おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

盛夏の柳家

2014年08月01日 | お出かけ
瑞浪の柳家さんを再訪しました。
送迎バス発着所である瑞浪駅に
少し早く着いたので瑞浪の街をお散歩。



美容院前の古風な看板

こういうカラーリングのお引きずり
今どき纏うお嫁さんいないわよね^^;
文金高島田のカツラも嫌がるし。
因みに裏側は豪華絢爛な古典柄の
色打ち掛けに角隠しでした(笑)




五平餅って酒の肴なの?
お酒の価格設定がよく分からん。



瑞浪市内を流れる土岐川

暑かったこの日も夕暮れ時を迎え…
みんなと合流して山奥へいざ遠足!


前回柳家さんを訪れたのは
ジビエの季節が終わりを告げる頃。
今回は盛夏に旬を迎える
天然鮎と天然鰻を目当てにお邪魔しました。
囲炉裏端で大汗をかくことを予想し
なるべく風通しがよく、すぐに洗える洋服で…
と気合いを入れまくって臨みましたところ
着座した囲炉裏には炭を焼べず
お隣の部屋で焼いてお届けしてくれるという
何とも嬉しい計らいで
終始涼しい顔をしていられました^^




蜂の子

山のたんぱく源ですね。
生姜が効いてほろ甘いです。



和良川の天然鮎

早くも真打ち登場。
この日ご用意してくださったのは
和良川の天然鮎の中でも
メガトン級の大物です。
平成の名水百選にも選ばれた
郡上市の和良町に流れる
和良川で育まれたこの鮎は
清流めぐり利き鮎会で2度もグランプリを獲得している
ブランド鮎でございます。
利き鮎会…そんな会、あるんだ。参加してみたい。
この鮎はお知り合いに頼んだそうですが
柳家のご主人自らも毎年1000尾以上釣るとのこと。
お供したいな~。友釣り。



輪になって



じっくり火入れし



脂がにじみ出てきます



こんにちは



いらっしゃ~い



蓼酢



箸置きも鮎

絶妙な火の通し方で
身離れがいいのにしっとりとして美味。
炭だからこそ成し得る仕上がりでしょう。
鮎しか出せない爽やかな香味。
ワタのほろ苦さもたまりません。
化粧塩をしてあるところ以外
全部いただいてしまいました。
あー美味しかった。




皐月鱒

海へ出て遡上する皐月鱒。
最近では河川環境が変わり
個体数が激減しているそうです。
渓流釣人の憧れ的存在みたいですね。
河川に残留する子は天魚と呼ばれます。
皐月鱒は海を経験しているからか
全く臭みがなく締まっている上
非常に上品な脂が舌を楽しませます。
贅沢だわ。




松茸



未だこの時期ですから輸入もの

とくに感動はありません…。




魚田


鮎の田楽です。
初っぱなとは違う鮎?顔も違う。
火入れが違うのかしら。
それとも気のせい?
美味しいからいいけど。
私は味噌無しでそのままが好みです。




モロッコいんげんの胡麻和え



オクラの煮浸し



手長エビの唐揚げとお魚の天ぷら

気水域に住んでいる手長エビは
臭みも無く触角から全ていただけます。
お魚の方はご想像に任せます。




子鹿のロース

害獣駆除されたバンビのロース。
その中でも一番中心部だそうです。
まー、これが美味しかった。
以前、猟師さんを取材した時に
鹿は夏の雄ががうまいんだ、と教えられました。
理由は秋の交尾期を前にして
雌を追いかけ回すためのスタミナを貯えているから、だそう。
この子はまだ生殖行為未経験でしょうね。
だからその原則には当てはまらないかもしれませんが
そんなこと抜きにして、美味!
まだ浮き世に毒されぬ若々しい赤身が
何とも上品で味わい深いのです。
「おかわりっ!」って叫びたいほど。





瓜坊

こちらも若者ですね。
赤身はかなり締まって硬かったですが
脂がサクッとした歯ごたえで
ほんのり甘くて美味しいの。
猪は分厚くともサラリといただける脂が妙味ですね。


さて、さて、


天然鰻の白焼き!

思わず鼻息が荒くなってしまうわ。
待ってました。これよこれ。
野性味溢れる香味が天然を物語っています。
適度に乗った脂が滴って炭で炙られると
パリッと香ばしく焼き上がり…
ああ、幸せ。ああ、もっと食べたい。
写真には写っておりませんが
薬味は安曇野の本山葵でした。




野沢菜

信州から取り寄せたようですが
ちょっと残念…




天然鰻蒲焼

やっほー!



香ばしくて身が締まって美味しいな。
やっぱり鰻は天然を炭焼きが一番ね。
タレご飯もつきましたが
食べるのに夢中で撮影し忘れました^^;



タレご飯

黒眼鏡くんが写真提供してくれました。
ありがと~♪




きゃらぶき




姫胡瓜のお漬け物




鮎雑炊

鮎の出汁が凝縮されています。
ここまで散々食べておりますが
おかわりは避けられません♪




テタンジェ
ルイ・ジャドのペルナンヴェルジュレスの白
フリウリのソーヴィニオンブラン
シチリアのヴェルメンティーノ
あとはポマールの作り手とヴィンテージ違い、かな?

シチリアのヴェルメンティーノが印象的でした。



囲炉裏端で炭火を囲む柳家さんも素敵ですが
夏真っ盛りのこの時期は
傍らで焼かれる情景を見守りながら
お酒と談笑を楽しむのもいいですね。
満席の場合は無理ですけれど。

楽しいメンバーと大笑いしながら
山の幸をたっぷりといただきまして
誠に良い夜を過ごすことができました。
幹事のGくん、ありがとう!
そしてご一緒いただいた皆様、
本当に楽しかったです。
笑い過ぎてホウレイ線がエライことになりました(笑)
また楽しいひと時をシェアさせてください。


ご馳走様でした♪