明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

時事ネタ 京都 散策 歳時記 花見頃など

古賀茂明「増税こそがギリシャへの道。消費税率引き上げの前に『戦う成長戦略』で日本再生を」

2012年01月06日 23時06分41秒 | Weblog
古賀茂明「増税こそがギリシャへの道。消費税率引き上げの前に『戦う成長戦略』で日本再生を」

(講演録後編)ー

現代ビジネス http://gendai.ismedia.jp/articles/-/26804

よく財務省は「日本は1千兆円の借金があって借金で首が回らない。

このまま行くとギリシャになる。だから先のことを考えてやはり増税が必要なんだ」と言っています。

最近は財務省の幹部が何人もぞろぞろ揃って、各新聞社・テレビ局を回っています。

各新聞社は論説委員のエライ方から、何人も集まって、財務省の幹部から御高説を賜る。

そういうことをやってます。

新聞もかなり色が分かれているので、皆さん、読んでいる新聞が違うと、隣の人と全然違う世界に住んでいる可能性があるんですよ。

最近、産経新聞もかなり増税反対のキャンペーンを相当強烈にやって、国税が調査に入りました。

それくらい財務省は一生懸命、増税、増税と言っているんですね。

■稼がないから借金が返せない

「ギリシャにならないために増税」「将来の安心のために増税」っていうキャッチフレーズで、何となく国民の皆さんもやっぱり財政が大変だという理解はある程度深まっている。

「やっぱり増税、しょうがないな」と思っている方も多いと思うんですね。

ですが、私が今日申し上げたいのは、いまのまま増税していけば確実に「ギリシャへの道」だということです。

つまり財務省は「ギリシャにならないために増税だ」と言っていますが、私は「いまのまま増税すればギリシャへの道だ」と反対のことを言っています。

その意味するところは、いまギリシャはどうなっているのか見ていただければ分かると思います。借金が嵩んで返せなくなった。

ドイツとフランスが助けてくれない限り破綻です、というところに追い詰められているわけです。

では、ギリシャは増税しなかったのかというと、ちゃんと消費税を上げています。

20%になっています。

もっと上げろと言われていますが、すでにこれ以上上げられませんというところまで上がっています。

よくギリシャは公務員の数が多いと言われています。

メチャクチャ多いので、公務員のリストラをやると言われています。

それからムダな歳出が多い、年金カットしろといろいろ言われてます。

それらすべてをやりましょうということになっている。

でも、それで財政が再建できると思っている人は誰もいないんですよ。

マーケットは、そんなことやったって焼け石に水だということをよく分かっています。

だから、破綻に追い込まれたんです。

なぜそんなのでは駄目だって言っているかというと、ギリシャには稼ぐ力がないんです。

借金は大きくたって何の問題もないんです、返せれば。

大きな企業で何兆円も借金している企業はたくさんあります。

でもそれを返せるだけ稼いでいるんです。

だから借金が大きいから潰れるっていうことはないんです。

国の経済もまったく同じです。

借金が大きいから潰れるんじゃなくて、返せないから潰れるんですね。

日本の場合は、もちろん借り過ぎだとは思います。

じゃ、借り過ぎちゃった場合にどうすれば返せるのか。

もちろんムダも省かなくちゃいけないし公務員改革とかリストラもやらなくちゃいけない。

しかし、それだけではだめです。

借金を少しでも減らしていくためにどうすればいいのか。

結局、日本はいま稼げなくなっているんですよ、それが最大の問題なんですね。

ついこの間まで消費税を1%上げれば2・5兆円税収が入るといわれた。

消費税1%=2・5兆円と、覚えやすい数字だったので記憶されていると思いますが、実はいまはもう1%上げても2・1兆円しか入らないんです。

なぜかというと、この20年間ずっと日本の経済はデフレで縮小しているんですね。

「成長」と言うとき、よく「実質経済成長率」というのを使います。

実質経済成長率というのは要するに物価上昇分を差し引いた伸び率のことです。

その差し引く物価上昇率がマイナスなんです。

マイナスを差し引くからプラスになっちゃっう。

物価が下がった分、成長が大きく見えるんですね。

ところが、我々が普段おカネのやり取りをしている現実の世界においてはずっと日本の経済は縮小しているんです。

だから消費税を1%上げても、昔だったら2・5兆円増えたけど、いまは2・1兆円しか増えない、そういうふうになっている。

■消費税を20%にしても追いつかない

そういう中でいま財務省は増税をしようとしています。

そうすると経済はもっと縮小していきます。

で、また税収は減ります。足りないからまた増税します、とやっていって消費税を20%まで上げるという。

プラス15%の増税です。15%の増税で、仮に1%=2兆円としても30兆円です。

今年の国債発行額は44兆円ですから、消費税を20%にしても国債の発行をゼロにはできない。

つまり借金は減らないんです。

25%にしてぎりぎりトントン。

借金を減らすんだったら30%くらいにしなきゃいけない。

所得税とか年金とか払った上に、更に3割消費税に持っていかれます。

こういう世界で財政再建をしましょうということになるんです。

私が言いたいのは、「そんなやり方ではなくて、稼げるようにしなくちゃいけないでしょ」ということなんですね。

ではどうやって稼ぐのか

必ず成長分野としてあがるのが農業です。

「これから農業ですね。人口もどんどん増えているし、途上国の所得が非常に上がってきていろいろなものをどんどん海外から輸入するようになって農産品は必ず足りなくなります。

