕎楽亭

2015年01月08日 | 蕎麦

神楽坂 蕎楽亭

3年ぶりかな?
神楽坂の蕎楽亭さんにお邪魔しました。
前回は福島会津の食文化や蕎麦文化に造詣が全く無く
人気店だというだけでお邪魔したので
蕎麦前にビールとこづゆという
お腹がジャブジャブになる組み合わせをオーダー。
我ながらミスマッチ極まりない失態を哀れに思います。
その後、福島へ2回訪問して
食文化と蕎麦文化にもかなり明るくなったので
満を持してカウンターで蕎麦前を楽しみますよ。










うーん。何とも悩ましい限り。
昼ということを忘れさせる顔ぶれ。




天明をお燗で

蕎麦の茹で汁で燗つけしてくれます。
ふわぁ~。心身がほぐれるぅ。




味噌きゅうり

パッキパキの瑞々しいキュウリと
山椒や柚子の聞いた米麹味噌。
お燗がすすみますよ。


そして季節の天ぷら盛り合わせへ。




白魚

美味しい!
油への気遣いもちゃんとされており
酸化臭など全くありません。
白魚の儚さを薄い衣が包み込み
口の中で解けてると旨味が広がります。
お酒が止まらない。



ヤングコーン

コーンよりもひげ根メイン。
一本一本を歯が断っていく感覚がたまりません。
素朴な甘さもいいですね。



蕗の薹と茗荷

春と夏のバトンタッチ的種です。
食べやすく切ってくれてあるのも好ましい。


そしてメインはこの子。



稚鮎

水槽で活かされているものをいただきます。




稚鮎の天ぷら

極薄い衣を纏っています。
しかし歯を入れると確かなサクッと感。
肝のほろ苦さが酒を誘います。
めちゃくちゃ美味しかった!

大将が天ぷら鍋つきっきりで揚げていて
汚れた油は営業中でもこまめに変えるよう。
テーブル席にも1種ずつ届けるみたいで
天ぷら屋さんさながらのサービスです。
しかし、ここは蕎麦屋。
お蕎麦をいただかなければ帰れません。



蕎麦汁

節がマイルドに効いた蕎麦汁です。
辛汁ですが旨味も強い。昆布かしら?
福島では煮干しを使ったりしますが
こちらにはその要素を感じませんでした。
薬味もフレッシュで真っ当です。




二色そば

ざると十割の合盛りです。




ざる

噛むと穀物由来の甘みが広がり
鼻から濃い香りが抜けています。
う~ん。美味しい



十割

挽きぐるんだ細打ちの十割。
香りは二八のざるより弱いですが
咀嚼していると旨味がグングン現れます。
香りのざる、味の十割、といったところでしょうか。
いずれにしても両方とも美味です。
蕎麦汁はとくに十割の方が合いました。




蕎麦湯

蕎麦湯を注ぐと節が香り立ち
お腹いっぱいなのに、またもや2杯目。



蕎麦前、と呼ぶには申し訳ないほど
美味しい天ぷらにノックアウトされ
本題のお蕎麦もハイクオリティで大満足。
今更ながらに知ったのですが
蕎楽亭のご主人、松翁さんで修行されたんですね^^;
天ぷらの提供の仕方とか
二色そばの盛り方とかそっくりだなぁ、
と思っていましたが当然でございました。

昼酒もいいけど
今度は夜に長居したいです。
ご馳走様でした!


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