まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.384 各駅巡り・神戸電鉄粟生線(2)

2016-02-01 11:48:18 | 鉄道
おはようございます。












神戸電鉄粟生線各駅巡りは前回、三木上の丸駅まで走って来ました。ここは三木市の中心地からは少し離れた所だが、すぐそばには商店街や三木城址があり民家も密集しているので、かつてはこの辺りが三木の中心地だったのだろう。駅近くの交差点から伸びている道は湯の山街道、これまでにも何度か走った道は途中には旧街道の雰囲気を漂わせている町並や結構急な上り坂、街道らしく曲がりくねった所などもあって、何度走ってもいい雰囲気を感じる所。ただこの雰囲気のいい道はT字になった道標が立つ場所で終わり、その先は県道へと合流して有馬温泉の方へと向かっている。その県道が分岐している交通量の多い交差点を少し入った所に次の恵比須駅がある。





恵比須駅も無人だが自動改札機があってホームに入ることはできない。洒落た風な造りの駅舎にホーム1面だけ、近辺にはスーパーなどがあり三木の中心地から離れた高台にある新興住宅地と言った感じ。さて、ここから次の駅へと向かうべく県道513号線を進んで行くが、この道がまた結構な上り坂、右横には神鉄の電車が線路を軋ませながら走っている音が樹の陰から聞こえてくる。この道は以前子午線巡りの時に走ったことがある道、山の中を縫うように坂道を上り詰めると急に町の中となり、交通量の多い交差点へとたどり着く。電車がゆっくり走って行く音が聞こえるので雰囲気的に駅が近い所、道の端からホームがあるのは確認できたがその駅舎が見つからない。
少し先へ進んで踏切を渡り、今度は線路沿いを戻って行くとロータリーがあって、やっと次の志染駅に着くことができた。後で確認したところでは自分(一人称)が最初たどり着いた南口にも駅舎はあるのだが、多分素通りしたみたいで見つけられなかったようだ、まあ過ぎてしまったことはもういい。写真2枚目にある電車は当駅折り返しの電車、三木の中心地まで行かないのはここから先の駅の形態のせいだろうか、電車の本数もここで減ってしまうのは仕方ないことだが、ロータリーの様子ではこの辺りは結構路線バスが活躍しているようで、そうなると電車はますます不利な状況へと陥りそうだ。









志染駅を出ると、ここから先はほとんど線路沿いの県道22号線を進んで行くこととなる。線路の向こうは閑静な感じの住宅地、次の駅は広野ゴルフ場前駅、線路と県道は住宅地とゴルフ場にはさまれるように進んで次の緑ヶ丘駅、この辺りはニュータウンの中にある駅だが客足はどうも不調なようだ。
緑ヶ丘駅を出るとすぐに三木市から神戸市へと入り、ここからは結構急な下り坂となる。緩やかにカーブが繰り返す狭い道、行き交う車も多いのでここは注意して進んで行かなければならない、そして次の押部谷駅、ここも今までと同様にニュータウンの中にある駅だが、やはり状況はあまりよろしくないらしい。昔大阪に勤めていた時、ここから通勤で通っていると言う人がいた、その地名してから神戸の山を越えた辺りとは思っていたが、やはり電車通勤となると乗り換え乗換えの連続で結構大変なことだろう。対して路線バスの方は三宮まで直通のバスが出ているとのことで、その勝負ははっきりと見えていると言った感じ、またまた神戸電鉄にとっては暗い話になってしまいそうだ。
次の栄駅も町中にある駅、駅舎は県道を外れた結構分かりにくい場所にあった。志染駅から栄駅までのこの区間、特に面白味はなくただ駅を巡るためだけに走っている感じで、写真も駅以外はほとんど撮っていない。正直、ニュータウンの風景には飽きてきたところ、こりゃ予定変更したのは失敗だったかな・・・なんて今更思っても仕方ない。しかしこのシリーズの各駅巡りはあと1回か2回で終わる予定ですが、この先、本当に山場へと差し掛かって行くこととなります。目の前に立ちはだかるのは心が折れてしまいそうな強烈な・・・それについてはまたのお送りとして、時間となってしまったようです、今回は是にて終了としておきます。        まちみち

No.383 残りの弾の数と敵の数が・・・

2016-02-01 00:19:59 | 日記
おはようございます。


そんなわけで昨夜は大和郡山にレイトショーに行ってきました。観たのは先週ここでもお話させてもらいましたこの作品 ↓↓↓↓



何で今更『あぶない刑事』?もう何度めだ?などとは思ったが、先週映画館で予告編を観てこれは観ようと決めた、まあきっかけなんて単純なもんです。ドラマシリーズが始まって30年、あの頃は若かった舘ひろしも柴田恭兵ももう60代、それだけ見てるこちらも歳をとったわけなんですが、果たして60代になった二人が当時のように動けるのか、当時のようなテンションで演じられるのか・・・舘ひろしはまあ大丈夫だろうけど柴田恭兵は病気のことがある、本当に走れるのか?などと余計な心配をしながら観ていたわけですが・・・。


