今回は、小難しい事はさておいて、
平易に書こう・・・。
つまり、
洗浄そのものについて、
原点を考えようと思う・・・
序でに、今日で今年の桜もおしまいだ。地域によってはこれからという場所も多いであろうが、陽気に誘われて、一人探索に出かけた。
その写真画像を散りばめていこう。少しの目の保養になればとの気持ちである。
花見は、今年、今回で2度目。前回は夜桜と粋がったが、花冷えで心底、震えた。
場所は歩いて数分、地域で言えば、新興の言わば『穴場』である。花より団子の花見もあれば、今回は散りゆく花を惜しむ花見探索である。近く、月末には三度目の花見の予定。花より、談論の花見が控えている。まあ、飲み会だ。
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その時は、多くは葉桜になっているだろう。
さて、本題に戻そう。写真は記事に無関係に掲載していくことを、お許し願いたい。
洗浄とは、水と切っても離れない。水(お湯)で洗うから、洗浄というのだ。字は、いずれも偏(つくり)が三水偏から成っている。
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基本は、水(お湯)で洗浄が出来ると言うことだ。何もいらない。水(お湯)さえあれば、程々の洗浄は可能である。災害等の時、怪我の手当は、基本、洗浄だ。消毒や、薬はその次の段階だ。
今日、洗剤が不可欠なのは、汚れの質が変化したこと、そして、多分に思いこみも少なくないはずだろう。
汚れに質が変化したと言えば、油ものの使用が多いことだ。その中には鉱物系の油も多く含まれている。特に、化粧品ではそうしたことが考えられる。クレンジングなどと言う概念は、化粧、中でも、ファンデーションや造形化粧の場合、不可欠になるだろう。
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油は、油で落とすしかない。これがクレンジングの基本である。
そうでない汚れは、大体、水(お湯)でよく濯げば、8割方、落ちると言われている。しかし、汚れに中には、油脂を含んだり、タンパク質を含んだりする場合がある。
その時、洗浄剤が必要と感じられるだろう。
そこで、界面活性剤の元祖と言うべき、石けんが登場したのである。油と水は、混ざらない。少しは混ざるのであるが、容易には混ざらない。
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だから、
水と油の関係と言うのであるが、必ずしも、そうではない。水は、小難しく言うと、一部、電離しているものであるから、最終的には混ざる性質を持っている。それが不思議と言えば、不思議な水の溶解力である。
大海は全てを溶かし込んでいる。
そうは言っても、すぐに間に合うほどの溶解力でもないから、それを高める必要があって、洗浄剤が求められる。石けんがそれに該当してくるわけだ。
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要するに、
界面活性効果が、それである。前にも書いたが、界面活性というのは、単純に言うと、水と油の境界面を取り持つ働きのことである。境界がなくなるから、水に溶け込む事になる。又、逆に油に水を溶け込ますことも出来るわけだ。
油に水が溶け込んだ状態を、クリームという。勿論、この際は石けんが使われることはないが、別の界面活性剤が使われる。いずれにしても、クリームは基本的に、界面活性剤が使用される。
その化学的説明は、今回、割愛する。
問題は、界面活性剤は必ず、残留すると言うことだ。洗浄する対象物には必ず、残る。洗濯物にも残るが、肝腎の身体にも残る。石けんの香りが、身体に残っているのはそのためである。
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濯いでも、濯いでも、一部は残る。これが鉄則である。
それは実験でも明らかだが、身体に残った場合、害をもたらす場合がある。身体は言うまでもなくタンパク質で出来ている。そして、脂質がある。脂質とタンパク質は界面活性剤と相性がよいからだ。
健康で頑健な身体の場合は、ほとんど問題がないであろうが、毒性の強い界面活性剤の場合と、頑健でなく、皮膚が弱っている場合は、問題が発生する。例えば、石けんが目にはいると、強烈な痛みが走る。目とか粘膜は繊細だからである。
と同じで、皮膚が怪我をしていたり、あるいは、病的に糜爛(びらん)していたりするとその影響は強い。
本来、皮膚は何層にも亘り、角質層で守られているのが通例であり、尚かつ、皮脂腺から自然のクリームに覆われてバリヤーを構成しているわけであるが、そうでない場合は、強烈に沁みたりして、痛みやかゆみが発生する。
そうであるから、例えば、皮膚炎などがある場合は、石けんを含めて、界面活性剤を使うのは良くないという訳だ。別に難しい理屈ではない。
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これが直接、皮膚に使用する洗浄剤が、そうしたものであれば良くないという理由が理解されるだろうが、そうした界面活性剤を使って洗濯された下着などでも、長い間には皮膚に対して良くない状況になる。界面活性剤が残留しているからだ。
これが、『アトピーは治るよ! 石けん(界面活性剤)を使わなければ・・・』という、理由だ。
この点は、クリーム等でも同じだ。
さて、そうした界面活性剤を全く使用しない洗浄剤が存在するのであろうか?
