おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

ひとり旅はSUNPU旅/だいだい

2017年06月12日 | 蕎麦

そうだ、SUNPU行こう。

原稿をメールに添付し
送信ボタンを押した途端
旅に出かけたくなりました。
とは言え豪遊するほど余裕はないし
そんなに遠くへ行く気分でもなく
しばらく腕組みして考えを巡らせたところ

「華音さんの麻婆豆腐と熱燗を合わせたい」

と、極めて具体的な欲望が湧いてきたのです。
最終目的地が決まるや否や
脳内で経由地とルートが確定しました。
一泊分の荷物をトランクに詰め込んで
車にポイっと入れれば出発準備完了です。
いざ、静岡へ出陣。


特に急がないので1号線で向かいます。
浜松の一部を除き
静岡までは街々を縫うようにバイパスが通っていますので
高速を使うメリットは大してありません。
到着時刻を気にしないドライブもまた楽し。
鼻歌交じり♪いや、絶叫熱唱一人カラオケで目的地に向かったら
暖簾が退がる直前でギリギリセーフでした^^;
ということで菊川のだいだいさんへチェックイン!


本日の天盛り

島田の蕎ノ字で修業しただけあって
天ぷらには並々ならぬこだわりがあります。
この日も地元の幸満載の内容。
蕎麦メインで行こうと思っていましたが
このお品書きを見たらスルーできません。


八笠子とアオリイカ

八笠子は多分俗称でしょう。
真っ赤な笠子とは違い
銀輪ぽい色合いです。
本家の笠子よりも旨みが少ないですが
天ぷらという調理法には合っています。
ホクホクとして美味しゅうございました。
アオリイカが美味しいのは言わずもがな。
私的にKing of 烏賊です♪



天使の海老、浅利、レッドオニオン、そら豆

旬の幸オンパレード。
浅利は残念ながら痩せ気味でした。
今年は不作でしたし、シーズン終わりですもんね。
たまねぎは秀逸でしたよ。



ズッキーニとトウモロコシ

ズッキーニには生醤油、
トウモロコシには蕎麦汁の返しと
それぞれの相性を考えて出してくれます。
初夏の訪れを目と舌で感じられました。



桜エビ

通常のハーフサイズ。
これぞご当地グルメですね。



ざるそば

蕎ノ字さん直伝の中細マッチョ麺。
この歯ごたえ好きです。
しっかり噛んでいただくと
穀物の甘みが口内に広がりますよ。
満足満足。

酒を呼ぶに決まっている天ぷらを
お茶で受け止めるのは辛すぎましたが
ここで足踏みするわけにはいきません。
いつか蕎麦前を楽しみたいとは思ってみても
この地での飲酒はハードルが高すぎます。
求む、懐の深いハンドルキーパー(笑)


腹ごしらえが完了したので
温泉で汗を流してウェイトダウンしなくちゃ…
矛盾する乙女心に寄り添うために
大好きな川根温泉に行こうと思ったところ
ホームページに見つけた「火曜定休」の赤い文字。
ちょうどSLが見える時間だったのに・・・
源泉掛け流しのあの熱い湯に浸かりたかったのに・・・
一人ぶつぶつ恨み節を唱えても
温泉が開放されることはありません。
またまた記憶の引き出しを探り出し
思いついたのが梅ヶ島温泉。
静岡市の奥座敷にございます。



奥座敷っていうか、大奥。

もうちょっと進んだら山梨県なのに
ここは紛れもなく静岡市葵区。
強引すぎやしないですかね^^;
途中ワインディングロードの連続で
すれ違えない激狭ポイントも多々ありました。
引き返したがる弱い心を封じ込め
何とかたどり着いた次第です。
鄙びた温泉街の情緒に涙が出そう。



黄金の湯

日帰り温泉施設です。
入るや否や「あと1時間で閉館です」とお姉さん。
大丈夫、カラスの行水ですから
頑張っても30分しか入ってられません。
案の定お風呂上がりにフロント前を通過したら
「もう出たの?」的な表情をされました。
露天風呂を囲む岩に頭を乗せ
体を大の字にして湯に揺蕩わせ
迫り来る山々の緑をパノラマで楽しみ
涼やかな風を頬に感じるひと時は
プライスレスでした。
心が折れそうなほど遠かったけど
来てよかったわ^^


同じ静岡市葵区にある宿へ
1時間半弱かけて辿り着き
最終目的地に向かいます。



部屋狭すぎ!



つづく・・

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。