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コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

シャアの帰還 part14

2015年03月31日 | ゲームブック
349:
「インエクセスからレーザー通信が入りました」
 私は隣でコンソールキーを叩いているパイロットを振り返った。
「何と?」
「『サイド3、モウサ跡にてランデブーを待つ』」と入電!」
「そうか…」
 サイド3。ジオン発祥の地であるこの地で、ダンジダンが私を待って
いるというのも何かの因縁なのか。
 だが、私の思考を中断するかのように緊急用の無線回線への入電を示
す電子音がコクピットに鳴り響いた。
「こちらは、地球連邦軍ロンドベル隊所属の巡洋艦ネェルアーガマだ。
シャトルの所属と積載物を明らかにせよ」
 面倒なことになった。ここで連邦軍に見つかるとは…。
「どうします?」
 パイロットが私の顔を見る。
・全速で逃亡を図る:105
・暫くネェルアーガマの様子を見る:196
館長が誰なのか、ムダに探ってみたいと思います。

196:
 下手に動いてメガ粒子砲の直撃などを受ければ、こんなシャトルなど
一溜まりもない。私は暫く様子を見るためにシャトルを待機させた。
「答えない場合は、連邦への敵対と見做し、攻撃することもある」
 再び無線。ミノフスキー粒子が薄いらしく、声は明確に響いて来る。

287:
 その時、ふと無線の声に聞き覚えがあることに気づいた。余り信じた
くはない事実だが…この声は、ブライト=ノアの声のように思える。私
自身の感覚のみを信じるのならば。
・相手がブライトかどうか、呼びかけてみる:085
・無視して、待機を続ける:326
カードキーを入手するため、326を選びます。
敵艦に乗艦すると艦長がブライトであることが判ります。
あと、百式改がネェルアーガマに配備されていることも判ります。

326:
 いや…似てはいるが違う。私は無理にでもそう思いこもうとした。今
の私は連邦軍に敵対する行動を取っているのだ。その敵の艦に、かつて
手を組み戦った同志が乗っていることなど、想像したくなかった。そし
て…その後ろめたさが、私に次の行動を取らせた。

105
「全力で逃亡しろ!」
 答える代わりにパイロットは、逆噴射ノズルを全力で噴射した。逆G
が不快感を伴い、背後からのしかかって来る。シャトルは弾かれたよう
に後退した。
 一瞬、ネェルアーガマの艦首が光ったような気がした。白い光芒が、
シャトルの腹を掠める。
「撃って来ましたよ!」
 操縦桿を左右に操りながら、パイロットが叫ぶ。
・バトルポイントが1、3、6、8:097
・2、4、5、7:201

201:
・戦闘レベル6以上:159
・5以下:398

159:
 パイロットは優秀だった。右へ左へと乱れ飛ぶビームを躱して行く。
「大したものだな。どこで操縦を覚えた?」
「グリプス戦役の時です。あの頃、ボクは地球連邦軍の少年兵で…あ、
でもティターンズは嫌いでしたよ」
 ティターンズ…あの言葉が、私に4年前の記憶を思い出させた。重力
に魂を引かれた人々により、スペースノイドを弾圧するために作られた
私兵…ティターンズ。ヤツらはグリプス戦役によって崩壊した。だが、
連邦は新たなティターンズを作り上げ、ネオジオンや反連邦運動の抑圧
を企んでいる。その組織は、“ロンドベル”という名だ…。
「でも、逃げてばかりじゃ、そのうちやられますよ!」
 パイロットの声が私を現実に引き戻した。が、武装を持たぬ私たちに
は、逃げるより他に方法がない。私は、急いでスクリーンに宙域図を呼
び出した。
 逃げ切る道はひとつ。コロニー内に逃げ込むことだ。まさか、ネェル
アーガマもコロニー内まで追っては来れまい。そのためには、現在いる
宙域からサイド4か、あるいは月の裏側の都市グラナダに逃げ込むしか
ないが…。
・サイド4へ逃げる:362
・グラナダへ逃げる:375

362:
 一年戦争の最中から、サイド4周辺は“魔の空域”と呼ばれていた。
コロニーの残骸が数多く浮遊し、宇宙艦に取っては非常に航行が危険な
空域なのだ。あそこに入れば、ネェルアーガマの足を止めること位は可
能だろう。
「サイド4へ向かうんだ!」
 私は瞬時に判断を下した。パイロットはメインノズルに最大噴射をか
け、サイド4へのルートに向かう。ネェルアーガマの艦影が見る見るう
ちに小さくなって行った。
 幸運だったのは、その時シャトルとネェルアーガマの間を民間の貨物
船が横切ったため、相手がメガ粒子砲を使えなくなったことだ。その隙
に私たちはサイド4への航路を全速力で逃亡した。

