おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

手打蕎麦 まるやま

2013年05月30日 | 蕎麦
所用で東京に行く機会があったので
東京インターから中心部に向かう途中で
代田橋の「手打蕎麦 まるやま」さんへ伺いました。



手打蕎麦 まるやま

甲州街道沿いにひっそりと佇んでます。
以前は大衆蕎麦屋として親しまれていたそうですが
現在のご主人が蕎麦打ちを独学で学び
蕎麦専門店にされたそう。




お品書き

この日は暑かったのでまずはビール^^:




お通しの鴨の燻製

お値段は100円だったかな?
お支払いすると2種から選べます。
もちろんお断りすることも可能。
良心的ですね^^




玉子焼き

少し甘めの江戸前風。出汁も効いてます。
卵5個分あるんじゃないかしら(汗)。
かなりお腹がいっぱいになりました。



お蕎麦は田舎とせいろの二種盛りをオーダー。



せいろ

在来種をなるべく粗く挽いて使うのが信条らしいです。
粗挽きにこだわりすぎるのもなぁ…と思いましたが
その粗挽きがまさに功を奏していました。
ナッティで香り高いのに思いのほか喉越しは繊細。
嫌みのない甘味が後を引くお蕎麦でした。




せいろ用の蕎麦汁

出汁が効いて返しは上品。
キレがよく澄み切った味わい。
私の好きなタイプです^^



田舎せいろ

太打ちでワイルドな色が印象的ですね。
噛むと歯を押し返すような弾力。
そのままでは弱かった香りですが
食べ進めると香りのカプセルが弾けるように
鼻孔を満たしていくのが分かります。
穀物の甘みも徐々に重なっていき
こちらも長い余韻を残します。
在来種は小粒で粘り気が強いと言いますが
このモチモチ感はその特徴なのでしょうか?
総合的にバランスがよくとても美味しかったです。




田舎用の蕎麦汁

やや甘みの主張を感じる返しと
濃く出した節の風味がガツンッと来ます。
せいろには合わないと思いますが
田舎せいろにはしっくりとくる。
計算し尽くされているのですね。
蕎麦の特性が全く違うから蕎麦汁も2種…
当たり前のようであって
なかなか叶えられないものです。




薬味



蕎麦湯

澄んだナチュラルタイプでした。
せいろ用の蕎麦汁に注ぐと
このままかけ汁にしてもいいのでは?
という程完成度の高い味わいに。


いやはや、美味しかったです。
お昼のピークとあって
お蕎麦が出てくるのには時間を要しましたが
テキパキと厨房内で大将を補佐する女将さんと
明るく物腰の柔らかいお給仕さんを見ていれば
イライラすることもありませんでした。
ここ、重要ですよね^^


蕎麦へ傾ける情熱、女性陣のホスピタリティ…
常連さんに愛される所以が分かった気がします。
またいつかお邪魔したいと思います。
ご馳走様でした!


手打蕎麦 まるやま
東京都杉並区和泉1-2-3
TEL/ 03-3321-1478
営業時間/ 11:30-15:00 18:00-21:00
定休日/ 木曜日・水曜日夜

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。