Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

水神社

2013年05月19日 | Weblog

 

近くに水神社がある。正式名称は布鎌惣社水神社といい、宝暦七年(1757年)の
建立というから250年余の歴史がある建築物で、町指定文化財になっている。

かつてこの辺(布鎌地区)は利根川、将監川、長門川に囲まれた3角形の土地で、
近隣との往来は数少ない橋と船に頼る陸の孤島であったらしい。そのため住民が
最も恐れたのが水害で、この地の先祖たちは毎年堤防工事に心血を注いできた。

度重なる水害から地域の生活を守るため、現在の地に守護神として水神社が建て
られ、以来4月23日にはその年の安全祈願と五穀豊穣(旧いっ!)を願う春の例
大祭、10月には水害からの無事と五穀豊穣に感謝する秋の例大祭が毎年行われ
ている。

Edの住む住宅団地もこの布鎌地区にあり、自治会を通じて毎年水神社から奉納
金の依頼がくる。付き合いなので500円納めると御札と紅白の菓子が配られる。
しかし我々新住民は、代々この地に住んでいる地元農家と違い、それほど土地に
対する愛着心も、「守護神」にたいする畏敬の念も持っていない。

ただ、この地域に残る豊かな自然と建物の文化財的価値を残しておきたいという趣
旨には賛同できる。

建物の老朽化が進み、一昨年の震災で損壊も被っているらしく、本殿改修を計画し
ているため、向こう3年間は従来年間1000円だった寄進を5000円にするらしい。

新住民が果たしてそこまで協力すべきか否か分からないが、従来500円だった寄
進の依頼は今年から倍くらいにはなるかもしれない。

念のため神社に行って建物を外から見回してみたが、正直「震災による損壊」がど
こなのか分らなかった。^^!