小沢 4億円原資は「遺産と印税」 ・・・(日刊ゲンダイ)
「検事はバカな推論を重ねるものだ」
注目の被告人質問は、午前10時に幕を開けた。
小沢元代表は口を真一文字に結び、厳しい表情で入廷した。
ダークスーツにピンクのネクタイ姿。証言台のイスに腰を落ち着かせると、裁判長の顔をまっすぐと見すえ、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士の質問に淡々と大きな声で身の潔白を主張していった。
大マスコミの関心事である土地購入費用については、「購入を了解して手持ち資金の現金4億円を用立てた。その段階で関与は済み、実務的、事務的なことは一切秘書に任せていたので分からない。
(陸山会との)貸し借りの認識はなかった」と証言した。
4億円の原資は「多くは両親から相続した不動産や現金。
不動産は1カ所だけではない。
売却したのは東京・文京区の湯島の自宅、都内の別の土地、岩手・水沢の自宅等だ。
バブルのはしりで、たまたま高く売れた。
他には出版した本の印税、四十数年間の議員報酬などもろもろのカネだ」と詳しく説明し、水谷建設からの裏献金については「検事はバカな推論を重ねるものだと思った。
不正な金は一切もらっていないし、私の秘書がもらったということもない」と全面否定した。
冒頭には政治団体の運営について、「秘書の自主的判断でやってもらっていた」「任せた仕事について、いちいち検証し、干渉していたのでは任せる意味がない」と関与を否定。
「私の関心事は天下国家のことで、それに全力を傾注する日々を送っている」と強調してみせた。
最大の焦点である収支報告書の記載について、元秘書からの報告・了承についても「全くない」と、「共謀」を改めて強く否定した。
午後には検察官役の指定弁護士側の質問が控えており、追及に小沢がどう答えるかが、今後の裁判の行方を占うことになる。
この日の東京地裁前には、早朝から48の傍聴席を求めて1052人が列をつくった。
倍率は21・9倍だった。
◇
小沢氏裁判(3)4億円出どころは
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120110/k10015157561000.html
1月10日 13時10分 NHK
小沢元代表の弁護士は、土地を購入する際に用意した4億円の出どころについて質問しました。法廷での主なやり取りの概要は次のとおりです。
[弁護士]手元にあった4億の現金は、どういうことから小沢さんの手元に存在したのか?
[小沢元代表]私の場合、現金でずっと以前から所有していました。元の現金の多くは、両親からの不動産と現金の相続により取得したものです。自分で本を出して、印税などの収入もかなり得ました。40数年間、議員報酬も得ていました。自分なりにそれなりの現金を持っていました。
[弁護士]相続した不動産はどこの不動産か?
[小沢元代表]1か所ではなく、40何年も前の個人的なことなので、言う必要もないと思いますが、文京区湯島の自宅、ほかに都内の土地、また、水沢の自宅等々でございます。
[弁護士]湯島の自宅を売って、世田谷のを買って、差額が手元に残ったか?
[小沢元代表]はい。たまたまバブルのはしりで、湯島は母の意向で転居したが、高く売れました。世田谷はまだそれほど高い値段ではなかったので、相当額の資産が残りました。
[弁護士]それの差額は手元に置いていた?
[小沢元代表]はい、あります。
[弁護士]それ以外は?
[小沢元代表]ある銀行に預金していたもので、金融危機のときに解約して、そのときのお金を手元に置いていた。それと合わせて、親から譲り受けたものと合わせて手元に置いていました。
[弁護士]それは、小沢さんがみずから銀行で、それらの資産について精査しようとしましたか?
[小沢元代表]はい。手持ちのお金だったので、この事件が起きて、事情を話すことになったので、手元のものは、客観的に話すことは不可能なので、金融機関に何か記録が残っていないか、調査を要請したが、古いことなので記憶にないと言われた。
それでも頼んで、断片的に情報を入手した。
しかし、入金出金欄にあるもので、私にも分からないものが多く、金融機関に聞いても分からないことが多かった。
また、それでも、最小限自宅の売買で最後に残ったお金は、銀行の帳簿にもあったし、私が病気になったあとに家族名義で作った口座にあったお金は確認できた。
それは、世間で知られているものよりも多いものです。
[弁護士]小沢さんはそれらの銀行関係の書類を持っていたんですか?
