Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

宮古そば

2009年06月08日 | Weblog

福島県喜多方市の西、R359沿いの新潟県寄りに宮古という名の集落がある。
待ちに待った晴れの日曜日になった7日、少し遠っ走りしてみようと思い立って前日の夜地図を広げていたら、宮古の蕎麦という紹介写真が目に付いた。
そういえば以前よくツーリング仲間の「いちさん」が宮古そばを食べに行かないかと誘ってくれていたのを思い出し、行ってみることにした。

幸い高速はどこまで走っても1000円だし、高速なら時間的にも楽に日帰りできると踏んだ。最近乗る回数がめっきり減ってしまい、バイクを引っ張り出すまでが億劫になってきた。老骨に鞭打って準備を終えたのが7時半。エンジンをかけ数分暖めてから直ぐ出発した(7:40)。

今回はいきなり高速へ乗るつもりだったので、最近一部開通した圏央道の阿見ICを目指した。ICの場所はわかっていたが実際に乗るのは今回が初めて。田舎道だし部分開通の高速を使う車は未だ少ないので、アッという間に阿見ICへ(8:30)。
わずか5分程度で常磐自動車道へ筑波JCで接続。これは便利だ!
昨日の雨がウソのように晴れ上がり、空気は澄んで風がこの上なく心地よい。これだからツーリングはやめられない^^!

車の流れは順調で、燃費を考えて100キロ巡航を守って走る。中郷SAで早めの給油。雲が少し多くなってきたが、相変わらず青空で気温も23℃で快適。
そのまま暫く行き、いわきJCで磐越自動車道へ入ったが、進行方向の雲が厚くなり始めた。さらに行くと陽は全く射さなくなり、差塩辺りで気温は18℃、寒くて仕方ない。着るものもないし我慢していたが、いよいよ寒くなってきたので阿武隈高原SAに入って給油し、雨カッパを着た。
薄い生地なのに風を通さないので思ったより暖かい。東北道との交差点、郡山JCを直進し会津坂下ICで高速を降りた。

その先はナビがないので地図と感が頼り。凡その見当をつけて走るがドス感なので道路標識と地図を何度も止って確認。最後は地元の人に訊くに限る・・・と近くのGSに入って尋ねる。
案外地図通りに正しいルート走っていたようで、その先は教えてもらった通りに進むと目指す国道R359に出た。あとは道なりに10キロ行けば宮古だ。

この3桁国道は、車がすれ違えない結構な狭い山道と、所々広い2車線道路が混在する。宮古はやや緩くなった坂道の国道沿いにある小さい集落で、民家を改装してそば屋にした店が7,8軒連なっている。
疲れたので最初の店にバイクを止めて入った(12:30)。入り口に入って声を掛けたが、奥にいるオヤジは聞えないのか振り向きもせず、えらく愛想がない。先客が数組見えたので、構わず上がってオヤジに案内を頼んだら何処でも空いてる所に座ってくれという。

メニューを見たら1500円の蕎麦セットが良さそうだったから、それに山菜の天婦羅を追加、計2000円也。ずいぶん豪華なお昼だ!
水そば(水に浮かせた素麺スタイル)と塩そば(盛そばスタイル、何故”塩”?)の2椀と刺身こんにゃく、煮豆、お新香でセット。追加のそば粉で揚げた天婦羅はボリュームがあって全部平らげたら満に腹なった^^!
そばは10割そばで程よく腰があり、確かに美味い。ただ汁が関東風だからやや塩辛いのが残念。

食べ終わって外にでたら相変わらず空はどんより曇って今にも泣き出しそう。急いで支度して出発(13:20)。知らない道をあちこち曲がってここまできたから、帰りは会津坂下ICまで迷わず行き着くか心配だったが、独りだと割あいよく憶えているもんだ。順調にインターに到着、帰路についた(13:50)。

磐梯高原あたりまできたら、少し日がさしてきたが磐梯山は中腹まで雲に覆われていて上が全然見えない。郡山JCの先からまた峠を越えるまで気温が低く、厚い雲が垂れ込めていたが、福島に近づくにしたがって明るくなり、常磐道に入ったら日差しがもどった。

途中2回給油し、自宅に戻ったのは5時半。走行645キロのそばツーリングでした。
馬鹿だねえ・・・(笑)