Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

ノラ

2013年09月30日 | Weblog

 

動物好きのカミサンはノラとは知らずに時々、現れる他所の猫に餌を与えたり
する。半年ほど前から痩せっぽちの三毛猫がちょくちょく姿を見せるようになっ
た。

警戒心が強くて餌を与えても人間が傍を離れるまでは食べようとしない。暫く
放っておくと安心して食べたらしい形跡があるけれど、食が細いらしくて殆ど
減っていない。


カミサンが仮に「ミーちゃん」と名付けたこの猫は、鳴き声を聞いたことがない。
声が出せないのか、とにかく大人しくてしかも痩っぽちで小さい。未だ幼いのだ
ろうかと思っていたのだが、つい先日子猫を2匹引き連れて現れた。

どうやら母親になったらしい。あれほど警戒心が強かったのに、カミサンにだけ
は心をゆるしたのか近くに寄っても逃げなくなった。子猫は白と黒の二毛と黒っ
ぽいトラの2匹で、白黒は母猫(ミー)にくっ付いて近くに現れるが、トラは警戒
心が強いらしく人間を見ると直ぐ隠れてしまう。

Edが初めて子猫の姿を見た金曜日の夜、庭先のコンクリートの三和土の上で
ミーが子猫に乳を与えていた。痩せっぽちの母猫で乳の出が少ないのか、白
黒はカミサンが母猫に与えた固いカリカリを一生懸命食べていた。^^!

ミーは餌のカリカリをあまり食べないので、心配したカミサンが翌日牛乳を買っ
てきて与えたら夢中で呑んでいる。まるで母乳の出が良くなることを知っている
かのようだ。

それにしても、夜は何処で寝るのだろうか・・・気になって仕方ないカミサンが、
あまり姿を見せない子猫のトラを探していて、ついに居場所を発見した。トラが
お隣の物置の床下から出てきたのだという。

朝、日差しが強くなってきた10時頃、勝手口からそっと覗いたら、ミーがお隣の
物置と我が家の塀際の隙間で子猫に乳を与えていた。Edがそっとカメラを構え
たら、心配そうにジッとこちらを見ている。早々に退散したが、ミーには子を守る
母親の力強い目の光があった。

この辺りではノラを殆ど見かけない。無闇に餌を与えることはノラを増やす事に
なるので、あまりよろしくない。三匹揃って飼い猫にできれば避妊手術させられ
るのだけれど・・・簡単には捕獲できないかもしれない。