日本の農業は輸出のチャンスです。これから大きく伸びるんだ」と。

それから医療。「高齢者がどんどん増えます。

医療を産業化すればこれも大きなチャンスがあります」と言うんです。

これも正しいと思います。

またエネルギー分野もそうです。

「これから原発に頼らない。

二酸化炭素を減らさなくてはいけない。

だから再生可能エネルギーをどんどん増やさなくてはいけない。

この分野もものすごく伸びるんです」と。これも正しいですね。

農業、医療、エネルギー、これらを「三つの成長分野」ってよく言うんです。

けれども、よく考えると、この三つの分野って全部企業が自由に活動できないんですよ。

たとえば三菱商事が三菱アグリカルチャーという会社を作って、小規模農家から土地を買い集めて大規模農業にやります、株式会社で参入しますって、言うのはできないんですね。

それから、医療で株式会社は病院を持てません。

エネルギーの分野は、電力会社は全部株式会社ですが、それ以外の企業はほとんど自由に参入できない。

つまり成長するはずだって言っている世界で、企業が自由に活動できないんです。

日本は資本主義で自由主義、その国で企業が活動できないところが成長分野ですって言う。

これはほとんど笑い話ですね。

だからそれをもっともっと自由にすればいいんですけど、じゃ、どうやって自由にするんですか。

自由にしたら困る人たちがたくさんいます。

農業なら農協がいる、医療だったら医師会がある、エネルギーなら強力な電力会社が立ちはだかります。

それが怖くて自民党は改革に手を付けられなかったんですよ。

だから知らないうちにずっと日本の経済が沈んでいたんです。

■戦う成長戦略を実現してほしい

政権交代のまえは民主党なら柵(しがらみ)がないからできるんじゃないかと、みんな思った。ところが幹事長室に陳情の窓口を作ったら一番に並んだのが農協で、二番は医師会だという笑い話もあるんです。結局戦えなくなっちゃった。

組合もいますしね。強いところと戦えない。

だから財務省は、民主党、自民党に「是非、消費税を上げてください」と言いに行く。

中には、「消費税を上げれば銅像が建つ」って言う政治家もいるんです。

消費税を上げるというのは不人気な政策だけれど、でも責任ある政治家は不人気な政策もやらなくちゃいけない、それをやり遂げるのが立派な政治家なんだと思い込んでいるんです。

私に言わせるとちゃんちゃらおかしい。

なぜかというと、戦うべき相手を間違えているからです。

強力な既得権グループと戦うのが怖いから、一番弱い消費者を相手に戦って消費税を上げる。

つまり普通は「強きを挫き弱きを助ける」、これが正義の政治ですね。

それとまったく逆で「強きを守り弱きを叩く」という方向にいっている。

ですから私は、強いところと戦う勇気を持っている政治家・政党、覚悟を持ってる政治家・政党、そういうところを我々が声を出して・・・、

声だけじゃなく、投票だけっていうんじゃなくて、おカネを出さなきゃいけないと思ってます。

個人の政治献金ですね。そうやって支援していくことによって本当に日本を変えていく。

これが「戦う成長戦略」と私が呼んでいる成長戦略です。

バラマキの成長戦略ではなくて「戦う成長戦略」を是非やってほしい。

『癌は人生を豊かにする病気』

2012年01月06日 22時43分24秒 | Weblog
『癌は人生を豊かにする病気』・・・(飯山一郎)より

このところ、掲示板:『放知技(ほうちぎ)』での論争を楽しんでいる。

ところが、別のスレッドに深刻な書き込みが投稿された。それは次の文章だ。

飯山先生へ
いつもブログ拝読させていただいています。

自家製豆乳ヨーグルトで日々免疫力を高めています。

おかげさまでこの冬は、風邪をひくこともありませんでした。

感謝しております。

実はお聞きしたい事があるのですが、私の家内が本日の検診にて

乳がん(初期段階)を言い渡されまして、不思議に思っております。

マクロファージががん細胞を駆逐してくれていると思っていました。

摂取量が少ないかもしれませんが・・・・。

これを読んだ私は、全ての作業を中止し、しばし黙想したあと、一気に書いた。

最愛の家族と親友に読ませるつもりで書いた。以下の文章である。

        『癌は人生を豊かにする病気』

清水さん
世の中のお医者さんに嫌われるのを覚悟で懸命に書きます。

先ず…、
癌は、昔と違って、今は「死に至る病」ではないということ。

私の親友のヤン教授のように、乳酸菌と春ウコンと散歩と入浴。これだけ

で癌が完治しました。このような完治例は少なくありません。

次に…、
最大の問題は、日本の医療システムにあります。

最初は検診の結果、厳(おごそ)かに告知されます。

そして、告知する医師は必ず言います。

「まだ初期段階ですから心配要りません! ただし、早期発見、早期治療の

原則どおりに早めに治療を受けて下さい!」

こうして患者は、「早期治療」を受けることになります。どんな治療なのか?