[小沢元代表]何十年も前のことなので、私の記憶はまったくございません。
[弁護士]検察の捜査でそのようなことを聞かれたか?
[小沢元代表]検察の捜査では、資料だけでなく、銀行なども捜査したような口ぶりだった。それは強制したような感じで言われた。
[弁護士]検察は具体的なことを聞いてきたのですか?
[小沢元代表]どこで受け渡しがあったのかとも聞かれた。最終的に「ここじゃなかったんですか?」などというように、現実に受け渡した行員の話もとってきた、というようなことを言われたので、「ああそうか」と言ったと思います。
[弁護士]検事から、不正に秘匿した金とは、聞かれませんでしたか?
[小沢元代表]ありました。それが目的で聴取をしたと感じました。
[弁護士]金のやり取りについては、いわゆる不正な金が入っていたり、入るあてがあったのではという類の質問をされました?
[小沢元代表]検事はおかしな、ばかげた推論をするものだと思いました。
ゼネコンからそのような不正な金は一切もらっていないと言いました。
何問か質問がありましたが、私はそんなこと全くありませんと答えました。
水谷建設の話も出た記憶がありますが、「私の秘書ももらったこともないと確信しています」と検事にも答えたと記憶しています。
[弁護士]検事が調べても、不正な金が何も出なかったのか?
[小沢元代表]私と家内の資産、ほとんどすべてを調べ尽くしていると感じた。
(前田元検事の)証言で、ゼネコンを捜査しても何の不正な金もないと証言しています。
いずれにしても、そのような不正な金は一切もらっていないと答えました。
私の答えに、検事は特別の反論はありませんでした。
[弁護士]ゼネコンからの金はもらってないのか?
[小沢元代表]はい。
[弁護士]新進党の解体など、政党の離合集散の過程で、残った金が小沢さんの手元に来て、それが4億の原資になったということはあるか?
[小沢元代表]政党の金はすべて公金なので、そのような個人でどうこうできるものではないと思います。
[弁護士]実際は?
[小沢元代表]新進党で100億以上の金があった。各グループ、党は人数に応じて公正に分配しました。
[弁護士]自由党が合併したあとは?
[小沢元代表]持参金を持っての合併でもないという意見があったので、同じ志を持つ同志のために使うことになりました。
私自身は個人で一切、手をつけていません。
----------------------------------
コメント
01. 2012年1月10日 22:06:16 : oXjyYrHR4I
>「共謀共同正犯」
これは検察とマスコミの事だ。
03. 2012年1月10日 22:58:16 : T4gppeO0hI
小沢潰しに狂奔する大マスコミこそ、小沢妄想ねつ造事件の主犯だ。
彼等は、日本せの歴史上、例を見ない極めて悪質な政治謀略事件を主導し続ける。
検察を唆して検察を暴走させ、国民洗脳で小沢潰しの世論作りをし、検察審査会を悪用して強制起訴に至らしめた。
いまや、日本国家のガン細胞になっている一部のマスコミ。彼等が、政治陰謀を主導し、中心的な役割を果たしている。
小沢一郎だけでない、今後も多くの国民が、彼等のねつ造や世論操作の暴挙によって人生を終えていくだろう。
厚顔無恥で国民の敵とも言うべき彼等は、時の経過が重大な誤りを指摘しても、決して自己反省はしない。
そして人権侵害された国民に謝罪もしないし、一切、責任を負わないだろう。
04. 2012年1月10日 23:11:41 : b83TF6EHu6
>>2
産経のインタビューは散々ネタにされているが、
小沢の父親は吉田茂の側近、大臣だった大物政治家。
相続税の脱税など考えられない。
小沢が昭和58年のインタビューで言っているのは小沢の父親が死んだ40年代の話で、
その当時の事実としては住んでいる家、使っている事務所以外の遺産らしい使えるカネがなかったということだろう。
地価もまだ安かった時代だ。
その後60年代にバブルの走りで都内の地価が異常上昇し始めた頃、土地を売ったら大きな金になった、思わぬ遺産ということだ。
父親の後に、母親の遺産も相続したのでそれも加わる。
そう理解できる。
「検事はバカな推論を重ねるものだ」
注目の被告人質問は、午前10時に幕を開けた。
小沢元代表は口を真一文字に結び、厳しい表情で入廷した。
