長時間の運転の疲れを睡眠で癒し
目覚めてカーテンを引くと雪…
しんしんと降り始めたかと思ったら
あっという間に積もった。
さすが福島・会津ですね^^;
震えながら朝食の卓に臨みますと
女将さん特製の朝食
人参と魚肉ソーセージの卵とじ
ぎょ、魚肉ソーセージ??と思いましたが
女将さんの想い出が詰まったアイテムのよう。
小学校の頃、あまり裕福でなかった女将さんのお弁当は
ご飯に梅干しの、いわゆる日の丸弁当。
隣を見るとお医者さんの息子さんが
口元でセロファンをピッと剥いて何かを食べている…
それが魚肉ソーセージだったそうです。
以来、憧憬と冨の象徴となったみたいですね^^
私も北海道一人旅でよくお世話になったものです。
ちょっと懐かしい味。
そして人参は安定の美味しさ♪
小松菜の胡麻ダレ
青菜の味が濃くて甘いです。
山芋の千切り
シャキシャキして美味しい。
鮭
お味噌汁
自家栽培の野菜たっぷり!
トマトが入っていたのにはビックリしたけど
適度な酸味がアクセントになって美味しかった^^
そうそう、トマトや果物の糖度について
女将さんと意見がぴったり合いました。
最近、何でも糖度糖度ともて囃すけど
野菜や果物の本来の味わいそっちのけで
糖度を重視するのはどうかと思われる。
本当の美味しさが忘れられるのでは…
と危惧しているとのことでした。激しく同感!
自家栽培のコシヒカリ
女将さんが丹誠込めて育てたお米。
ふっくら炊きあがっていて
自然な甘みが非常に美味しいです。
目の前にいる方が作ったと思うと
美味しさも倍増ですね^^
そしてありがたいプレゼント。
水そば
到着するや否や
お蕎麦が好きだ、と連呼していたところ
ご主人が気を利かせて地元の名人が打つ
会津のお蕎麦を購入してくれてたのです。
何とも有り難いお心遣い。感謝。
水に浸されたお蕎麦は香りも高く
むっちりとした食感が素晴らしいです。
山都のお蕎麦と共通点がいろいろ…
というか、これが会津地方のお蕎麦なのかな?
おろし蕎麦
ご主人のご先祖様は保科正之について
信州高遠から随行した家老だったそうで
お蕎麦は高遠そばの流儀で食べるそう。(詳しくはこちら)
桐屋さんでそのことは学んだけど
歴史事実を受け継ぐ方から直接窺えるとは…
貴重な経験です。
ちなみに高遠そばは大根おろしと味噌、
つまりおしぼり蕎麦風にいただくので、
これはそれとは異なります。(詳しくはこちら)
地元の方が一押しする名人の蕎麦。
一日経っても非常に美味しく感動しました。
ちなみに女将さんもご主人も打てるそうです。
さすが蕎麦処の民ですね^^
お食事中も女将さんがずっとついていてくれたので
気になっていたことを聞いてみることに。
それはもちろん鰊の山椒漬けについて(笑)
以下、女将さんから窺ったお話。
鰊の山椒漬けは山椒の新芽が出る頃に仕込みます。
身欠き鰊を米のとぎ汁で戻し
山椒の新芽と交互に重ねたところに
醤油、酢などで作った漬け汁を注ぐそう。
漬け汁を一度沸かしたり
砂糖をたっぷり入れる方もいるらしいけれど
女将さんは甘いのは田舎臭くて野暮ったいから
砂糖はほとんど入れず汁も沸かさないとのこと。
沸かすと酢やお醤油の香りが飛んでしまい
キリッとした味わいが出ないからだと言います。
うんうん、私のお料理の方向性と一緒ですわ。
そして数日漬けて田植えの携行食にするそうです。
だから本来は一年中あるものではないんですね。
かつては嫁入り道具として鰊鉢を持たされ
各家庭で漬けられていたそうですが
板で蓋をした鰊鉢を屋外へ放置するという
ワイルドな仕込み方は不衛生だと
今では使われる家庭も少なくなったとか。
女将さんもビニール袋の空気を抜いて
冷蔵庫で漬けているそうです。
でも、鰊鉢が見たい!と我がままを言うと
雪の中、納屋まで探しに行って下さいました。
使い込まれた鰊鉢
今ではお役目終了のようですが
こういったものが残されているのは羨ましい限り。
他にも庭の飛び石にされた石臼に興奮したり
広間に無造作に置かれた調度品に感動したり
楽しいひとときが過ごせました。
これで1泊2食付き6,000円。
うちは旅館じゃないから…
とおっしゃっていましたが
この満足度、大きな旅館では得られません。
山椒の新芽が出たら鰊とともに送って下さるそうで
鰊の山椒漬けを作るのが今から楽しみ♪
本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
農家民宿 穂多瑠
その後は鰊鉢を作っている窯元へ。
宗像窯
鰊鉢
欲しいけど、高い!
鰊鉢は諦めて小皿を購入しました。
旅先で焼き物を買うのが私の楽しみ^^
市販の山椒漬けも購入し
味の研究をします!
後ろ髪を引かれながら会津を後にし
いざ、山菜の聖地へ…
つづく。
目覚めてカーテンを引くと雪…
しんしんと降り始めたかと思ったら
あっという間に積もった。
さすが福島・会津ですね^^;
震えながら朝食の卓に臨みますと
女将さん特製の朝食
人参と魚肉ソーセージの卵とじ
ぎょ、魚肉ソーセージ??と思いましたが
女将さんの想い出が詰まったアイテムのよう。
小学校の頃、あまり裕福でなかった女将さんのお弁当は
ご飯に梅干しの、いわゆる日の丸弁当。
隣を見るとお医者さんの息子さんが
口元でセロファンをピッと剥いて何かを食べている…
それが魚肉ソーセージだったそうです。
以来、憧憬と冨の象徴となったみたいですね^^
私も北海道一人旅でよくお世話になったものです。
ちょっと懐かしい味。
そして人参は安定の美味しさ♪
小松菜の胡麻ダレ
青菜の味が濃くて甘いです。
山芋の千切り
シャキシャキして美味しい。
鮭
お味噌汁
自家栽培の野菜たっぷり!