  1.患部の切除  2.抗癌剤の投与  3.放射線の照射

  上の3つの「治療法」しか、日本の医療システムはもっていません。

どれも、大変な荒療治です。

荒療治すぎて、身体は免疫力が落ちてしまい自然治癒力もなくなります。

ですから、私でしたら、上の3つの荒療治は、頑として拒否! します。

さて…、
清水さんの奥さんの乳がんは、初期段階ですから、乳房に癌が形成され

はじめたのは、5~10年前のことです。

つまり、清水さんの奥さんの乳癌は、5年~10年かかって、やっと検診に

引っかかるだけの大きさになったのです。…これはどうしてなのか?

癌細胞は、活性酸素や放射線によって正常細胞が癌化したものです。

この癌化する細胞は、正常な人間でも、一日に5~7千個できます。

それで、この癌細胞は、マクロファージやNK細胞という白血球やリンパ球

が、どんどん呑食していきます。

清水さんの奥さんの場合、マクロファージやNK細胞の数が少なかったか?

癌細胞の生成数が多かったか? …で、乳部において癌が育ってしまった、

ということです。

では、今後どうしたらいいか?

 1.先ず、上に書いた3つの荒療治は、絶対に受けてはいけません。

 2.次に、免疫力(=血中のマクロファージやNK細胞の数)を上げるために

   腸内の乳酸菌の密度を濃くすること。

   そのためには、乳酸菌の密度が濃い豆乳ヨーグルトが最適。

   普通、米とぎ汁乳酸菌の乳酸菌密度は、1cc当たり、数百万個。

   ところが、良く発酵して酸っぱい豆乳ヨーグルトは、1cc中数億個!

   この濃密な乳酸菌が腸内に入ると、血中マクロファージが激増する!

 3.あとは、激増した血中マクロファージが癌細胞を呑食します。

   これを自然治癒力と言います。癌が自然に治る力です。

   この自然治癒力は、癌が消失するまで続きます!

 4.そのほかに、気をつけることは…、

   A.少食。食べ過ぎると癌細胞が喜んで増える。

   B.温暖。身体が冷えると免疫力が落ちる。

         身体が温まると癌細胞は増えない。

   C.散歩。速足・大股で汗が出るまで歩くと新陳代謝が亢進し、身体が

         温まり、免疫力があがり、癌細胞が減ってゆく。

   D.色素。春ウコンなど、色素、ミネラル、ポリフェノールの多い食材は

         血中のマクロファージやNK細胞の数を増大させる。

   E.感性。そうなんだ!貴男が飯山さんに聞いた方法でEんだ!という

         自信と確信をもって二人して生き抜いていく仕合せ…。

清水さん、以上の文章を何度も読んで、自信と確信をもって、奥様と二人、

力をあわせ、心をあわせながら実行して下さい。必ず!長生きします。

                             飯山一郎 拝む

上の文章をココに載せた理由は、もう一つある。

今後7~8年後から、日本における癌の発症率は激増する。

その時、私たちは、どう対処したらいいのか?

上の文章は、その時の一つのシナリオとしても活用できる。

わずか1時間弱で一気に書き上げたが、日頃から自分のこととして考えていた

ことなので、文章は悪文だが、内容というか、闘病哲学的には自信がある。

上の文章は、清水さんのほか、最愛の家族と、年老いた親友たちに捧げたい。


豆乳ヨーグルトの作り方
http://ameblo.jp/capitarup0123/entry-11096895355.html

小沢氏、司法について語る!「個人の自立、国家の自立、そして議会制民主主義の定着の為、僕は

2012年01月06日 22時15分11秒 | Weblog
小沢氏、司法について語る!「個人の自立、国家の自立、そして議会制民主主義の定着の為、僕は 
(「日本人」の研究!)

