昔のことだが、1762年9月、演奏旅行の途中ウィーンに立ち寄り、マリア・テレジア女帝の宮廷へ出た6歳のモーツアルトは、磨き抜かれた宮廷の床で緊張のあまり転倒した。それを助け起こしたのは、女帝の第11皇女マリー・アントワネット(当時7歳)。後のルイ16世の王妃で、1793年にパリで断頭台の露として生涯を終えた。
モーツアルトは、助け起こしてくれたアントワネットに、「僕のお嫁さんにしてあげる」と . . . 本文を読む
原油価格が上昇したおかげで、産油国ロシアは財政が豊かになった。90年代の末、財政破綻で欧米から多額の借金をしたが、それらはプーチン政権初期に完済していた。プーチン前大統領は、強権政治によってエリツイン政権時代に入り込んだユダヤ系資本家を巧みに追い出し、子分達に国営企業を分割して任せたからだ。
こうしてロシア人経営者が多数登場し、原油価格暴騰で大富豪が沢山生まれた。国家財政も豊かになったから、押 . . . 本文を読む
米国発・経済危機のニュースが大きく取上げられている中、グルジア問題はその影になってしまった。ロシア軍の侵攻を受けたグルジア各地はインフラを破壊され、これから厳冬を迎えて大変であろう。緩衝地帯に居座ったロシア軍は、10月8日から撤退を始めると言うが、占領された地域の村からは根こそぎ物品を略奪している。
これは、ロシア人の大きな特色で、攻め込んだ所では略奪と強姦が行われる。戦勝したら3日間は兵士 . . . 本文を読む
アネモネ氏のブログ<東アジア黙示録>を読んで、5月19日(月)にベルリンはブランデンブルク門(Brandenburger Tor)前の広場で大規模な「フリー・チベット」集会が開かれていたことを知った。そのエントリーは、「カルマパ17世の大航海・・・中共を揺さぶる同時外遊」というタイトル。
http://dogma.at.webry.info/200805/article_9.html
この日 . . . 本文を読む
2月17日、セルビア共和国・コソボ自治州議会は、セルビアからの独立宣言を本会議で採択、「コソボ共和国」として独立の道を歩み始めた。暫らくは、棘を踏むような状況が続くであろう。日本政府は、早い時期に新共和国を承認する見通し。毎日新聞によると、
コソボ:議会で独立宣言を採択 旧ユーゴは7カ国に分裂
【プリシュティナ小谷守彦】国連暫定統治下にあるセルビア共和国南部コソボ自治州の議会は17日、特別 . . . 本文を読む
新しい国家が、今日の2月17日午後11時頃に誕生する。国家には、領土、国民の意思、統治機構が必要だが、コソボは統治機構の弱さを除きそれらを満足している。加えて、その独立、つまり国家としての存在を他国が認めることが必要だ。既に100ヶ国以上が承認するとの情報もあり、日本も早期に承認する見通しである。新国家は、アルバニア人が88%と単一民族構成に近い。
私は、100年以上もかけて、住民が独立を待 . . . 本文を読む
旧ユーゴスラビア解体と共に表面化したコソボ自治州の独立化運動は、国連暫定統治の下で、2月17日に独立宣言を出す予定だ。独立すると、凡そ岐阜県に近い面積の国家が登場する。これに激しく異を唱える宗主国セルビアは、露西亜の後押しを得て国連安保理に協議を求めた。東京新聞によると
コソボ独立問題で緊急協議へ 安保理、情勢打開は困難
2008年2月14日 07時51分
【ニューヨーク13日共同】国連暫 . . . 本文を読む
株や石油、農産物の先物取引は、巨額の儲けを期待出来るが、同時に大損をすることも多い。素人から見れば、博打のようなものと考えてまず間違いないだろう。そして、国際的な電算化により、国境を超えて大量の先物取引が容易に出来る時代になった。
フランスの名門銀行ソシエテ・ジェネラルの先物トレーダーが、不正取引をし大損をした。これは、個人の問題ではなく、当然銀行の責任になる。ソシエテ・ジェネラルは、各種金 . . . 本文を読む
原爆(ウラン型とプルトニュウム型)の主要原理は、核分裂反応に基く。この反応は、ドイツ人オットー・ハーン博士(1944年ノーベル化学賞受賞)により1938年に発見され、彼の共同研究者リーゼ・マイトナー博士(ユダヤ人)が理論付けした。核力は膨大なエネルギーを持つことが初めて明らかにされたのだ。
その発見の後、多くのドイツ核物理学者・技術者が第二次大戦中に核爆弾開発に関与していたが、完成の前にナチ . . . 本文を読む