ちうわけで、サイド4に向かったところで次週に続きます。
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シャアの帰還 part13

2015年03月24日 | ゲームブック
383:
 さすがのわたしも、目前で繰り広げられる凄絶な意志の絡み合いに呆
然としていた。が、ふと我に返り、ノクチュルヌに対して火線を開いた。
※攻撃数12以上で命中
・1発でも弾が当たった:203
・1発も弾が当たらなかった、または弾切れ:345
もちろん、345は死んじゃいます。

203:
「当たってくれ!」
 わたしの願望が通じたのか、撃ちまくった中の1発がノクチュルヌの
頭部を掠めた。
 ヤツは対ビーム兵器用のメガ粒子偏向シールドを装備しているらしく、
他からの攻撃を一切受けつけない。筈なのだが、その1発は明らかにノ
クチュルヌをたじろがせた。
『不愉快なヤツっ!』
 超重MSは、わたしの方へ向きを変える。その隙をつき、ユカのリッ
クディアスがノクチュルヌに飛びついた。

038:
 全長において大人と子供程の差があるノクチュルヌとリックディアス。
しかし、思念は確実に2体のMSを結んでいた。青白いオーラ光が、2
機の周囲を包み込む。
『ユマ…ユマ…わたしよ。ユカよ、判る?』
『…ユカ?わたしは、そんなヤツは知らないっ!オマエもシャアの味方
かっ!?ならば、わたしに取っては敵だ!!』
『ユマ!』
 ユカの思念からは、血が滲んで来るような切なさが感じられた。
『シャアはアナタの敵ではないの。わたしたちを守ってくれる人よ…』
 ユマの困惑。ユカの想い。わたしの中で、2人の思念が入り混じり、
鬩ぎ合う。
『ええいっ!わたしを惑わせるオマエは一体っ!!』
 突然、ユマの感情が激発した。

175:
 混乱の極みに達したユマの精神が、爆発を起こしたのだ。
『不愉快なヤツめっ!オマエなんか、オマエなんかっ!!』
「チィッ!」
 わたしはドダイ改を急上昇させた。
「離れろ、ユカ!」
 だが、それは無駄な叫びだった。ノクチュルヌはリックディアスを胸
に抱くような体勢のまま、至近距離で拡散メガ粒子砲を発射した。閃光
が2機のMSを覆い隠す。
「ユカーッ!」
 わたしは絶叫した。また…また同じような悲劇が目の前で…。アムロ
とララァ。カミーユとフォウ。そして…プルとプルツー。総ての現場に
立ち会った訳ではないが、また悲劇の系譜が受け継がれてしまった。
「そんなバカなっ!」
 わたしは自分の業の深さを改めて感じずにはいられなかった。

094:
(これで良かったの。これで…)
 ユカの声が聞こえた。
(わたしはユマを恨んだりしない。だって、ユマは妹なのだから…)
 ノクチュルヌは、至近距離でメガ粒子砲を使用したため、誘爆を受け、
胸部の装甲板をゴソッと吹き飛ばされていた。
「不愉快なオンナは消した。シャア、次はアンタの番だ!」
 ユマが吠える。
・体力値+BPが11以上:307
・10以下:059
059に行くと、死んでしまいます。

307:
「もう時間がありません!大至急シャトルに帰投してください!!」
 無線からアボリジニーの声が入る。
「判ったっ!」
 わたしは機体を後退させた。
「残念だが…」
「知っています。ユカには可哀想なことをしました…」
「良い資質を持っていたが…戦いとは、辛いものだな」
 わたしは既にブースターが点火されているシャトルの後部貨物室に機
体を突っ込ませた。同時にシャトルはクレーンから切り離され、急角度
で成層圏を上昇して行く。
「すまなかった!礼を言うぞ!!」
「こちらこそっ!武運を祈ります、シャア大佐!!」
 しかし、高空を宇宙へ駆け昇るシャトルを追い、ノクチュルヌはそれ
でも上昇しようとしていた。
『逃がすかっ!』
 ユマの歪んだ思念が重力の壁と共に、わたしの身体の自由を奪う。が、
半壊したMSは最早、空気の薄い成層圏内で自由に動き回れるような状
態ではなかった。
『くそォ!!』
 ノクチュルヌのバインダーが音を立てて引き剥がされる。安定を失っ
た機体から、頭部が分離して後退して行くのが見え、それを最後にスク
リーンはブラックアウトした。ノクチュルヌの脅威は…去った。

150:
 チバシティ上空から射出されたシャトルは、サイド3に向けて順調な
飛行を続けている。
 わたしはシャトルの助手席で、ある種の爽快感を覚えていた。
(やはり、宇宙がわたしの場所なのかも知れんな…)
 目の前に広がる宇宙空間の“無”の感覚が心地良い。
 重力の鎖を断ち切った快感は、わたしを愉快な気分にさせてくれる。

ちうわけで、シャアが宇宙にでたとこで次週に続きます。
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シャアの帰還 part12

2015年03月17日 | ゲームブック
277:
 その時、わたしは不意に思い出した。ノクチュルヌ!ティターンズが
不利な戦局を打開するため、サイコガンダム、バウンドドックに続くサ
イコミュ搭載MSを開発しているという情報があった。グリプス戦役で、
わたしがエゥーゴを去る直前のことだ。確か、アクシズから流れたシス
テムであるファンネルを装備した唯一の連邦製MSであったと言う。
 あんな化け物を相手に、アウドムラの兵装などは無力に等しい。アボ
リジニーの制止を無視し、わたしは後部貨物室へと走った。
 後部デッキでは、先程わたしがジム3を葬った機体が今まさに運び込
まれようとしていた。
「待て!わたしがMSで防戦に出る!!」
「え?しかし…シャトルのカウントダウン迄、もう時間が…」
(MSのデータは先に乗ったモノを流用せよ)
※乗り換えできないみたいです…が、
 ドダイを使うみたいですし、ディアスがしっくりくると思います
「構わん!ヤツの足さえ止められれば、それで良い!!」
 委細構わず、わたしはMSに乗り込んだ。
「クワトロ=バジーナ、出るっ!!」

068:
 わたしのMSは、格納庫内にあったドダイ改に乗って発進した。が、
気がつくと後ろからもう1機のMS─リックディアスだった─が、ドダ
イ改に乗って追尾して来る。わたしはドダイ改をリックディアスの横に
並べ、その装甲に接触した。いわゆる“お肌の触れ合い会話”だ。
「誰だ?乗っているのは」
「ユカです。わたしだってMS位は乗るんですよ」
 そこ迄の会話で、わたしは何故彼女がMS等に乗って出て来たのかが
判った。例の感触が気になったのだ。

392:
 ユカの操縦技術は確かだった。乱れ飛ぶメガ粒子砲のビームを、見事
な動きで躱して行く。わたしは心中密かに感嘆した。
 しかし、ユカのリックディアスは突如、その動きを止めた。
「どうした?」
 その瞬間、わたしの脳裡に異なるふたつの思念が渦を巻いた。
『ジオンは…空を落とした。シャア=アズナブル…わたしの敵…抹殺…』
『ユマ!ユマ!!わたしよ、ユカよ!!』
 我に返ると、いつの間にかユカのドダイ改が遥か前方に出ている。
「チィッ!」
 わたしは呻いた。
「ユカ!出過ぎだ!!」
・ユカのMSを追尾する:166
・暫く様子を見る:122

166:
 絶句。しかし、激烈な思念がわたしの中で弾け飛んだ。
「どうした!ユカ!?」
「ユマ…アレに乗っているのは、妹よ!!」
「何だと!?」
 わたしは思わずコクピット内で腰を浮かせた。
「まさか、そんな…」
 しかし、それを事実として受け入れれば、ここ数日来感じていた歪ん
だプレッシャーの正体が総て説明できる。ユカの記憶がズタズタに錯綜
して乱れ飛び、それを無理矢理繋ぎ合わせると目の前の化け物の中にい
るユマの姿が見える。そんなやり方で、わたしは事実を察した。
 咄嗟に、わたしはドダイ改を前進させる。ユカのMSに並びかけ、不
測の行動に出ぬよう肩をガッチリと掴んだ。
「やめるんだ。ユマは、完全に過去の記憶を奪われている。彼女は強化
人間だ。残念だが、刷り込まれた記憶の中にキミの名前はないだろう!」
「でも、でも…ひょっとしたら!」
 その時、ノクチュルヌの胸部が白く輝きを放った。拡散ビーム砲が牙
を剥いた。
・攻撃数13以上:357
・12以下:059
059は死んでしまいます。

357:
 わたしはリックディアスを離し、ビームを回避した。が、その隙にユ
カは、一直線に突進して行く。その時、リックディアスは青白いオーラ
光に包まれた!これは一体!?
『何っ!?』
 ユマの驚愕が感じられた。ユカは、拡散ビームを擦り抜け、ノクチュ
ルヌの目の前迄飛び出して行く。
『バカな…オマエは一体何者だ!?』
・ユカの後を追い、接近を試みる:031
・掩護射撃をかける:383
※どちらも同じトコに行き着くので、好きな選択肢を。

383
 さすがのわたしも、目前で繰り広げられる凄絶な意志の絡み合いに呆
然としていた。が、ふと我に返り、ノクチュルヌに対して火線を開いた。
※攻撃数12以上で命中
・1発でも弾が当たった:203
・1発も弾が当たらなかった、または弾切れ:345
もちろん、345は死んじゃいます。

来週はノクチュルヌ戦の途中からでございます。
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シャアの帰還 part11

2015年03月10日 | ゲームブック
184:
 アボリジニーの予想通り、シャトルはアウドムラの中央格納庫に在っ
た。打ち上げ設備にも異常はない。
 アウドムラを発進させたのは、エグムのメンバーたちだった。後部貨
物室に乱入した直後、彼らは統制された見事な動きで瞬く間にコクピッ
トを制圧していたのだ。
「一応、貨物室にはMSを積み込ませて貰います。グラナダの活動家た
ちに届けてやりたいもので…」
「判っている。キミたちの働きからすれば、そんなことはお安い御用だ」
 わたしはすまなそうに言うアボリジニーの肩を叩き、ノーマルスーツ
に着替えに行こうとした。
「あ、クワトロ大佐。将軍との連絡が取れました」
「本当か?」
「はい。やはり、サイド3の空域に潜伏していました。イン・エクセス
というグワダンタイプの戦艦を根城としているらしいのです」
「結構だ。至急、レーザー通信を送っておいてくれたまえ」

157:
 先程、後部に固定されていたリックディアス、ギャプラン、リゲルグ
がシャトルに搬入されて行くのを見ながら、ノーマルスーツ着用を完了
したわたしは、コクピットに向かおうとした。
 そのわたしの腕を、ソッと引っ張る者がいる。ユカであった。
「いよいよ、お別れですね…」
 彼女は、わたしの目を正面から見据えた。
「そうだな。しかし、生きていればまた何処かで会うこともあるだろう」
「いえ…多分、わたしはそう長く生きられないと思います」
「縁起でもないことを言うな。どうしてそんなことが?」
「判りません。何となくそんな気がするのです」
「そうか…ならば、わたしがそのプレッシャーを幾分なりと弱めてあげ
よう」
 わたしは彼女の顎に人差し指を当て、上を向かせた。彼女はゆっくり
と目を閉じる。わたしたちはソッと唇を重ねた。

170:
「厭なプレッシャーを感じる…」
 不意に唇を離し、ユカは呟いた。それは同時にわたしの中にも感じら
れた。
※この時、シャアは異形のMSの影を観ております。
「わたしのまじないは効き目がなかったのかな?」
「いえ…そんなんじゃないんです。もっと、こう…近親憎悪と言うか…
わたしに近い者の憎しみの念を感じるのです」
「ほう…ユカには妹でもいるのか?」
「2人います…否、いたと言った方が良いでしょうか。直ぐ下の妹のユ
マは、グリプス戦役の混乱で生き別れてしまいました。何処にいるのか、
消息は判りません。末の妹のユイは、一年戦争の時に…両親と共に死に
ました」
 そして、彼女は一葉の写真を取り出した。相当古いモノらしく、セピ
ア色に色褪せている。3人の子供が写っていた。
「子供の頃のわたしたちです。差し上げます」
「何故、これをわたしに?」
「だって…アナタはわたしが初めて愛した男性だから」
 彼女はそう言い残し、わたしの許を離れて行った。

328:
「妙だな…あれ程、生の感情を表に出す娘ではないのだが」
 わたしは独り言ちた。だが、悲しそうなユカの瞳が変に引っかかる。
昨夜もそうだった。ベッドの中ですら、彼女はそんな瞳をしていた…。
 奇妙な気分でアウドムラのコクピットへ上がると、アボリジニーの半
分冷やかすような視線が突き刺さった。
「見ましたぞ。お安くないですな、アナタも」
 彼の低い笑い声が耳障りに響く。わたしは苦笑した。
「言うな。わたしとて男にあることは変わりはないのだよ」
「ほう。アナタはまだ独身で?」
「うむ。だが、当分は身を固める気はない」
 その時、ブリッジオペレーターの鋭い声が飛んだ。
「10時の方向!MSらしき機影在り!!」
「何!?」
 慌ててアボリジニーが窓に走る。
「何だあれは!?見たこともない機影だぞ!!MAか!?」
 わたしは厭な予感が的中したことを悟った。
・MSデッキに走り、MSで出撃する:368
・アウドムラの対空機銃で迎撃を試みる:292