 一昨日、発売された「週刊ポスト」に小沢氏のインタービュー記事が載っていた。

その中で特に興味を持ったのが、現在進行中の自身の裁判について語っていた。

リポーターの次のような質問に対して

「党内での『小沢封じ』といい、今度は司法まで加わった小沢攻撃という未だ異常な事態になっている。

先ほど生贄という言葉を使ったが、日本の危機を双肩に乗せて裁判と闘っているように見える」

小沢氏は
「個人の自立、国家の自立、そして議会制民主主義の定着、それらを実現するためには、

僕は屈するわけにはいかない。

ここで屈したら、永久に日本に民主主義が定着しない。

だから僕は一人の闘いだけれど、最後まで応援してくれる人もいっぱいいるから、
頑張らないといけない。

それは自分自身のためではなくて、日本の民主主義のためだと思っています」

と、、、。

これだけあからさまに、恥じることなく、検察も裁判所もデタラメを行ったいわゆる小沢事件。

検察がストーリーを描き、罪を作り上げようとしても、そのでっち上げられたストーリーですら杜撰極まりない。

それでも、小沢さんの元秘書三人は証拠も何もないのに、

「推認」ということで、

裁判官は彼らを「有罪」にしてしまった。

そして、現在進行中の小沢氏自身の裁判。

小沢氏自身の裁判が進むにつれ、検察のとんでもない実体が明らかにされた。

(詳しくはこのサイトを)
http://www.ustream.tv/recorded/19317792

どれだけ、検察の欺瞞性が露出しても、裁判官も、検察もズブズブ関係である以上、秘書3人の時のように、とんでもない判決が下される可能性すらある。

裁判官や検察は、まるで白昼堂々と痴漢行為をして、その場で平気な顔をして居直るような情況だ。

このようなことが本当に許されていいのか。

一番恐ろしいことは、多くの人が注目している中、再度「デタラメの判決」が下されるのであれば、誰も暴走する司法を止めることはできやしない。

「世間が騒ごうがどうしようが、俺達が絶対的な権力者なんだ。

気にくわね~野郎は、何だろうと、刑務所にぶち込みゃ~いい」

というようなことを、公に認めてしまうことになってしまう。

みなさん、よくよく考えて下さい。

絶対正義といわれた検察が今では免罪を作り出す犯罪者集団になり下がっている。

大岡越前のように、思われていた裁判所ですらそのお仲間と化している。

まるで既得権益側の守護神のように彼らにとって、不都合な人間を次々と免罪にしてきた。

これで日本の改革は進みますか??

震災復興は、、、??

福一の原発事故処理は、、、、??

押し寄せる世界同時不況は、、、、??

責任力がない、判断力がなり、胆力も忍耐力も不足している。

役人達に、押し寄せる諸問題が解決できるとは到底思えない。

小沢裁判から、世間を見ると誰がこの国を牛耳ってきたのか、よく分かる。

このままで本当に良いのか。

このままでは、どう考えても今のような生活が維持することなど出来やしない。

どうか皆さん、よくよく考えて下さい。

元記事リンク:http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/244679436.html

 

