まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.396 相模路(5)・鎌倉高校前駅

2016-02-14 19:49:34 | 鉄道
おはようございます。












写真1枚目、とある坂道の途中です、前方がちょっと眩しく光っていてよく見えません。もう少しだけ下りて行ってみて写真2枚目の場所、その前方が海だと言うことが分かります、更に下って3枚目、海の手前に踏切がある場所と言えばもうお分かりだと思います。いろいろなドラマや映画のロケ地や舞台になったことのある鎌倉高校前駅前の踏切です。キラキラ光る湘南の波に電車が通り過ぎればこれは確かに絵になる風景です、それにしても写真5枚目にあるようにたくさんの人がこの場で記念撮影しています、中には日本人ではない人もいるのですが、こんな風景が見所なだけのただの踏切の何にこんなに多くの人が惹きつけられるのでしょうか。ここまでも鎌倉や極楽寺駅や七里ヶ浜駅などいろいろな江ノ電沿線を巡ってきていますが、ここが一番賑わっているように感じます。







ちょうど電車がやって来ました、ここは狙わない手はないでしょう、踏切前にいる人も皆電車を写真に撮ろうとカメラを・・・ってスルーしとるやないか、本当にこの人たち、何が目的でここへ来ているのでしょうか?まあ、そのようなことは置いといて、青い海をバックに駅を手前にゆっくりと走る電車はやはり絵になります、車内もここから見ただけでも混雑しているのがよくわかります。電車は手前にある鎌倉高校前駅に到着、またまたたくさんの若い人たちが下りてきました、特に周辺には店があるわけではないのですが、ほとんどの人が目当てにしてるのがその踏切、皆カメラを取り出して写し始めています。






鎌倉高校前駅も江ノ電ではもう有名な駅、無人駅なので中へと入ってみると、ドラマや映画や旅番組で見たまんまのホームの風景が目に飛び込んでくる。真正面には国道134号線とその向こう側には湘南の海、右手側には江の島が見えている。写真3枚目、国道を行く自転車、気持ち良さそうですねえ、でも自分(一人称)が向かっているのは藤沢方面でそちらは歩道がなく車道を走るのも危ないので、この辺りはスムーズに走ることができない、仕方ないのでここは相棒君を押し歩きで行くことにしています。


さっきの坂道、踏切、鎌倉高校前駅、それからこの後向かうことになる江の島など、この辺りはいろいろなドラマや映画の舞台やロケ地になったことがある所、その中で印象に残っている作品、まずは映画はこれ↓↓↓



原作の舞台は千葉のとある町なのですが、映画ではそれを江の島に移して、物語の中では印象の残るシーンでこの付近の風景が出てきます。あ、右下、松潤、樹里ちゃんにキスするとは何事ぞ!今すぐ離れなさい!!
一方、ドラマの方ではこれ↓↓↓




ちょっとマイナー過ぎですが、水谷豊が伝説のサーファー役のドラマです。マイナーとは言っても共演は田中律子に渡部篤郎、村上里佳子、後に結婚することになる二人のきっかけとなった作品、寮生には水野美紀や高橋かおりなど、後に『相棒』で水谷豊と共演することになる人たちも出ていました。水谷豊のサーファー役、これがまた似合っていなかった、いつも両手を水平にブラブラさせて波乗りの恰好をしながら

「テツオ~、行くよ~」

とこの辺りは本城節、最初は不良の寮生たちからはおっさん呼ばわりされていたが、信頼関係が芽生えてからは「ジュニア~」と親しまれるものの、最終回では地元の有力者の陰謀で寮は閉鎖され寮生はみんな別れ別れ・・・という物語。月曜日の夜8時からテレビ朝日でやっていたが、水谷豊はそれまでテレ朝にそんなに出てなかったはずだから、この作品から『流れ板七人』~『相棒』へとつながる礎になったドラマだと思っています。






さあ、旅に戻りましょう。さっきの踏切を渡って国道134号線へと出る、さっきはホームから眺めた歩道を相棒君を押し歩きで行くことにするが、ちょうど電車がやって来たので、今度は道路側から撮影することに。電車が停車するとホームの一番端っこに国道から入ることができる所があったので、そこから再度ホームに入って電車を撮影する。さて、江ノ電各駅巡りは今回はこの駅一駅だけでしたが、この先も江ノ電を象徴する風景や駅が続いていきます、早く行きたいと気もはやるのですが、ここは自転車に乗って行くことはできないので、ゆっくりと穏やかな海風に当たりながら先へと進んで行くことにします。ちょうど時間となってしまったようです、今回は是にて終了としておきます。       まちみち

No.395 ローカル路線バス乗継の旅殺人事件?

2016-02-14 10:35:05 | 日記
おはようございます。


今日(13日)は映画『ローカル路線バス乗継の旅in台湾 THE MOVIE』を見て来ました。



そんなに大規模な上映ではないので奈良県内、高の原での上映はなし。京都では烏丸、大阪ではパークス、堺、八尾と奈良の近くで観れそうな所はこの4つ、で一番近い所で八尾へ観に行くことに決めた。もちろん八尾となると相棒を駆って行くわけだが心配なのは天気、朝は案の定予報通りの雨となっていた、と言うことで電車で行くことに決めた。
八尾のシネコンは近鉄八尾駅であるのでJR柏原駅から近鉄堅下駅へと乗り継いで行くことに、それにしても雨の予報のはずがまるであてが外れたかのような晴れ天気に春の陽気、これやったら自転車で来ても良かったなあ、と後悔しても仕方がない、ならいっそのことザアーッと雨でも降ってくれた方が・・・そう言えば傘持って来てない、この天気のせいで完全に忘れてしまっていたようだ。





