Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

カニ

2012年12月13日 | Weblog

             

北海道の息子からカニが届いた。大きくて立派なタラバと花咲が夫々3杯づつ。
我が家と叔母さんのところ、姉さん(我が娘)の3人で分けて欲しいとのこと。

”叔母さん家”は車で5分の近所だからワケないが、娘は千葉市内だからクール
宅急便で即日送っておいた。

                                 

時間が経つほど味が落ちるので、我が家では速攻で昨晩タラバを頂いた。カミ
サンと二人で日本酒飲みながら至福タイムを過ごした。^^!

偶々読んでいた、幸田文の台所帳という本で”タラバ”の名の由来を知った。鱈の
獲れる漁場にいるカニだから「タラバ蟹」だそうで、英語名はRed King Crubな
ので、この名前のほうが高い人気に相応しい。

タラバの身はたっぷり入っていてほぐし易く、食べた時のボリューム感は確かに
あるが、味は花咲に負けるような気がする。花咲のほうが濃くて甘味があり、日
本酒と良くあう。花咲は今週末の愉しみに残してある・・・(笑)

先日、何かのTV番組で知ったのだが、タラバも花咲も分類学上はヤドカリの仲
間だという。あの小さなヤドカリからは一寸想像できないが、カニの口元とか鋏を
よく眺めてみたら、捕食用の小さな前足(に見えるもの)が付いていたり、鋏の大
きさが左右で極端に異なる、など成程ヤドカリに似たところもある。

                                       

息子は、生活の基盤を思いっ切り良く北海道に移してしまった。だからその時点
で友達や親類とも潔く決別してしまったわけで、時々淋しくなるのか、カミサンに
気を使ったつもりなのか、「もっと孫の顔を見に来てくれ」などと云うらしい。^^!

カミサンは密かに「こっちへ戻って来ないだろうか・・・」と期待しているらしいが、
それは多分ないだろう。息子は折角北の大地に住んでいるのだからと、時々は
自分で釣った新鮮な魚や、地元の人しか行かない市場で仕入れたカニなどを送
ってくれるのだ。

そうした時、必ず親の分だけでなく、叔母さんや姉さんの分まで気を利かせるの
は、カミサンに似たのだろう。親としては嬉しいものだ・・・^^!