陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

米大統領選:世論調査でマケイン氏がオバマ氏より優勢になった

2008-09-09 07:30:05 | 米国関係
 オバマ氏は、人望のある人物と思うが、我が国との関係においてはマケイン氏を応援したい。マケイン氏はぶれない所があって、中々興味深い人柄だ。8年前、小ブッシュ氏とゴア氏の選挙戦では、クリントン氏にうんざりしていたので、共和党の前者が良いと私は思った。しかし、現小ブッシュ政権の後半4年間はどうもひどい有様であった。

 民主党及び共和党の全国大会も終えて、オバマ氏とマケイン氏はそれぞれ正式に大統領候補に指名され、副大統領候補も決まった。そこで、米国有権者の意向を Real Clear Politics で参照すると、
http://www.realclearpolitics.com/epolls/2008/president/us/general_election_mccain_vs_obama-225.html

今年9月に入ってからの様々な世論調査の集計が、いずれもマケイン氏有利になっている。

 その理由として、若いサラ・ペイリンアラスカ州知事を副大統領候補に選んだことが有権者の好感を呼んだのであろうし、ハリケーン<グスタフ>の影響を現場視察するため、ご当人が大統領候補指名を受ける共和党全国大会を欠席してルイジアナ州へ出掛けた効果と見るべきだ。

 2005年8月末のハリケーン<カトリーナ>襲来に対し、小ブッシュ政権は対応が遅れて評判が悪かった。今回の<グスタフ>襲来では、予想された大被害がなかったけれども、米国民はマケイン氏の即応行動力と誠意を力強く感じたであろう。

 プーチン首相は、「グルジア軍の南オセチア進出は、米大統領選の某候補を有利にするためだ」とコメントしていたが、間接的な効果はあったかも知れない。

 これは、一時的な現象なのかどうか、マケイン氏とオバマ氏の直接論戦が大いに期待される。

(参考)

 マケイン氏、共和党副大統領候補に女性州知事を指名

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