トマトが入っていたのにはビックリしたけど
適度な酸味がアクセントになって美味しかった^^
そうそう、トマトや果物の糖度について
女将さんと意見がぴったり合いました。
最近、何でも糖度糖度ともて囃すけど
野菜や果物の本来の味わいそっちのけで
糖度を重視するのはどうかと思われる。
本当の美味しさが忘れられるのでは…
と危惧しているとのことでした。激しく同感!
自家栽培のコシヒカリ
女将さんが丹誠込めて育てたお米。
ふっくら炊きあがっていて
自然な甘みが非常に美味しいです。
目の前にいる方が作ったと思うと
美味しさも倍増ですね^^
そしてありがたいプレゼント。
水そば
到着するや否や
お蕎麦が好きだ、と連呼していたところ
ご主人が気を利かせて地元の名人が打つ
会津のお蕎麦を購入してくれてたのです。
何とも有り難いお心遣い。感謝。
水に浸されたお蕎麦は香りも高く
むっちりとした食感が素晴らしいです。
山都のお蕎麦と共通点がいろいろ…
というか、これが会津地方のお蕎麦なのかな?
おろし蕎麦
ご主人のご先祖様は保科正之について
信州高遠から随行した家老だったそうで
お蕎麦は高遠そばの流儀で食べるそう。(詳しくはこちら)
桐屋さんでそのことは学んだけど
歴史事実を受け継ぐ方から直接窺えるとは…
貴重な経験です。
ちなみに高遠そばは大根おろしと味噌、
つまりおしぼり蕎麦風にいただくので、
これはそれとは異なります。(詳しくはこちら)
地元の方が一押しする名人の蕎麦。
一日経っても非常に美味しく感動しました。
ちなみに女将さんもご主人も打てるそうです。
さすが蕎麦処の民ですね^^
お食事中も女将さんがずっとついていてくれたので
気になっていたことを聞いてみることに。
それはもちろん鰊の山椒漬けについて(笑)
以下、女将さんから窺ったお話。
鰊の山椒漬けは山椒の新芽が出る頃に仕込みます。
身欠き鰊を米のとぎ汁で戻し
山椒の新芽と交互に重ねたところに
醤油、酢などで作った漬け汁を注ぐそう。
漬け汁を一度沸かしたり
砂糖をたっぷり入れる方もいるらしいけれど
女将さんは甘いのは田舎臭くて野暮ったいから
砂糖はほとんど入れず汁も沸かさないとのこと。
沸かすと酢やお醤油の香りが飛んでしまい
キリッとした味わいが出ないからだと言います。
うんうん、私のお料理の方向性と一緒ですわ。
そして数日漬けて田植えの携行食にするそうです。
だから本来は一年中あるものではないんですね。
かつては嫁入り道具として鰊鉢を持たされ
各家庭で漬けられていたそうですが
板で蓋をした鰊鉢を屋外へ放置するという
ワイルドな仕込み方は不衛生だと
今では使われる家庭も少なくなったとか。
女将さんもビニール袋の空気を抜いて
冷蔵庫で漬けているそうです。
でも、鰊鉢が見たい!と我がままを言うと
雪の中、納屋まで探しに行って下さいました。
使い込まれた鰊鉢
今ではお役目終了のようですが
こういったものが残されているのは羨ましい限り。
他にも庭の飛び石にされた石臼に興奮したり
広間に無造作に置かれた調度品に感動したり
楽しいひとときが過ごせました。
これで1泊2食付き6,000円。
うちは旅館じゃないから…
とおっしゃっていましたが
この満足度、大きな旅館では得られません。
山椒の新芽が出たら鰊とともに送って下さるそうで
鰊の山椒漬けを作るのが今から楽しみ♪
本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
農家民宿 穂多瑠
その後は鰊鉢を作っている窯元へ。
宗像窯
鰊鉢
欲しいけど、高い!
鰊鉢は諦めて小皿を購入しました。
旅先で焼き物を買うのが私の楽しみ^^
市販の山椒漬けも購入し
味の研究をします!
後ろ髪を引かれながら会津を後にし
いざ、山菜の聖地へ…
つづく。
なるほど、このお料理に使うんでしたかー。
私はそのワイルドな製法で作ったのを食べてみたいですが
昔とは環境も変わってしまって難しいのかな。
いつかmieさんのお手製を食べさせてください♪
昔は虫が入ろうがゴミが入ろうが多少酸っぱくなろうが平気で食べていたそうですが、今はそうはいかないね~。とおっしゃってました。
あと、温暖な三河だとすぐに発酵しちゃいそうですね^^;
できたら是非お毒味を♪
もう少しお待ちを・・・・・・・・・・・・・・
素敵なおふたりにお逢いできたことに
感謝しております。毎日毎日を大切に楽しく過ごして
いきたいと思っております。
大勢の素敵なお客様の刺激を受けながら・・・・・・・。
スミマセン^^;気を遣わせてしまいまして。有り難くお待ちしております!
私も素敵な出会いに感謝しています。遠く離れた地でこのようにコミュニケーションがとれること、幸せに思っています。このご縁を大切にさせて下さいませ。