ダークスーツにピンクのネクタイ姿。証言台のイスに腰を落ち着かせると、裁判長の顔をまっすぐと見すえ、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士の質問に淡々と大きな声で身の潔白を主張していった。
大マスコミの関心事である土地購入費用については、「購入を了解して手持ち資金の現金4億円を用立てた。その段階で関与は済み、実務的、事務的なことは一切秘書に任せていたので分からない。
(陸山会との)貸し借りの認識はなかった」と証言した。
4億円の原資は「多くは両親から相続した不動産や現金。
不動産は1カ所だけではない。
売却したのは東京・文京区の湯島の自宅、都内の別の土地、岩手・水沢の自宅等だ。
バブルのはしりで、たまたま高く売れた。
他には出版した本の印税、四十数年間の議員報酬などもろもろのカネだ」と詳しく説明し、水谷建設からの裏献金については「検事はバカな推論を重ねるものだと思った。
不正な金は一切もらっていないし、私の秘書がもらったということもない」と全面否定した。
冒頭には政治団体の運営について、「秘書の自主的判断でやってもらっていた」「任せた仕事について、いちいち検証し、干渉していたのでは任せる意味がない」と関与を否定。
「私の関心事は天下国家のことで、それに全力を傾注する日々を送っている」と強調してみせた。
最大の焦点である収支報告書の記載について、元秘書からの報告・了承についても「全くない」と、「共謀」を改めて強く否定した。
午後には検察官役の指定弁護士側の質問が控えており、追及に小沢がどう答えるかが、今後の裁判の行方を占うことになる。
この日の東京地裁前には、早朝から48の傍聴席を求めて1052人が列をつくった。
倍率は21・9倍だった。
◇
小沢氏裁判(3)4億円出どころは
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120110/k10015157561000.html
1月10日 13時10分 NHK
小沢元代表の弁護士は、土地を購入する際に用意した4億円の出どころについて質問しました。法廷での主なやり取りの概要は次のとおりです。
[弁護士]手元にあった4億の現金は、どういうことから小沢さんの手元に存在したのか?
[小沢元代表]私の場合、現金でずっと以前から所有していました。元の現金の多くは、両親からの不動産と現金の相続により取得したものです。自分で本を出して、印税などの収入もかなり得ました。40数年間、議員報酬も得ていました。自分なりにそれなりの現金を持っていました。
[弁護士]相続した不動産はどこの不動産か?
[小沢元代表]1か所ではなく、40何年も前の個人的なことなので、言う必要もないと思いますが、文京区湯島の自宅、ほかに都内の土地、また、水沢の自宅等々でございます。
[弁護士]湯島の自宅を売って、世田谷のを買って、差額が手元に残ったか?
[小沢元代表]はい。たまたまバブルのはしりで、湯島は母の意向で転居したが、高く売れました。世田谷はまだそれほど高い値段ではなかったので、相当額の資産が残りました。
[弁護士]それの差額は手元に置いていた?
[小沢元代表]はい、あります。
[弁護士]それ以外は?
[小沢元代表]ある銀行に預金していたもので、金融危機のときに解約して、そのときのお金を手元に置いていた。それと合わせて、親から譲り受けたものと合わせて手元に置いていました。
[弁護士]それは、小沢さんがみずから銀行で、それらの資産について精査しようとしましたか?
[小沢元代表]はい。手持ちのお金だったので、この事件が起きて、事情を話すことになったので、手元のものは、客観的に話すことは不可能なので、金融機関に何か記録が残っていないか、調査を要請したが、古いことなので記憶にないと言われた。
それでも頼んで、断片的に情報を入手した。
しかし、入金出金欄にあるもので、私にも分からないものが多く、金融機関に聞いても分からないことが多かった。
また、それでも、最小限自宅の売買で最後に残ったお金は、銀行の帳簿にもあったし、私が病気になったあとに家族名義で作った口座にあったお金は確認できた。
それは、世間で知られているものよりも多いものです。
[弁護士]小沢さんはそれらの銀行関係の書類を持っていたんですか?
