おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

東北の春紀行/生石 大松屋

2013年05月01日 | 蕎麦
出羽屋さんで女将さんにお見送りをしていただいた後
酒田市を目指して車を北西に走らせました。




酒田の魚市場見学



塩引き鮭!

これでもか!と言わんばかりに脱水されてる。
ヒカヒカのカラカラ。
でも味見してみると意外に軟らかい。
鮭トバのハードタイプみたい。
そして何と980円という価格。
お隣の県で状態の良いものを買うと
1万円超えするのにね。
よってお持ち帰り決定♪





山居倉庫

米穀取引所の付属倉庫です。
米どころ庄内のシンボル的存在。
19棟からなり、米の収容能力は18万俵。
想像がつきませんね^^;




小鵜飼舟

最上川の上流からこの舟で
お米が運び込まれたそうです。




山居倉庫と欅並木

冬は寒いが夏は酷暑の庄内地方。
容赦なく照りつける日光から米を守る為
夏には葉を茂らせる欅が植樹されたといいます。
もう少ししたら新葉が芽吹くのかな?
そしてここは「おしん」のロケ地。
ここかしこに貼られているポスターに
白塗りの見知らぬ女性がニッと笑って
デカデカ映っていると思ったら
小林綾子でした。
子供の頃の写真にすればいいのに…
どうみてもおしんを連想させない(笑)。


さて、お腹が空いたのでお昼ご飯にしますか。



行けども行けども田畠が続きます。
こんなところにお蕎麦やさんが?
と不安が頭をよぎったところ…



生石 大松屋

よかった。現れました。




かつては庄屋だった古民家を利用しています。
築150余年を誇る家屋は圧巻です。
敷地内には母屋の他、納屋や離れなど
豪農の面影を残す佇まい。
お掃除とメンテナンスが大変だろうな~と
ついつい現実的になってしまいます。




お品書き

並盛りの他、大盛り小盛も選べるよう。
であればざるとかけの小盛りで♪




手打ち蕎麦

板蕎麦タイプですね。
…にしても小盛でこれですか。
大盛りはどうなっちゃうんでしょう。




ツヤツヤとした表面と太切りの麺。
この艶感はよく練り込まれた証でしょうか?
最上川三難所そば街道の名店
あらきそばさんもかなり練り込んでいるといいます。
口に含むと優しい香りが広がり
噛むと歯をグッと押し返す力強い弾力。
あらきそばさんとは異なりますが
印象的な食感に共通点を見出します。
こういう世界観もいいなぁ。




蕎麦汁

逆光過ぎて真っ黒ですね(笑)
昆布と椎茸のコクが効いてますが
野暮な感じはしません。
お醤油もキリッと効いていて
余韻に若干苦みも感じます。
力強いお蕎麦にピッタリです。






薬味




お漬物

青菜のお漬物と沢庵。
素朴かつ自家製風で好感が持てます。





かけそば

湯気が立ちのぼって見えないので




ふぅ~~!

さざ波が立ってしまいました^^;
太打ちの麺が汁に浸かってもダレず
シコシコとした食感が損なわれません。
出汁も節がしっかりと効いていて
若干甘めの返しと調和していて美味しい。
柚子片が大きくて主張が強かったのが少し残念ですが
総じて美味しかったです。
汁もほとんど飲み干してしまいました。
庄内麩が入っていたところも
麩好きにとってはポイント高いです(笑)




蕎麦湯

ナチュラルな感じです。



いや~、美味しかった。
地元では超有名店みたいですね。
各テーブルに囲炉裏があるので
鴨や鮎などを焼きながらいただけるようです。
夜には宴会使いもされるのかな?
実は庄内の郷土料理・弁慶飯を頼んだけれど
女将さんが間違えてお隣に運んだみたい(笑)。
お隣の方、キョトンとしながらも
「美味い」とおっしゃってたっけ^^;
囲炉裏でひっくり返しながら食べたかったな~。
間違えていると言うのが発覚したのが
もりとかけでお腹がパンパンになった後だったので
後ろ髪を引かれながらもキャンセルしました。
またいつかいただきにあがります。


ご馳走様でした!




生石 大松屋
山形県酒田市生石上坂125
TEL/ 0234-94-2617
営業時間/ 月水木金 11:30-15:00 17:00-21:00
土日祝 11:30-21:00
定休日/ 火曜日

※東京にも分店が2店あるみたいですね。

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