Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

クリスマス

2012年12月26日 | Weblog

                 

クリスマスは、本来西洋のキリスト教徒のお祭りであって、宗教上の意味合いから
は日本には馴染まない。

しかし商業上は、日本でもかなり昔(明治・大正時代)から利用されてきたらしい。
そういう背景からすれば、今もデパートや商店街がこの時期売り込みに必死にな
るのも頷ける。

Edは終戦後2年目で小学校へ上がったから、米国主導の新しい6,3,3制教育
制度のはしりに乗って学んだわけだけれど、小学校ではクリスマスのプレゼント
交換会みたいなことをやったのを覚えている。あれはもしかして、米軍から内々の
お達しでもあったのだろうか・・・

家に帰れば、クリスマスどころかロクな食い物さえなかった頃だから、新聞紙の手
製の袋に入れた交換会のプレゼントの中身は、一体何だったのだろうか・・・^^;
クリスマスの意味さえ知らず、そんなことだけ小学校でやることはなかったのだ。

やはり日本人は生活に根ざしたお盆や正月の方が、自然で心が改まる。第一、
子供たちは改めて教わらなくても、経験を通して意味やら習慣を一つ一つ身に付
けていく。そのようにして民族のアイデンティティーが形作られてゆくわけだから、
クリスマスなんて日本人にとっては、お祭り以下である。

近頃はハロウィーンまで持ち出して、商人は商魂逞しいけれど、Edのような年寄
には違和感しか覚えない。そこまでやりたいなら、いっその事純粋なキリスト教徒
に宗旨替えをし、お客さんにも勧めたらどうか・・・と思ってしまう。

ま、固いことを抜きにすれば、クリスマスのイルミネーションだけはEdも綺麗だと
思うし、これまでは毎年何処か大がかりなところへ観にいっていた。
今年は寒さに負けて何処にも行かなかった。歳だな・・・