織田(おりた)邦夫氏(66歳)は、元航空自衛隊・空将でイラク派遣部隊司令官の経験を持つ。防衛大学校18期卒業(航空要員)、戦闘機パイロットとして活躍。混沌となりながら有事危機の迫る朝鮮半島情勢について、大いに参考になる意見を披露されている。
織田邦夫【急襲作戦北の首領】を斬◯作戦は実行できるのか!元高級自衛隊パイロットが明かす真実!
自衛隊高級幹部(将官)経験者の意見は、具体的で戦略的視野が広く、民間軍事評論家とは一味違うものがある。
織田氏は、昨年(2016)7月上旬、尖閣上空において空自スクランブル発進機が中共戦闘機にロックオンされ、フレアーを散布して難を逃れる事態が発生していたことをJBpressで紹介した。折から参議院選の最中で、内閣府はこの事案の存在を否定したが、逆に中共側がこれを認めて話題になった。自ら数十回のスクランブル発進の経験を持つ同氏は、空自パイロットの安全を願って公表したのであろう。
南西諸島周辺のスクランブル発進は、2年前から激増しており、最近では2機体制のスクランブル発進が4機体制に改められている。尖閣諸島周辺では、中共海警船の領海侵犯が繰り返されているが、領空でも一触即発の事態が続いている。
陸自西部方面総監を経験した用田(もちだ)和仁元陸将(65歳、防大19期)も優れた戦略家で、この朝鮮半島状況について意見を聞いてみたいものである。
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