宇宙飛行士の秋山豊寛さん:大地汚した東電許さぬ/理想郷、台無しに怒り/原発ゼロへ

2012年01月06日 22時05分58秒 | Weblog
宇宙飛行士の秋山豊寛さん:大地汚した東電許さぬ/理想郷、台無しに怒り/原発ゼロへ

原発ゼロへ私の思い 日本人初の宇宙飛行士 秋山豊寛さん

大地汚した東電許さぬ 政治家見極めよう

 1990年、日本人初の宇宙飛行士となり、その後、福島県で有機農業を営んでいた秋山豊寛さん(68)。

今回の東京電力福島原子力発電所事故で生活を一変させられました。

大地を汚した東電に怒り、「原発ゼロ」への強い思いを語ります。

以下は記事本文から後半部分を抜粋したもの。

-------------------------------------

田畑や家畜を汚染された農民の怒りがどれほどのものか。 

事故後、有機農業者が自殺しました。「原発さえなければ」と書き残して死んだ酪農家もいました。 

東京電力や原発を推進してきた政治家への農民の怒りは、今や「怨念」と化しています。

加害企業である東電には、何十年かかっても、汚染された福島と日本の大地をきれいにする責任があります。

これをあいまいにすることは絶対に許されません。  

ところが、現状は県の指導で住民に除染作業をさせ、東電は知らぬ顔です。

宇宙からみた地球は、青く輝き、本当に美しかった。

その地球の汚染が急速に進みました。

私たちの文明、暮らしのあり方を見直したいと思ったのが「農のある暮らし」を決意した一つの動機でした。 

貧しさを大量に生み出し続ける経済成長を優先するのではなく、自然や環境など、お金に換算できない豊かさを大切にする社会こそ、子供たちには必要なのです。

事故後、政府はできるだけ被害を小さく見せようとしています。

それは原発推進政策を続けるためです。

低線量の放射線は危険ではないと宣伝し、子供たちを疎開させませんでした。  

国の現在の除染対策はデタラメです。

県に丸投げし、県は市町村にまかせています。

こんなことで安全・安心が得られるはずがありません。

大気中の放射線量は各地で測定されていますが、大地の土壌汚染については綿密な調査がほとんどやられていません。  

田畑の除染作業はたいへん根気のいる作業です。 

まして、広大な森林については、恐らく不可能です。

原発はこれほど自然と人の暮らしを破壊するのです。

私はこのほど、、大学の仕事を得て、京都に移り住むことにしました。 

学生たちには「農と自然」の重要さを伝えたいと考えています。

また、マスメディアが報じる「情報」の「本質」を知る「技術」も伝えられればと願っています。

京都でも、原発から逃れることはできません。

京都中心部から60キロのところに若狭湾の原発があります。

原発はなくさなければなりません。

そのために私たちは、一人一人の政治家を見極めなければなりません。 

何を言っているかではなく、何をしているのかがポイントです。

長いたたかいになります。

私はあと30年は生きたいと思っています

セシウム137が半減するまで生きて、事の経過を見届け、日本の自然を破壊し、福島の農家の暮らしをめちゃめちゃにした東電に一矢報いたい、と考えます。

==============================================

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1090/20120104_02.htm

被ばくした中山間地 ニッポン開墾(2)理想郷、台無しに怒り(河北新報ニュース)

◎秋山豊寛さん=田村市「東電に呪いをかける」

 宇宙飛行士は原発難民になった。

 昨年12月15日、田村市滝根町。

元TBS記者の秋山豊寛さん(69)は15年間住んだ自宅で引っ越し作業に追われていた。

 福島第1原発1号機が爆発した3月12日、郡山市のホテルに身を寄せた。

5日後、避難先を群馬県藤岡市に変え、友人農家宅に9カ月間居候した。

京都市の京都造形芸術大から教授の口がかかり、12月に生活拠点を西日本に移した。

しばらくは大学教授兼タケノコ農家見習として暮らす。

 「京都では陰陽道(おんみょうどう)を学ぶ。

東京電力とそれに連なるものに呪いをかける。

冗談ではない。真剣です」

 滝根の自宅は雑木林に囲まれた山中にある。

シイタケ栽培で営農した。

原発事故でシイタケ小屋も田畑も放射能に汚された。

原発の方向をにらむ。拳に力が入る。

 「原発を取り巻く日本の仕組みは政治も司法も経済も強固。

変えられるというのは建前で個人ではどうしようもない。

誰かを助けたくても八方ふさがりの時、僕らは祈る。その裏返しが呪いだ」

 安住の地を台無しにされた恨み、怒りは深い。

一方で福島の自然には最大級の賛辞をささげる。

 「阿武隈は素晴らしい地だ。豊かで美しい自然林。

稲作や山仕事を通じ、日本の暮らしは生態系を守ることと結び付いていることが理解できた」

 知識が蓄積して思索が深化した日々だった。

「東京の情報は首から上だけにしか入らない。

福島ではものすごい情報量が全身から入った。

年収は3分の1以下になったが、こんな豊かで手応えのある暮らしはない」

 地元では「事故後もとどまってほしかった」と言う人がいる。

だが、「人生観の問題。

これ以上被ばくしたくない。

政府の大丈夫キャンペーンには乗らない」と語る。

 「政府は放射性物質が放出されても『ただちに健康に影響はない』と言い続けたが、それはいつか影響が出るかもしれないという意味。

憲法が保障する健康で文化的な生活とは、いつ病気になるか分からない環境と共存できる概念ではない」

 阿武隈山地の恵みにあふれた暮らしは100年単位で戻らないとみる。

 記者時代に旧ソ連のロケットで宇宙に飛んだ縁で現地の科学者に知己が多い。

チェルノブイリの取材も重ねた。そうした経験から導いた判断だ。

第1原発の周辺が国策で居住不能になった以上、国の責任で集団移転を進めるべきだと説く。

 「一番大切なのは子孫の繁栄。人類は移動と開拓を繰り返してきた。

阿武隈の農家も北海道や海外に新天地を求めた歴史がある。

いざというときに土地を離れるのは珍しいことではない」

 大学では「農」を教える。

12月20日の初講義で1年生600人に「農の世界の素晴らしさ、自然や命と向き合う意義を伝えたい」と語り掛けた。

 明治時代以降、日本は近代化の道を走り、常に経済成長を求めた。

利益と発展。その欲望の延長線上に都会の繁栄があり、原発があると考える。

 日本人は価値観を転換しなくていいのか。学生から変えていこう。

来春には「田んぼの学校」や「畑の学校」を始める。

 基盤は山里の経験。

「普通の人がまっとうに働いて安全な物を食べ、自然の恵みを感じて生きる。

その意味で東北ほどの理想郷はない。

東北の中山間地は開発型の地域振興と決別すべきだ」

 滝根の自宅は所有し続ける。年に数回は様子を見に行く。

 「放射性セシウムが半減する30年後にどうなるかを見届ける。

ひ孫の代には、あそこで農業をやる後継ぎが出てくるかもしれない」

<6年前の連載/就農した宇宙飛行士>
 秋山さんは1990年、日本人初の宇宙飛行士として宇宙に飛んだ。
東京に象徴される日本の近代化を自給自足の生活から見つめ直そうと95年にTBSを退社し、翌年に就農した。
中山間地は日本の自然を守る最前線で、人間本来の自己実現が可能な大切な場所と主張。
移住者と受け入れる側の交流、共鳴が山里に活気を生むと説いた。
(2006年4月29日付)