上映時間1時間半前に着いたのでチケットだけ購入して、時間まで近鉄八尾駅周辺を歩くことにする。ちょうど駅の南側にひとつ登録有形文化財があるのでそちらへ行ってみる、そこはメイン通りから少し中へ逸れた所で、前に写真に撮ったことがある道標の前にあった。この辺りは枚方からの河内街道と堺からの八尾街道、更に少し西側には大阪市内から伸びてきた北八尾街道が交わる交通の要所となった所。自転車ではもう何度も走ったことがある所だが、歩いてみるとまた違った視線で見ることができるがそろそろ映画の時間が近づいてきた、と言うことで映画館に戻ることに、そして雨もポツリポツリと降り出してきた。


しかしローカル路線バス乗継の旅を映画化するとはまた思い切ったことを、物語風にでもするのかなと思ったが、そんなフジテレビがやりそうなあざとさは全くなしの、いつものローカル路線バスだけを乗り継いで行くだけ。こんなの1800円も出して見に来る物好きな人いるんかいな~と思って入ると、もうすでに結構な数のお客さんが入っていた。最終的には半分には及ばないもののそれに近いくらいの入りにはなっているようだ。
ここからは少しネタバレも・・・・まず始まりはいつものテレビ版と同じ感じ、今回は初の海外、台湾と言うことでスタートは台北駅から、3泊4日でいつものルールで台湾最南端の灯台を目指すと言うもの。太川リーダーと蛭子さん、ナレーションはキートンさんともうお馴染みのメンバー、そしてマドンナは三船美佳、最近よく話題になっている人でちょっとどうかな?と思ったが、最初からハイテンションで登場して、何としてもゴールしたい気持ちを前面に押し出してきている辺りは悪くない。地名も言葉も分からない、地図とガイドブックと、とりあえず使える言葉のフリップだけを用意しての始まり、蛭子さんは一言だけ言葉を覚えて来ていたが、それはほとんど役立たずだった。バスも日本とは違って左側通行なので乗場が逆方向、案内所では係員が英語で対応してくれたが、そこでは三船美佳が英語を喋れると言うことで役に立っていた。
台湾は中国からの独立国家だが親日のイメージがある、途中で出会った人たちの中には年配の方で昔日本に住んでいたことがある人や、戦争前には日本人が橋脚を建設した当時世界第2位の長さの橋梁が出てきたり、高校野球で準優勝した嘉義農林高校のエピソードも出てきた。蛭子さんの名前はその年配の人も知っていて「笑われる人」と言われて面白がられていたが、太川リーダーが三船美佳を三船敏郎の娘だと紹介すると、嬉しそうに昔の映画のタイトルを話し出したところが印象に残った。日本ではお騒がせなタレントでもその名前はやっぱり偉大だと言ったところか、でも観ているうちに最初にあった悪い印象はなく、陽気に前向きに二人と対峙していく姿は好感が持てる、歴代マドンナで言えば森下千里とイメージがダブるところもある。

そんなバス旅に最大の危機が訪れる、これはもう予告編でもやっていたのでネタバレしてしまうが、ちょうどこのロケの日に台風が直撃してしまったのである。日本では向こうに逸れて良かったと言っても当の台湾では大迷惑、その影響は大きく台湾全土に結構な被害と避難民も出ていたとのこと、その風景は台風直撃時、その後の様子もありありと現実にあったこととして映像に残されていた。そしてその影響はバス旅にも・・・おっと、これは言うわけにはいかないですね、何しろこの番組始まって以来のとなってしまうわけなので。
もちろん無事ゴールできたかどうかも言うわけにはいけません、結末が知りたかったらぜひ観に行かれることがいいでしょう、テレビ番組だからテレビでやれば十分やないか、と言う声は相変わらずあります、当の蛭子さんが1800円出して観る人がいるのか、と言うくらいだから。でもこれはもうほとんどテレビ東京の覚悟と言ったものでしょう、あえて看板番組を映画化、それも民放にありがちな演出はなく奇を衒うことのない単純な作り、これがテレビ朝日なら途中でマドンナが殺され、蛭子さんが誤認逮捕され、それを救うべく太川リーダーが杉下右京と相棒を組んで事件を解決していく・・・それはそれで観たい気もするな、「行きますよ、育未くん」なんてね、犯人は歴代マドンナの中から、もしくは歴代マドンナ全員が共犯とか・・・悪のりはもうこの辺りで止めておきましょう。ちなみに最後のエンドロールでは今回の旅の様子の写真がいろいろ出てくるのですが、ここも見所のひとつです。前にも書きましたが映画は最後、映倫のマークが出るまで絶対席を立たないようにしましょう、後ろの人にも迷惑になりますよ。







映画が終わって表に出ると路面はぬれていたが雨は降ってなかった、そんなわけでJR久宝寺駅まで歩いて行くことに。駅前のアーケード商店街を抜けると雨が降り始めて、結構きつくなってきた、傘は持ってないのでフードをかぶって進むがもうずぶ濡れは仕方のないところ。それなのに久宝寺付近は結構古い町並があって興味を惹かれてしまう、案の定町並をあちらこちらと曲がりながら、気になった家屋は写真に撮りながら進んで行く。この界隈には二つほど登録有形文化財があったはず、そのうちの一つは写真3枚目、歩いて行くうちに見つけることができたが、もうひとつは近くにあるはずだが見つけきれなかった。自転車ならすぐに見つけられるのに、しかも雨が本降りになってきたのでこれ以上の散策はもう無理だと思い、久宝寺町並巡りは次回への宿題としてJR久宝寺駅へと急ぐことにする。ちなみに映画でバス旅恒例の「バスがない」のでの歩きは・・・これも言わないでおきましょう、時間となってしまったようです、今回は是にて終了としておきます。       まちみち