368:
 反射的に、わたしは搬入途中のMSを出そうと考え、ブリッジを出よ
うとした。が、アボリジニーは、わたしの考えていることを見破ったら
しい。後ろからグッと肩を掴まれた。
「クワトロさん。アナタは宇宙へ上がらねばならない。ここは我々に任
せ、シャトルへ乗り込んでください」
「しかし…わたしだけが安穏としているのは気が進まん」
・それでもMSデッキへ行く:277
・MSを出すのは諦める:292

292はダメージを受けるので出撃を選んで次回に続きます。
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シャアの帰還 part10

2015年02月24日 | ゲームブック
178:
 アウドムラは基地滑走路の中央で、その翼を休めていた。後部貨物室
のハッチが開いている。その急な勾配に向かい、わたしは一気にエレカ
を駆け上らせた。少し遅れ、その後にトレーラーが続く。
「うおッ!何だァ!?」
 荷役作業に従事していた兵士たちが、悲鳴とも怒号ともつかぬ声を上
げて逃げ惑う。だが、中には瞬時にして状況を理解した者もいたらしい。
中にあった1機のMSが、突如立ち上がった。ジムⅡの後継機、ジムⅢ
だ。ヤツはわたしのエレカを踏み潰そうとこちらに迫って来る!
・エレカを捨て、飛び降りる:271
・このまま突っ込み、強行突破を図る:297

271:
 幾らわたしでも軍用エレカ風情でMSに突っ込むなどという愚かしい
真似はしない。わたしは走るエレカのコクピットからアウドムラの床へ
と身を躍らせた。
 エレカはジムⅢの股下を通過して内壁に激突する。それを見ている余
裕もなく、わたしは走った。

240:
 わたしは滑り易いアウドムラの床を踏み締めて走った。元々、MSと
いうのは対人用戦闘向けには作られていないため、小回りが利かない。
人間を狙い撃つことは難しい筈だ。
 だが、ジムⅢは貨物室とコクピットを結ぶエアロックの前に立ちはだ
かり、行く手を阻む。ヤツを倒さぬ限り、アウドムラを制圧することは
不可能だ。その時、視界の隅にMSの影が映った。見ると、整備中らし
いMSのシルエットが見える。使えるのか!?

098:
 わたしは反射的にMSの見える方へ走った。積み上げてある軍需物資
の山を回り込むと、そこには3機のMSが…。
(何という幸運だ!!)
 わたしは歓喜の叫びを上げると、アドレナリンが溶け出し、全身を駆
け巡る。否、身体の一部と言っても過言ではない。
 そこに在ったのは、リックディアス、ギャプラン、リゲルグだった。
・以前、乗ったことのあるリックディアス:341
・機動性に優れたギャプラン:230
・バランスの取れたリゲルグ:397
※HPはギャプラン>リゲルグ>リックディアスとなってます。
 が、戦闘は1回だけで、すぐに降りるのでどれでもよいかと。

341:
 やはり、かつて自分の乗っていた機体─リックディアスが最も戦い易
かろう。わたしは搭乗用クレーンに乗り、かつての愛機のコクピットに
転がり込んだ。

153:
 近づいてくるジム3を前に、わたしは慌ただしく考えた。
 ヤツとしても、ガルダ型を壊したくはあるまい。
 この超巨大輸送機は、非常に高価なものだ。1機当たりの建造費は、
宇宙戦艦並にかかるのだから。
 とすれば、射撃用の兵器は使ってこないであろう。
 だが、その予測は見事に裏切られた!

060:
 ジムⅢは、いきなり肩のミサイルポッドから中型の誘導ミサイルを発
射したのだ。
「チィッ!」
 怒りが込み上げて来た。
「ガルダ型を沈めるつもりかっ!!」
・回避行動を取る:329
・射撃用兵器でミサイルを迎撃する:316

316:
 わたしは射撃用兵器のトリガースイッチを押した。
(装弾数-1)
・バトルポイント6以上:282
・5以下:109

109:
 ビームは正確にミサイルを捕捉した。空中で爆発し、濛々たる煙が立
ち上る。が、幸いなことにガルダ型に穴が開くことだけは避けられた。

394:
 チャンスは最大限に生かすのがわたしの主義だ。わたしはジムⅢに突
進した!白兵戦だ!!
・敵を撃破した:259
・敵に撃破された:059

259:
 ジムⅢのコクピットが拉げた。
(悪くは思うなよ。キミが中途半端に良い資質を持っていたのが命取り
だったのだよ)
 わたしは心の中で呟く。

無事にアウドムラを占拠して、次回は目的地に向かいます。
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