----------------------------
コメント

01. 2012年1月06日 21:09:48 : 3fXQ0aRboc
秋山さん、偉い!
どこぞの三文小説家や思想界の巨人?とは大違いだ。
ちゃんと怨念を語れる。
怒りや憎悪をきちっとせいとうにぶちまけられる。
なんの曇りもない。
さすが日本初の宇宙飛行士!
ロシアのロケットで飛んだためにマスゴミや国からは無視されていたが、
秋山さん、あなたが日本初の、ほんものの宇宙飛行士であることはだれも否定できません。

02. 2012年1月06日 21:35:29 : AKQciloLA2
陰陽道(おんみょうどう)を学べば呪いをかけられるの?
縁あって京都に避難しているから
陰陽道学びた~~い
一番に呪いをかけたい人は・・・


小沢氏が思い描いたシナリオに合致しなかった宗男氏との新党

2012年01月06日 21時57分02秒 | Weblog
小沢氏が思い描いたシナリオに合致しなかった宗男氏との新党
これまでとこれからの「小沢一郎」の話をしよう・・・衆議院議員 石川知裕
(日刊ゲンダイ)より

このたび、鈴木宗男氏の呼びかけに応じ、新党「大地・真民主党」に参画することになりました。

菅内閣不信任決議案に賛成して民主党を除籍され、無所属になっていた松木謙公議員らとともに、北海道の地域政党として、国政の場で活動していきます。

2010年2月に民主党を離党してから、完全無所属で頑張ってきましたが、やはり無所属では、やれることに限界がある。

委員会の理事にもなれません。

これは小沢一郎氏の「元秘書」ではなく、ひとりの政治家として決断しました。

昨年末、民主党の内山晃衆院議員らが離党を表明したのが12月27日。

松木氏は以前から「早まるな」と、離党を思いとどまるよう説得していたのですが、もう止まらなくなってしまった。

当初は、松木氏が離党組の受け皿になるとみられていました。

松木氏も「なんとかしてやりたい」と言っていた。

それから鈴木氏の打診を受けて新党への参画を決断するまで、わずか1日。

ギリギリの選択でした。

私と松木氏の選挙区は、中選挙区時代の鈴木氏の地盤です。

私の選挙区を例にすると、民主と自民がそれぞれ5万5000票前後、公明党が2万票で宗男票が5万票。鈴木氏との連携なしでは闘えない。

地元・十勝の声を国会に届けるため、従来通り民主党と連合、そして新党大地との連携を堅持していくには、新党参画がベターの選択だと判断しました。

小沢氏には相談も報告も一切していません。

そういう意味では、今回の私の行動は、小沢氏が思い描いたシナリオに必ずしも合致したものではなかったかもしれません。

◆松木氏をめぐる綱引もきも

水面下では、小沢氏と鈴木宗男氏の綱引きもありました。

鈴木氏にしてみれば、北海道の地域政党として活動していく上で松木氏の参加は欠かせない。

一方の小沢氏にとっても、側近の松木氏は頼りになる存在です。

若手議員からも慕われている。内から外からの民主党改革に必要な人材だし、離党した若手議員の受け皿になって欲しいという思いがあったと思います。

今回、新党構想をめぐって話し合った結果、小沢氏と鈴木氏の気持ちがすれ違ってしまった部分があるのは事実ですが、決定的な決裂には至っていないと信じています。

「政権交代の原点に戻ろう」という点で一致していることに変わりはありませんから。

もっとも、2人の間で板挟み状態の松木氏は、かなり思い悩んでいました。

私も、今日に至るまで胃がキリキリする思いです。

地元の後援会に相談する時間もなかったため、事後報告という形になってしまいましたが、なんとか理解を得ることができました。

今後も不(ふ)撓(とう)不屈の精神で頑張り抜きます。本年もよろしくお願いいたします。

◇いしかわ・ともひろ 1973年生まれ。
早稲田大学卒業後、小沢一郎氏の秘書を経て、07年から衆議院議員。
陸山会事件で起訴され、民主党を離党。
昨年7月に出版した「悪党 小沢一郎に仕えて」
(朝日新聞出版)は5万部のベストセラーになっている。
メルマガも好評配信中。

地検が了解しているなら問題はない

2012年01月06日 21時50分41秒 | Weblog
地検が了解しているなら問題はない・[西松建設事件闇の真相・土建王国の生贄(ジャーナリスト・田中周紀)]
(日刊ゲンダイ)より

1995年1月、金丸信・元自民党副総裁(故人/写真)の脱税事件や一連のゼネコン汚職事件を受けて、政治資金規正法が改正された。

政治家はそれまで、複数の政治団体で企業献金を受けることが可能で、年間100万円以下なら献金した企業名を政治資金収支報告書に記載して公表する必要はなかった。

だが、この改正では企業献金について、

(1)受けられるのは政治家が代表を務める政党支部と、政治家ごとに1つしか指定できない資金管理団体

(2)資金管理団体への献金は年間50万円以下

(3)年間5万円を超える献金をした企業や、政治資金パーティー1回当たり20万円超を支出した企業名の公表

(4)資金管理団体への献金は2000年に禁止――など、規制と公表の基準が格段に厳しくなった。

これに頭を痛めたのが「西松建設の中興の祖」と呼ばれた社長の柴田平(故人)だった。

柴田は95年6月、12年間続けた社長を、同じ土木畑出身で腹心の副社長、金山良治(統括営業本部長兼施工本部長)に譲り、会長に就任したが、代表権を持つ“実力会長”として西松に君臨した。

元西松幹部は「規正法改正は、政治家とカネで深くつながることによって業績を拡大してきた柴田さんには由々しき事態。

新たな献金の手段を模索していた柴田さんに知恵を授けたのが、顧問の渕野正雄さん(故人)だった」と明かす。

95年8月、渕野は柴田に進言する。

「他のゼネコンの中には政治団体を新たに設立して、その名義で献金するやり方を始めているところがある。

現にH社とT社はもうやっている。

これなら企業献金の上限を超す資金を政治家に提供できるし、企業名が表に出ることもない。

H社とT社が地検サイドに確認したところ『特に問題ない』と言われたそうだ。

うちもつくってみては?」

地検が了解しているなら問題はない。

柴田はさっそく、専務取締役(事務本部長兼社長室長)に引き上げたばかりの国沢幹雄に、政治団体の設立を進めるよう指示した。

◆95年に「新政治問題研究会」を設立

国沢は中央大商学部を卒業し、61年に西松に入社。

「土木にあらずんば人にあらず」という西松の風土の中で、工事現場での資金管理の手際良さを柴田に認められ、順調に出世街道を歩んでいた。

「渕野がこんなことを言っている。事務部門を統括している君が中心になって検討してくれ」

柴田の指示を受けた国沢は、さらに経営企画部長(当時)の宇都宮敬に具体策の検討を指示。

宇都宮には柴田からも既に直々の指示が出ていた。

宇都宮は提案者の渕野と相談のうえで、具体案を国沢に説明。

国沢はこれを柴田に報告し、代表権を持つ副社長以上の役員の会議で設立が承認された。

会議に出席したのは柴田、副会長の甲斐栄一、社長の金山、副社長の柳沢幸利(海外担当)、杉本道雄(土木営業本部長)、佐藤英夫(建築営業本部長)の6人で、渕野、国沢、宇都宮も陪席した。

新設する団体の名称は「新政治問題研究会」(新政研)と決まり、営業管理部長の風間森夫を退社させて代表に据え、献金の事務を執らせることにした。

風間の収入は営業管理部長時代の水準が保証され、以前から政治に関心を持っていた風間は二つ返事で引き受けた。

西松の元幹部は「出席した代表取締役は、誰一人この献金の手法が違法とは考えていなかった」と話す。

これが後に事件に発展することになる。=敬称略

◇たなか・ちかき 1961年生まれ。
共同通信社とテレビ朝日で合計6年間にわたり国税当局を取材。
2010年にテレビ朝日を退社し、フリーに。経済事件が専門。
昨年12月、本紙連載の「マルサの事件簿」をベースに「国税記者 実録マルサの世界」(講談社)を出版。

10、11日の被告人質問 小沢一郎は何を語るか

2012年01月06日 21時42分23秒 | Weblog
10、11日の被告人質問 小沢一郎は何を語るか・・・(日刊ゲンダイ)

小沢裁判最大のヤマ場

民主党の小沢一郎元代表(69)をめぐる裁判は来週10、11日の被告人質問で最大の「ヤマ場」を迎える。

11回に及ぶこれまでの公判では、検察審査会(検察審)が小沢を強制起訴する“決め手”となった「捜査報告書」が検事の“捏造”だったことが発覚し、ますます“小沢無罪”が強まっている。

小沢は何を語るのか――。

被告人質問が行われる週明けの裁判は、すでに傍聴券を求める人の殺到が予想されている。

「ある政党は『300人動員』を呼び掛けているし、NHKや民放などが大量のアルバイトを投入するのは確実。

49人の傍聴席に対し、2146人が並んだ初公判を考えると、今度の裁判では3000人以上は並ぶでしょう。

傍聴券の倍率は100倍近くになるのではないか」(司法ジャーナリスト)