数年前までは、私自身もそのことを知らなかった。ところがあったのである。
しかも、その洗浄力に驚いた。
それが今回のテーマである『重曹から生まれた画期的な特許洗浄剤!!』である。
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これは、
全く洗浄メカニズムが違う。界面活性効果ではないのである。勿論、重曹は界面活性剤ではないことは言うまでもない。単なる、無機塩類である。食品添加物であり、ベーキングパウダーとして知られているものである。
簡潔に言うと、これの水溶液中では、電離したマイナスイオン分子によって汚れを引きはがす事による洗浄効果が認められる。
勿論、その重曹そのものでは充分ではないが、数多くの実験と調整を繰り返した結果、界面活性剤にも勝るとも劣らない洗浄効果を実現した。
![Img_7165 Img_7165](http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/images/2013/03/28/img_7165.jpg)
そして、特許も認められたと言う代物だ。
そもそも洗浄メカニズムが違うと書いたが、界面活性効果により水に溶かすのではないから、前記に書いた様に、洗浄物にも残らないし、身体にも残らない。単に汚れを引きはがし、水に流すのである。至って簡単なメカニズムなのだ。
だから、
洗浄した後は、何も残らない。そして、余分な油脂を取りすぎることはない。油脂にくっついて身体の皮膚を痛めることもない。濯ぎは極めて簡単である。等々の驚くべき利点がある。
又、
洗浄液そのものは、全く無害である。メダカをその中に入れても、生き続けることが出来るレベルである。そもそもが食品添加物であり、ベーキングパウダーであるからだ。
![Img_7142 Img_7142](http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/images/2013/03/28/img_7142.jpg)
勿論、様々な工夫が凝らされているが、その詳しい内容については今回深く触れることは割愛したい。
例えば、先にも書いた様に、汚れには様々あるわけだ。タンパク質もあり、油脂もある。それらが最適条件で洗浄出来る様に工夫が凝らされているから、単に、重曹をそのまま使用しているわけではない。しかし、主成分は重曹である。
他に、一つだけ触れるとすれば、洗浄効果を難しくする要因として、様々なミネラルの問題がある。水に含まれる金属イオンが、洗浄力を低下させるのである。つまり、硬水・軟水の違いで大きく洗浄効果が違ってくる。
水を軟水化する工夫が不可欠である。詳細は割愛するが、そうした工夫は不可欠で、それらを含めた措置が特許性を持っている。又、タンパク質を分解する、あるいは、汚れの再付着の防止など、単なる重曹をそのまま洗浄剤と称している訳では決してない。
![Dpp_0020_2 Dpp_0020_2](http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/images/2013/03/28/dpp_0020_2.jpg)
現在、多くの洗浄剤は化学合成洗浄剤である。一般に合成洗剤と言われるものが主流である。ほとんど合成界面活性剤と呼ばれている。それらを一律に悪とは言わないまでも、大変有害なものが多いことは周知されている。
今回、そのことに多くを書かないが、検証されることをお勧めしたい。
もう一つだけ書いておきたい。
昨今の洗浄剤はコマーシャルは、香りをテーマにしたものが多く見受けられる。そのことも消費者心理を引きつける要因であろうと思うが、洗浄剤の主要テーマではない。敢えて、批判は差し控えるけれども、安全な洗浄と言うことで言えば、良く吟味が必要であると思われる。
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ほとんど、並べて洗浄剤は界面活性剤で、一律だ。
香りや、匂いは付加価値である。そして、除菌や分解酵素も付加価値である。安全に洗浄するという観点で、何が必要かについて検証頂ければ、ご理解頂けるものと思う。
そもそも、重曹は優れた除菌力がある。これについてはこれまでに書いてきた記事を参照頂ければ、参考になろう。
これまでの洗浄剤についての記事は、『驚くべきレポート』に纏めているので、ご参照頂ければ幸甚である。