この前の日曜日。
すっかりようやく風邪の不調からも開放され、なんとかアルトも普段どおり練習できるようになってきたなと思っていたら、、、。
たまたま付き合いで行った本屋さんで見つけた雑誌に目がとまり、、。
それで買ったのが、クールジャズコレクション(シリーズ)の第七巻。
チャーリー・パーカーの巻だった。
この雑誌は、去年から発売されているCD付きの本で、アーティスト別に発売されている模様。発売は隔週間みたいなんだけど、特別、本自体に興味は無く、、。
ただ、今回、どうしても聴きたい曲があったので、本を購入した。
というのも、実は、チャーリー・パーカーは大好きなんだけど、なぜかあの有名なナウズザタイムというアルバムは持っていなくて、その中に入っているコンファメーションのテイクがどうしても聴きたかった。(って、ならCD本体を買えばいいのでは?という質問はしないで!汗)、、、なにしろ他の曲は、オムニバスとかで聴いていたので、とりあえず、コンファメーションだけ聴きたかった。
それで、なんとなく勘で、この本の付属のCDにその曲の聴きたいテイクが入っているという予感を感じて、、、。
で、実際には、ずばり的中!
、、、って、そのテイクが、例のオムニブックの譜面の曲だったり。(笑)
なので、それ以来、毎日、チャーリー・パーカーのコンファメーションがお食事タイムのBGMになった。(って、まだ数日。爆)
それにしても、改めてチャーリー・パーカーのコンファメーションを聴いて思った。
素晴らしすぎる!
これがチャーリー・パーカーの音楽なんだ、と、思った。
それとその雑誌(本)には、チャーリー・パーカーの経歴やエピソードも少し掲載されているけど、それを読んで、私までも元気が出た感じがした。
もちろん天才らしい話もたくさんあるけど、でも、そんな天才でも、サックス初心者の学生時代のやる気だけで、凄いど下手時代があったからこそ、未来の成功した姿があるのではないかと思えた。
もちろんチャーリー・パーカーの経歴に関しては、映画「バード」で、私も知っていたつもりだったけど、まだまだ知らないことがたくさんあると思った。
なので、今度は伝記とか他の本もぜひ読んでみたいと思ったり、、。
それにしても、チャーリー・パーカーの曲は、テーマもさることながらアドリヴが異常に速いフレーズが多い。
ただ聴いているだけだとそんなに速く感じないけど、いざ、譜面を見て吹こうと思っても速すぎて目が回ってしまった。でも、そんなに速くても、一音一音がちゃんと計算されつくされた音の羅列で、コードに則った美しいフレーズラインが続く。
でもそれも自分がアルトを始めて、初めて気付いた事実だった。
なぜなら、それまではずっと聴くだけだった。
もともと映画を観て、CDを聴いて、それでチャーリー・パーカーが好きになったので、まさかそんなに難しい事をやっている人だとは気付かなかった。
きっと当時も、そんな魅力に魅了された人々がたくさんいたと思う。
そして今も、、。
私は改めてチャーリー・パーカーを聴いて、今、アルトをやっていて幸せだと思った。
そして、こうやって曲を聴いて、また元気が出て、本当に良かったと。
以前、どこかのブログでのコメントで、
「チャーリー・パーカーの曲は、チャーリー・パーカーが吹くからカッコ良いのだ。」と、仰っていた人がいた。
たしかにそうかもいれない。でも、大好きで聴いて、吹いている人の気持ちはきっと観ている人にも伝わるのではないかと思ったりもした。
なので、私も元気を貰って、また練習してみようと。
ちなみに、この雑誌、最新刊は、ジョンコルトレーンだそうです。
(買おうかなー。笑)
クールジャズコレクション↓HP
チャーリーパーカー↓第七号