まあそんな心配も映画が始まってしまえば気にはならなくなります、最初から歳はとってもタカとユージは健在だった。少しだけネタバレになりますが、内容はやくざに中国、ロシアのマフィアが入り混じった犯罪都市横浜に中南米の犯罪組織が進出してくる、そこで行われようとしている麻薬の取引を阻止すべく動くタカとユージ、定年までに残された日数は5日、何とか無事に定年退職を迎えてほしい課長のトオルの心配もよそに二人は最後のドンパチを派手に繰り広げる、と言うもの。定年って辺りが時代を感じさせるわけですが二人は最後の最後まで健在、走るわ闘うわドンパチするわ、30年間全く変わらないテンションで横浜の街を動き回ります。
舘ひろしはどのドラマでもだいたいタカが入ったような感じだから最初から違和感なく見れた、相変わらずメットもかぶらず大型バイクに乗ってたし、派手な格闘シーンも結構決まっていた、台詞のキザクサさも30年変わらずと言った感じでした。ただ今回はタカらしくない一面を見せるシーンもありますが、それは観てのお楽しみとでもしておきますか。
一方の柴田恭兵は病気のことや最近は重苦しい役ばかりなので今更ユージ大丈夫なんかな、と思ったが長い距離を走るシーンや格闘シーンもあって、こちらもまだまだ健在と言った感じ。ただ、昔世話をした青年を心配したり、定年退職した仲間を訪ねて行く辺りはユージと言うよりも高見兵吾のキャラが入っているような感じだった。走りの時は「ミュージック、スタート」で「行くぜ!♪」がかかるのはもうお約束と言ったところでしょうか。そして今回は二人に喫煙シーンは一切なし、これは二人が健康のために禁煙している設定からなのか、柴田恭兵の病気に遠慮してのことからかは定かではありません。
浅野温子の演技はドラマが始まった頃から苦手だったが、今回も何か痛かったなあ。最近は重苦しい役ばかりやってる感じ、最近だとドラマ『37.5℃の涙』での母親役など、だからか余計にあのハイテンションが痛々しい感じがした。しかも今回はタカとユージの定年退職と同じ日にとのことで、その歳でそのテンションの高さも異常なものだった。
仲村トオルは他のドラマでは「よぉ~、ぐっちぃ」とか言って肩で風切って歩いてますが、課長になってキャリアを重ねてもタカとユージの前では相変わらず「とろい動物」扱いです。とにかく二人には無事に定年を迎えてほしいとは言っていますが、終始オロオロしていて挙句に最後はいつものようにユージにアシストしてしまう、もうこれも御約束と言った感じでしたが、二人には事あるごとに「まだまだ」と言われていたのがちょっと気の毒でした。その度に

「瞳ちゃん、お茶!」

と言われていたのはバクシンオーの姉です。バクシンオーと言っても



ではないですよ、『相棒』の脚本でもお馴染みのハセベバクシンオー氏のことです。
中南米のマフィアの役で今回出演していたのが吉川晃司、この人も相変わらず何に出て来てもカッコつけな感じで、タカからは「」と言われてしまいます。実際に舘ひろしはそう思っていそう、そんな二人の対決が今回のクライマックス、互いにバイクで対峙し合う辺りはなかなかの迫力で魅せてくれます。

これもネタバレになってしまいますが、エンドロールでは舘ひろしの「アイラビュ~♪」と流れるバックで過去のドラマ、映画の名場面シーンが流れます。映画の内容自体は大娯楽的な感じで特に感動するや泣きそうになるシーンはないのですが、このエンドロールの映像はちょっと来ますね。特に最初に出てくる近藤課長、

「鷹山!大下!」

と怒り叫ぶ声が聞こえてきそうです。その他も懐かしいシーンがズラリと流れました、そう言えばロケットを飛ばしたこともあったなあ、あの時は「何やこれ?」って思ったのも、これで完結となると笑えるエピソードやったなあと言ったところでしょうか。自分(一人称)は割とこういうのに弱くて、結構鼻の奥にツンと来てしまう方なんです。例えば映画『のだめカンタービレ最終楽章後編』では最後の二台ピアノのシーンに第1話の映像が挿入された辺り、『トリック劇場版ラストステージ』では最後記憶を失った山田奈緒子が手品をするシーンで第1話の同じシーンが流れるところなど、もう自然と涙腺が緩んでしまいます。自分(一人称)が歳をとったから、と言うのもあるけど、長く続いたシリーズでも必ず最初というのがあって、これで終わりだとなるとやはりその最初が懐かしく感じてしまうんでしょうね。


今回の映画は最後にして原点回帰と言うキーワードもあったみたいで、車のクラッシュやドンパチ、格闘などのアクションには結構力が入っていたように感じました。さすがに台詞には歳をとったこともあってか年金や退職金とか現実的なネタもありましたが、タカとユージ二人の掛け合いは積み上げてきたものもあって息もピッタリで、多分30年間ずっとこういったやり取りをしてきたんだろうな、と言う感じでした。予告編でも流れる

残りの弾の数と敵の数が全く合いません

と言うユージの台詞について、結構ピンチのシーンで出てくるのですが、これがタカとユージの30年間のコンビネーションを象徴している台詞となっているようです。そのことはパンフレットに書かれていました、だからこの台詞が予告編の一番最後に出てくるんやなあ、と言うのが分かるはずです。

今回が本当に最後と言うので感傷的なものから行った部分もあったのですが、観て損はなかった作品だと思います。映画館はレイトショーにもかかわらず客席は半分以上が埋まる盛況ぶり、客層は自分(一人称)と同じくらいの世代の人が多かったかな、若い人は少なかったです、多分『信長』へでも流れているのでしょう、まあ若い人にはもうウケないのかも・・・。こうなると日テレさん、『刑事貴族』も映画化しませんか、未だに走り続ける本城慎太郎、「亮、拓、忍ちゃんも、行くよ~」てな感じで。



実・・・順子・・・武さん・・・だぁいぃ・・・、こりゃ無理だわ、さみしい終わりになってしまったなあ、今回は是にて終了としておきます。       まちみち