Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

集い

2012年02月24日 | Weblog

                         

通夜で、そして告別式で、久しく逢わなかった人たちにたくさん逢った。呑み会で、バス旅行で、ハイキングで、仕事で・・・みんなJinさんとのつながりで知り合った人たち。


彼が居なくなってしまった今、これが最後の集いかもしれない。Jinさんは気配りの凄い人だった。初対面の誰とでもすぐ親しくなれるという特技は、それだけ相手の心をよく読んで接し、相手の身になって話し、ジョークで硬さをほぐしてしまう術を持っているからだと思う。だから彼が相手をしている人は決して不愉快な思いをするということがない。彼の周りに人が集まってくるのは、それだけ居心地がよい証でもある。

Jinさんは頭の良い人だった。回転が速いし記憶力がズバ抜けてよかった。カントリー・ウェスタンが大好きで歌詞も沢山諳んじていて、時たま「この歌詞の件(くだり)はこういう意味だと思うんだけど、合っている?」とか訊いて(英語が得意だと自負していた)我々を困らせたりした^^!
また中国の歴史にも興味があって好きな漢詩を憶えており、ある時は詩の一節をスラスラ吟じて見せて我々を感心させた。他人を気詰まりさせない気配りは豊富な知識に裏打ちされていたわけだ。

亡骸となったJinさんにみんなで献花をした。変わり果てた姿ではあったけれど不思議と湿っぽくなかった。何時逢ってもも笑顔を絶やさなかった彼の人柄のせいかもしれない。

朝から雨だった昨日は、通夜の始まる頃には上がってしまい、告別式の今日は晴れてポカポカ陽気になった。さすが気配りの人、亡くなってからも参列する人たちを気遣ってくれているみたいだった。