Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

迷子

2010年01月31日 | Weblog

                 

薬円台の生協へ買出しに行った週末・土曜日、帰りの習志野車検場近くの裏道で、我々と同年輩かやや先輩と思しき男性に車を停められた。
道端で手を振ってたのをカミサンが気付いて車を止め、窓を開けた。

「どうしたんですか?」というと、
「道に迷ってしまい自宅に戻れなくなっちゃったんです」

と半分パニック状態。

「お家は、どこですか?住所は?」
「松ヶ丘、船橋アリーナの近く」

・・・といわれても、我々にはどの辺りか分からない。仕方がないので「とりあえず近くの交番まで乗せていってあげます」、というが早いか車に乗り込んできた。

近くの交番を思いつかなかったので、すぐ近くの船橋東警察署へ向かって帰り道とは逆の方向へ1キロほど走った。あと少しで警察署という辺りで、その人が

「あっ、そこを右に行ってください!」と突然云う。
タクシーと間違えてるのとちゃうか?・・・と思ったけれど、
「道、分かるんですか?」というと
「此処からは分かります」

カミサンが車を停めると、急いで降りようとするがドアが開けられない。私が先に降りて後のドアを開けてやった。
「忙しいところを、どうもスミマセン・・・」

挨拶もそこそこに、もうとっとと歩き始めている。カミサンは、ボケてるみたいだけど、ホントに分かったのかしら・・・?と疑っている。暫く車を停めたまま見ていたら、50mほど先の横道へ入っていった。カミサンは尚もゆるゆると車で後をつけ、更に50mほど追いかけた。
やがて家と家の間に入っていって姿が見えなくなったので、車をそこまで進めたら、”船橋アリーナ”の幟があり敷地の中へ歩いていく姿が見えた。
ホントに分かったんだな、とカミサンはようやく納得して帰路についた^^!

やれ、やれ・・・
我々も、遠からずあんな風になるのだろうか・・・