Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

傲慢

2013年03月11日 | Weblog

                  

自民党といわず民主党といわず、総理になって一旦権力を握ると、彼等はどうし
て皆あのように傲慢になるのだろうか。

前回の選挙で自民党が勝って政権を奪還したとはいえ、一票の格差が憲法違反
状態での選挙であり、かてて加えて低投票率(これは投票する側の国民に責任
があるけれど・・・)の中、たったの16%という得票率で第一党になったのであり、
圧倒的な国民の支持を得た訳ではない。政権をとったのだから、と何でも自分達
の思い通りに強引に推し進めようとしている。


Edは今の日本には国民の側に立つことが出来る、心ある政治家は極めて少な
いと思っている。居るのは、権力が欲しいだけで国民を蔑ろ(ないがしろ)にして
いる”政治屋”ばっかりである。日本の将来を心から憂い、これからの日本のあ
るべき姿を真剣に考えて行動している憂国の仁は表に現れて来ず、日本を軍国
主義国家に誘導しようとロクでもない事ばかり考えている危険人物の声しか聞こ
えてこない。


世界に誇れる日本の平和憲法を、変えなければならない理由なぞ何処にもない
のに、改憲を声高に叫び続ける狂信的な安倍内閣は一体何を目指そうとしてい
るのだろう。先ずは改憲のハードルを下げようと、手始めに96条の改定を目論
む輩は党派を問わず、維新やみんなの党にもいる。心得違いも甚だしい。

ハードルが高いのは、それだけ”改憲には慎重を期せ”という先人の知恵が働
いている証拠であり、自分の事しか考えていない軽率な政治屋がとやかく言う
レベルの問題ではない。

石破幹事長に至っては、何を言い出すかと思いきや「国難に際しては、一時的
に国民の自由を制限する旨憲法に明記すべし」などとトンデモナイ事を言い出し
た。国難とは何だ、国民のなにをそんなに制限しようと云うのだ?

自衛隊を国防軍に替え、彼等の必要に応じて勝手に国民生活を蹂躙しても構
わないようにするつもりなのだろう。あの爬虫類のような薄気味悪い目の奥で
何を見ているのか、我々にだって想像に難くはない!

そういうロクでもないことを考える前に、いま直ぐやらなければならない重大な
問題は山積しているではないか!

議員定数削減、選挙制度改革、震災復興、福島原発事故処理、財政健全化な
ど待ったなしの重大問題ばかりではないか。国難をいうなら、こういう事が一向
に改善されない現状こそ日本の国難だ!

米国の圧力に屈してTPPなど日本は参加する必要はない。二国間でのFTTを
推進し、拡充すれば十分ではないか。カナダやメキシコなど後から参加した国
は例外なき関税撤廃を裏で押し付けられていたそうで、そのことは前内閣の時
から分っていたのに民主党政府も事実を隠蔽していた、と東京新聞報じている。

安倍内閣は米大統領との会談後、まことしやかに「例外のない関税撤廃では
ないことが明らかになった」と重ねて国民にウソをついている。どうやらこの国
の為政者たちは、国民をいかに騙して権力を思い通りに行使するか、というこ
とにのみ腐心しているらしい。

日本は今、国民不在の出鱈目ばかり罷り通るヤな国である。次の参議院選で
は現政権には絶対に勝利させてはならない。これからの日本のために!

                 


雑司ヶ谷

2013年03月11日 | Weblog

             

1月に亡くなった兄の納骨式で、10日(日曜日)雑司ヶ谷まで行ってきた。JR池
袋から徒歩でも20分なので散歩がてら歩いていくつもりだった。しかし池袋に着
いたら既に空気が生暖かくて、折角シャワーを浴びてきたのに汗かくのもヤなの
でタクシーに乗った。

兄が未だ元気でいたころ、都内にロッカー式の墓(短期収蔵施設?)を買ったと
話していたけれど、雑司ヶ谷霊園とは知らなかった。

園内の広い通りは大きな木(ケヤキなど)の並木道になっていて、都心部のチョ
ッとした緑地帯になっている。案内書によると、夏目漱石、竹久夢二、永井荷風、
小泉八雲、川口松太郎、サトー八チローなど有名人が多数眠っているらしい。

兄の納骨場所は祟祖堂と呼ばれる3階建ての建物の中で、まるで駅の手荷物
を一時預かるロッカーと同じ。サイズもお骨がようやく入るくらいの大きさで、正し
く短期収蔵施設(?)である。

ま、大枚はたいて墓地を買ったところで、どうせ息子が後を継がなければ、いず
れ共同埋葬されてしまうのだから、無名の一般人には無用かもしれない。兄は
至って合理的な考えだった、というわけである。

坊さんの読経もなく、お花を供えて焼香だけの簡単な納骨式を済ませ、用意して
くれた会食の場所へ移動した。久しぶりに都電に乗って3駅、大塚駅前の割烹ま
で行き、皆でお昼をご馳走になった。人間、悲しいにつけ嬉しいにつけ、とにかく
呑んで食べるものなのだ。^^!

家族や兄弟を愛し、大事にしてきた兄らしく4人の子供と8人の孫たちに囲まれ
た賑やかな納骨式になったけれど、100歳まで生きたいと言っていた兄だった
のに、最期は怪しげな病院に小1年も押し込まれて死んでしまい、本人にとっ

はさぞ無念だったのではなかっただろうか・・・

立派な葬式を出してもらっても、哀れな最期では意味がない。生きているうちに
こそ、家族が愛情をもって世話をし、最期を看取ってあげなければ浮かばれま
い。酒を呑みながら、Edはチョッと複雑な心境だった。