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コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ヘルメス迷走 part26

2014年02月11日 | ゲームブック
前回は宇宙世紀に似合わない
下町風の食堂を見つけたとこで終わりました。
今回はその続きになります。

002:
キミは薄汚れた暖簾を分け、店に入った。
中は意外に混んでいた。キミはグリーンの作業着を着た男と、野菜炒
めをつついている爺さんの間の隙間に無理矢理体を押し込んだ。
ジロリとこちらを睨む作業服に片目を瞑って見せ、キミは壁の札を見
上げた。髪の毛を引っ詰めたおばさんが後ろからお冷やを渡す。
「何にします?」
「色々あるから迷っちゃうね。ま、どれでも良いようなもんだけど。
そーだな、A定…いや、B定食ね」
この混みようでは少し位待たされるのは覚悟していたものの、注文し
たB定食はいつ迄経っても出て来なかった。腹はもう減ったという段
階を通り過ぎて痛い程だ。
文句のひとつも言ってやろうと思った時、新しい客がゾロゾロと団体
で入って来た。
どうやら常連らしい男たちは、席が空くまで待つつもりらしく、入口
付近に固まってガヤガヤと騒ぎ始めた。聞くとはなしに聞いていると、
どうやらジャンク屋で働いている連中らしい。
その内1人がヒョイとこちらを見た拍子に、キミと目が合ってしまっ
た。男は何故か慌てて目を逸らした。
─何だ?オレはそんな怖い顔してるか?─
「はい、B定お待たせ」
キミの前にトレイが置かれた。ものも言わずに箸を取ってかぶりつく。
暫く食べている内に妙なことに気づいた。空いた席に座ったジャンク
屋の連中がキミを見ては、コソコソと何か囁き合っている。
・ジャンク屋の男たちに文句をつける:195
・無視する:129

195:
キミは食べかけで立ち上がった。ああいう遠慮のない輩には一言言っ
てやらねばならない。
ところが、キミが立ち上がって歩いて来るのを見た男たちは、パニッ
クと言っていい程の慌て振りを見せた。トレイをひっくり返すヤツま
でいる。
「お、おばちゃん、勘定ここに置くね」
ポケットからクシャクシャの札を取り出し、テーブルの上に叩きつけ
るようにして置くと、男たちは先を争って店から飛び出して行った。
キミもつられて店を出る。一目散に走り去る男たちの後ろ姿が見えた。
・見せに戻って残りを食べる:148
・男たちを追う:169
ここではどちらを選んでも良いみたいです。

169:
キミは男たちの後を追って走り出した。
キミが追って来ることに気づいたらしく、男たちが二手に分かれた。
・右の男たちを追う:040
・左の男たちを追う:187
左だと既出の選択に戻るので、右に行きます。

040:
角を右に曲がったキミは、思わず立ち止まった。屋台や路地売りでゴ
チャゴチャとした狭い通りにジャンク屋の男たちの姿はない。入り組
んだ路地に逃げたか、どこかの陰に隠れたか…。
後ろを振り向くが、反対側に逃げた連中はどこかへ走り去っていた。
・路地を右に入り、探してみる:143
・このまま通りを歩いてみる:141
・路地を左に入り、探してみる:167
143以外は同じルートになります。このみで141へ。

141:
見覚えのある顔がチラッと見えたような気がして、キミは目を凝らし
た。『蕎麦粉70%使用』と大書きされた屋台の暖簾の向こうで、汗
をかきながら天玉を啜っている男─連中の1人に違いない。
キミはソッと忍び寄り、そいつの襟をむんずと掴んだ。男がヒッと言
い、首を竦める。
「あれだけ急いで詰め込んだ後で、よく天玉なんぞ食えるな。こっち
はB定食い残してきたんだぞ」
キミは周囲の視線を意識した。この状況だと、どう見てもこっちが悪
者だ。
「こっちへ来い!ドンブリなんぞ置いとけ!」
・自動的に:133

133:
「さあ聞かせて貰おうか。何故オレを見て逃げた?」
キミは胸ぐらを取り、男を壁に押しつけた。
「判った、判った…事務所で説明する」
キミは男を前に立てて事務所に案内させることにした。2、3度走っ
て逃げようとしたが、その度に足を引っかけてやったので、最後には
大人しくなった。
5分程歩くと、焼け焦げだらけのモビルスーツや剥き出しのエンジン
がゴチャッと積んである広場に着いた。その中央にプレハブがある。
男がドアを開ける。続いてキミが入ると、出たっとか、来たっとか言
う声が中で上がった。食堂にいた他の連中が部屋の隅で怯えたような
目でこっちを見ている。見覚えのない女の顔もあった。
「悪い、リーナ。捕まっちまった」
リーナがキミを見た。まだハタチ前というところだろう。
「どうぞ、座ってください」
キミが黙って椅子に座ると、リーナが口を開いた。
「スミマセン。もうアナタの艇はここにはないんです」
─艇?宇宙艇?─
・記憶喪失だということを話して説明を求める:061
・何とか話を合わせて宇宙艇とやらを取り返す:035
誤魔化しは効かないので、061へ進みます。
ちゅーとこで、次週に続きます。
コメント
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