陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

美空ひばりの歌う<白虎隊>を聴く(改稿)

2010-05-06 03:42:54 | 読書・映画・音楽
 鳩山<暗々愚>首相の沖縄訪問(5/4)に際し、同時に行われた普天間市民及び関係者との生々しい意見交換をNNNニュースの実況中継で視聴した。聞いていてつくづく思ったのは、この首相は政治家としては資質ゼロ以下だが、詐欺師か「阿呆烏」(あほうがらす:悪辣な女性仲介業)なら、まず天下一品と言う感想であった。

 私は、NHKがこの意見交換会を実況放送しなかったことを不思議に思う。この時、NHKはプロ野球中継を放映していた。何が「皆様のNHK」だ!

 この実況放送を最後まで見ていて、鳩山由紀夫が我が国の総理大臣かと思うと、次第に吐き気を催(もよお)したのである。
 暫くしてから思い付いて気分転換に、昭和の歌姫美空ひばりが朗々と歌う<白虎隊>のCDを聴いた。正直言って、それで少し気持が癒された。YouTube には、色々な歌手の唄う動画がアップされている。ここでは、ひばりの絶唱を聴いてみる。

白虎隊~美空ひばり



白虎隊>   (昭和12年=1937年)

作詞:嶋田 磬也
作曲:古賀 政男
歌唱:藤山 一郎

戦雲晦く 陽は落ちて
孤城に月の 影悲し
誰が吹く笛か 識らねども
今宵名残りの 白虎隊

紅顔可憐の 少年が
死をもて守る この保塞(とりで)
滝沢村の 血の雨に
濡らす白刃の 白虎隊

(詩吟)

南鶴ケ城を望めば 砲煙あがる
痛哭涙をのんで 且彷徨す
宗社亡びぬ 我が事おわる
十有九士 腹を屠って斃る


飯盛山の 山頂(いただき)に
秋吹く風は 寒けれど
忠烈今も 香に残す
花も会津の 白虎隊


 古賀政男は、会津若松市の生まれ、小さい頃から白虎隊の話を聞かされていただろう。彼がこの歌を作曲した年は、「盧溝橋事件」が起き、勇ましい戦時歌謡が求められていた。戦後、昭和27年(1952)に古賀と同郷の作詞家・野村俊夫が白虎隊の異なる歌詞を作り、霧島昇が歌った(コロムビア・レコード)。現在、多くの歌手が歌っているのは上掲のオリジナルの方である。


 さて、演歌歌手 島津亜矢さんが歌うスタイルは、何ともド迫力がある。

島津亜矢 ★白虎隊



 戊辰の役で公に殉じ潔く死んで行った末端武士である16歳前後の少年達、それから140年後、我が国の最高行政責任者でありながら、大事を迎えても房総の高級ホテルでダラダラと遊び、公邸に韓流タレントを招待してうつつを抜かし、鳩ポッポの鳴き真似で遊びまくる当今の首相、彼が「国民のため、沖縄県民のため」と喋り捲る言葉が何とも空しく響く昨今である。
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