キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

楽器の本当の音色。

2005年10月06日 23時48分12秒 | アルトサックス
きょうは最初、マウスピースを先週、新しく買ったメタルで吹いていたけど、やっぱり親不孝になりそうだったので、基本練習はラバーのメイヤーで吹くことにした。
いつもレッスンの録音を聞き直し、(メモを紙に書いてないので、これがメモ代わり。)宿題を思い出しながら、、、ふと、いつも先生がしてくれる自分の楽器のセッティングのチェックに耳が止まった。

「う~ん、先生が自分の楽器を吹くと、明らかに自分と音色が違う。」
当たり前な気もするが、先生はプロなので、すごくサックスらしい音色。セルマーとは違うけど、ちょっと似ている気も。
でも内心、「これはきっと先生ご自身の音色なんだ。」と思っていた。

ところが、きのう。サックス関係のHPを回覧してたら、自分のサイトに自分の音源を載せている人がいて、日記や記録を呼んだら、なんとっ!私と同じ楽器(ヤナギサワA50)で演奏している音源に出会えた。
で、さっそくクリックして音楽を聴いてみて驚いた。

「あっ、このサックスの音色、先生が吹いたのと同じ?!」

いちおうその方のセッティングを見たら、本体はそのままでネックを金メッキ、マウスピースはメイヤー、リードはJAVA3、、、う~ん似ている。すごく上手い演奏だったので、これは?・・・と思った。参考までにほかの楽器での演奏も聴いたけど、明らかに違っていた。

つまり先生が普段、試奏してくれる楽器の音色と、ほかの人がライヴで吹いた音色が同じだったのは、もしかしたら偶然かもしれないし、もしかしたら私の勘違いかもしれない。
でもひとつだけ判ったことがある。
それは、「私がまだ、自分の楽器の出す本来の音色を、聞いていないという事実。」
聞いていないというより、出す力が備わっていない。
そんなことを少し考えていた。

練習していて、だいぶ呼吸の安定してきたと思っていたけど、サックスからサックス本来の音色が出ていないんじゃぁ、つまんないなぁ。
なので、最近は基本練習ばっかりです。
どうにかしてサックス本来の音色を出したいから。

、、でも、やっぱり遊びたいんだよね、、、子猫だから。(笑)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コール&レスポンス

2005年10月06日 00時07分38秒 | アルトサックス
きょうはあんまり練習がはかどらなくてだめな一日だった。なんか気持ち的に集中しなくて、のんべんだらりとトングトーンとメジャースケールやって終わってしまった。なので、練習についての日記のネタはなし。

ところで、この間の日曜日のジャムセッション。「楽しかった~!」ぐらいしか書かなかったけど、たまには少し内容というか、感想でも書いてみようかなぁ、と思った。それはアンサンブルについて。

まず、この前は自分のほかに管楽器は、トランペットの人が3人いた。みんなそれなりに上手く感じたけど、なにしろ音が大きい。で、そのうちの1人づつと一緒にセッション。まず2人で一緒にテーマを吹いて、それから順番にソロを回してゆく。
やった曲はFのブルース「バグス・グルーヴ」と「ナウズザタイム」。で、何が楽しかったのかというと、ユニゾンで吹いて音が綺麗に合ったこと。意外とピッチも合い、おまけにハモリも付けてくれて、「なるほど、ホーンセクションの楽しみって、これのことかもしれない。」と勝手に納得。
アドリヴでは、トランペットの人がめちゃくちゃ派手なソロを吹くので、挑発されて自分も高音で派手に吹こう!としたら気負い過ぎて・・・レとミの音でねぇ~!!まいった。(汗)

それからバラードもやった。「レスト・アローン」ピアノの人がマルウォルドロン並みの切ないイントロを付けてくれて感激した。しかし肝心のメロディがめろめろで、間違いまくり。切なさも吹っ飛ぶ有様だった。でも楽しいこともあった。それはアドリヴ。

はっきりコード進行もスケールもろくにわかんない状態だったけど、曲がスローなので意外と気持ちに余裕ができ、どうにか書いてあるコードネームのルートとあとテーマのメロディを崩す形でアドリヴしてみた。

とはいっても、まだ初心者のなんちゃって!は変わらないので、フレーズがどれも途切れ途切れで、なんとも情けないんだけど。でもここは曲へのイメージを先行させて、「あたかも情緒を込めて、切ない涙、、みたいな感じ」を表現しつつ、なるべく間を空けて吹いた。(ほんとは次に吹くコードとスケールがわかんないだけ。涙。)
でも一応、死守するポイントはあって、、、それはアドリヴのリズム。どんなに音が外れようとリズムだけは狂わないようにする。(ほんとはこれにピッチの同様なんだけど。)それだけは注意した。

そんなこんなで吹いたバラードだったけど、あとでその録音を聞いて驚いた。「なんと自分のソロが、他の人の楽器とコール&レスポンスしているように聴こえる!」
そう、フレーズが詰まって休符になったところにピアノのオブリが入り、さらにギター(上手いギターの人も一緒だった。)のコードがその合間に綺麗に入っている。ドラムのブラシの音が、風や小川のせせらぎに聞こえた。

「すっごく、悔しい。」

「なんで、こんなに良い演奏なのに、自分だけ間違えているんだろ?」

でもジャズのジャムセッションに初心者ながら参加してもう6ヶ月。初めてジャズの会話をした感じがした。良い想い出になった。

「できれば今度、再会したときはもっとちゃんと会話できる、そんなおとなになってみたいなぁ。」

さぁ、練習練習~。(笑)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする