おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

Patisserie Abondance

2011年10月14日 | お出かけ
藪蕎麦宮本さんを訪れた後
東名高速集中工事の車線規制で
三ヶ日ー豊川間が大渋滞していたため
浜松インターで下りちゃいました。
せっかくだから浜松で何か美味しいものを…
と思い、かねてから行きたかったパティスリーへ。
住吉町にある「Patisserie Abondance」さんです。
 
実は私、スウィーツにあまり興味がありません。
というより興味が薄れちゃったんです。
高校生までは「パティシエールになる!」
とまわりに公言し
毎週末スウィーツラボを開いておりました。
高校の水泳部を卒業して運動量が激減したのに
作っては食べを、を繰り返していたところ…


激太り!


今より9㎏プラスのパンパンボディ。
大学に入ってスウィーツからお酒に嗜好が変化すると
次第に身体が欲さなくなり熱も冷めました。

すみません、前置きが長くなって。
根本的に好きなんですが
とりたてて美味しくないスウィーツから
余分な脂肪や砂糖は摂りたくない!
というのが今のスタンスなのです。



で、「Patisserie Abondance」さん。
店舗前の駐車場に車を止めると
ショーケースの前に
オーナーパティシエらしき人物が
ドーンッ!と立っておられました。
しかもどうやらフランス人。
2・3歩後ずさりしましたが
ここまで来て引き返すわけにはいかない。
「こんにちは~」と入店すると

「こんにちは、暑いねー、今日も。
クリスマスケーキのことを
そろそろ考えんといかんけど、
この暑さじゃ考えるのもやだわ。」

ををっ!流暢な遠州弁。
「コマンタレヴー?」(ごきげんいかが?)
や「シルブプレー」(おねがいします)
や「オルヴォアー♪」(さようなら♪)
など、乏しいフランス語の知識から
引っ張り出して準備してた私は
ホッと胸を撫で下ろしました。


どれも食べたかったけれど4つを厳選。



シュプレーム

バニラビーンズがたっぷり入った
ババロアとムースの中間みたいな食感。
オーナー曰く
「1歳から99歳まで食べられるよ」
だそう。基準はよく分からないけれど
どうやらお店の一番人気みたいです。
トップのビスキュイに
もう少しサクッと感が欲しかったけれど
アーモンドプードルの香りがいいからOK。
無駄の無い味わいでした。




シャルロット・ショコラ

シャルロット生地にはムースが充填され
上にはゆるめのガナッシュがあしらってあります。
シャルロットに湿気味を感じたのは残念でしたが
トータルのバランスはよくトレボン。
チョコレートにカシスやラズベリーなど、
酸っぱいベリー系を合わせたがる人が多いけれど
私はそういうのが苦手。
隠し味に塩を入れるのは好きなんですけどね。



ノワゼット

ヘーゼルナッツとチョコレートがマリーアジュした
クラシカルなチョコレートケーキです。


中心の硬めのガナッシュが美味しい!
ちょっと酸味を感じるのは何だろう?
果物由来ではなく
サワークリームみたいな
乳酸由来の味わいなんです。
ガナッシュの上のクリームもいいし
何もムダなものが無い(←私にとって)。
マールなどでいただきたい
大人のデセールですね。




モンブラン

「季節限定ですよ」とオーナー。
限定品に弱いのは日本人だから?
いや、旬のものは頂くべきですよね。


絞り金で掛けた栗入りのクリームも軽やか。
中のクリームも甘さ控えめで
栗の味わいが活かされています。
中心の栗の渋皮煮も素直な味わい。
台になっている生地もサクッとしていて美味。
栗が出回っているうちにもう一度食べたいです。


クリーム、チョコレート、ナッツ…
シンプルな使い方をしようと思うと
アダも出やすいわけですが
こちらのお店は美しくまとめています。
私はムダな酸味や甘みが苦手。
質の悪いクリームなどもっての他です。
太ってもいいから食べたい、
そう思わせてくれる品々でした。

ご馳走さまでした。



Patisserie Abondance
パティスリー アボンダンス
浜松市中区住吉2丁目14-27
TEL: 053-473-8400
定休日: 火曜日・第3水曜日

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