[小沢元代表]何十年も前のことなので、私の記憶はまったくございません。
[弁護士]検察の捜査でそのようなことを聞かれたか?
[小沢元代表]検察の捜査では、資料だけでなく、銀行なども捜査したような口ぶりだった。それは強制したような感じで言われた。
[弁護士]検察は具体的なことを聞いてきたのですか?
[小沢元代表]どこで受け渡しがあったのかとも聞かれた。最終的に「ここじゃなかったんですか?」などというように、現実に受け渡した行員の話もとってきた、というようなことを言われたので、「ああそうか」と言ったと思います。
[弁護士]検事から、不正に秘匿した金とは、聞かれませんでしたか?
[小沢元代表]ありました。それが目的で聴取をしたと感じました。
[弁護士]金のやり取りについては、いわゆる不正な金が入っていたり、入るあてがあったのではという類の質問をされました?
[小沢元代表]検事はおかしな、ばかげた推論をするものだと思いました。
ゼネコンからそのような不正な金は一切もらっていないと言いました。
何問か質問がありましたが、私はそんなこと全くありませんと答えました。
水谷建設の話も出た記憶がありますが、「私の秘書ももらったこともないと確信しています」と検事にも答えたと記憶しています。
[弁護士]検事が調べても、不正な金が何も出なかったのか?
[小沢元代表]私と家内の資産、ほとんどすべてを調べ尽くしていると感じた。
(前田元検事の)証言で、ゼネコンを捜査しても何の不正な金もないと証言しています。
いずれにしても、そのような不正な金は一切もらっていないと答えました。
私の答えに、検事は特別の反論はありませんでした。
[弁護士]ゼネコンからの金はもらってないのか?
[小沢元代表]はい。
[弁護士]新進党の解体など、政党の離合集散の過程で、残った金が小沢さんの手元に来て、それが4億の原資になったということはあるか?
[小沢元代表]政党の金はすべて公金なので、そのような個人でどうこうできるものではないと思います。
[弁護士]実際は?
[小沢元代表]新進党で100億以上の金があった。各グループ、党は人数に応じて公正に分配しました。
[弁護士]自由党が合併したあとは?
[小沢元代表]持参金を持っての合併でもないという意見があったので、同じ志を持つ同志のために使うことになりました。
私自身は個人で一切、手をつけていません。
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コメント
01. 2012年1月10日 22:06:16 : oXjyYrHR4I
>「共謀共同正犯」
これは検察とマスコミの事だ。
03. 2012年1月10日 22:58:16 : T4gppeO0hI
小沢潰しに狂奔する大マスコミこそ、小沢妄想ねつ造事件の主犯だ。
彼等は、日本せの歴史上、例を見ない極めて悪質な政治謀略事件を主導し続ける。
検察を唆して検察を暴走させ、国民洗脳で小沢潰しの世論作りをし、検察審査会を悪用して強制起訴に至らしめた。
いまや、日本国家のガン細胞になっている一部のマスコミ。彼等が、政治陰謀を主導し、中心的な役割を果たしている。
小沢一郎だけでない、今後も多くの国民が、彼等のねつ造や世論操作の暴挙によって人生を終えていくだろう。
厚顔無恥で国民の敵とも言うべき彼等は、時の経過が重大な誤りを指摘しても、決して自己反省はしない。
そして人権侵害された国民に謝罪もしないし、一切、責任を負わないだろう。
04. 2012年1月10日 23:11:41 : b83TF6EHu6
>>2
産経のインタビューは散々ネタにされているが、
小沢の父親は吉田茂の側近、大臣だった大物政治家。
相続税の脱税など考えられない。
小沢が昭和58年のインタビューで言っているのは小沢の父親が死んだ40年代の話で、
その当時の事実としては住んでいる家、使っている事務所以外の遺産らしい使えるカネがなかったということだろう。
地価もまだ安かった時代だ。
その後60年代にバブルの走りで都内の地価が異常上昇し始めた頃、土地を売ったら大きな金になった、思わぬ遺産ということだ。
父親の後に、母親の遺産も相続したのでそれも加わる。
そう理解できる。