すっかり“祭り”状態だが、小沢が問われているのは、あくまで元秘書3人と「共謀」して虚偽の政治資金収支報告書を作成したのかどうかだ。

裁判のポイントはどこにあるのか。

元東京地検検事の落合洋司弁護士はこう言う。

「注目点は3つ。

政治資金収支報告書の作成にどの程度、関わっていたのか。

検察(審)が指摘するように、小沢被告と元秘書は本当にヤクザのような上下関係だったのか。

そして、(土地購入資金となった)4億円について説明できるか――です」

いずれも検察から2回にわたって聴取を受けた小沢にとっては想定内の質問だろう。

メディアは一言一句に大騒ぎするだろうが、裁判の中身はカラッポになる可能性が高いのだ。

「小沢が問われているのは、あくまで『共謀』の有無です。検察官役の指定弁護士は『元秘書から虚偽の収支報告書を提出すると報告されたのか。

了承したのか』と執拗に聞くだろうが、小沢は『知らない』と突っぱね続けるでしょう。

余計なことはほとんどしゃべらないと思う。

実際、これまでの11回の裁判を見ても、小沢が了承した形跡がない。

検察も『共謀』はなかったと最終的に判断している。

検察があれだけ捜査しても何も出てこなかったのに、裁判で突然、新事実が飛び出すとは思えない。

決定的なのは、指定弁護士に“隠し玉”がなさそうなことです。

不毛なやりとりの被告人質問が延々と続くことになるでしょう」(司法記者)

「小沢有罪」で突っ走ってきた大新聞テレビも、最近はどんどんスタンスを変え始めている。

10、11日の注目の裁判は、「小沢嫌い」の大手メディアをガッカリさせることになりそうだ。

野田首相本当に解散できるのか 菅・鳩山落選するゾ

2012年01月06日 21時38分29秒 | Weblog
野田首相本当に解散できるのか 菅・鳩山落選するゾ・・・(日刊ゲンダイ)

大臣も次々討ち死に

「消費税アップ法案が成立しなかったら解散する」――と息巻いている野田首相。

しかし、解散・総選挙となったら民主党は大敗確実。

早くも政界では「あいつが危ない」「こいつも落選だ」と大物議員の名前が飛び交っている。

いま“落選危機”が囁かれているのが、鳩山由紀夫(64=北海道9区)と、菅直人(65=東京18区)の2人の首相経験者だ。

「自民党は鳩山さんの対立候補にオリンピック・スケートの銅メダリスト、堀井学を擁立するつもりです。

現在、道議をしている堀井は知名度バツグンのうえ地元の評判がいい。

鳩山さんも危機感を強め、毎週のように選挙区に帰っています」(地元関係者)

選挙に強かった菅直人も安泰じゃない。

潔く総理を辞めず権力亡者ぶりを見せつけたことに支持者も呆れかえっている。

世論調査でも、自民党候補の土屋正忠・元武蔵野市長にリードを許しているという。

当選14回の渡部恒三(79=福島4区)もピンチだ。

地元・会津若松市長を3期務めた56歳の菅家一郎が自民党から出馬する予定だけに苦戦は必至。

現職大臣も軒並み、当選が危うい。

政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「有権者はこの2年間で民主党に愛想を尽かしている。

裏切られたという気持ちです。

だから“風頼み”や“民主党への期待感”だけで当選してきた議員は、大臣だろうが次の選挙は相当にキツイはずです。

とくに当選が危ぶまれているのが、藤村官房長官、小宮山厚労相、古川国家戦略相、山岡国家公安委員長です。

大阪7区が選挙区の藤村長官は、橋下新党に対立候補を立てられたら厳しい。

愛知2区が地盤の古川国家戦略相も、名古屋市長の河村たかしが愛知2区から鞍替え出馬する可能性が高く、直接対決となったら苦戦確実。

野田内閣の閣僚は枕を並べて討ち死にとなりかねません」

総選挙になったら民主党は300議席から150議席に半減するとみられている。

ドジョウ首相は、本当に解散などできるのか。

野田内閣 麻原死刑強行する

2012年01月06日 21時30分33秒 | Weblog
野田内閣 麻原死刑強行する・・・(日刊ゲンダイ)

平田出頭で先送り論が渦巻く中

野田内閣は“尊師”の死刑を強行するのではないか――こんな仰天情報が流れている。

オウム真理教の元幹部、平田信容疑者(46)の突然の出頭を受け、麻原彰晃死刑囚(56=本名・松本智津夫)の死刑執行先送り論が強まっているが、野田内閣の本心は真逆。

麻原の死刑執行をとことん、政治利用するハラだという。

民主党政権の発足から2年余りで、死刑執行は10年7月の1度きり。

昨年は19年ぶりに死刑執行ゼロとなった。

確定死刑囚の数は戦後最多の129人に膨らみ、「死刑について勉強中」と慎重姿勢を貫く、人権派弁護士出身の平岡秀夫法相(57)に対して、一部で批判の声が高まっていた。

そこに降って湧いたのが、平田の出頭劇だ。メディアが利用するハラだという。

民主党政権の発足から2年余りで、死刑執行は10年7月の1度きり。

昨年は19年ぶりに死刑執行ゼロとなった。

確定死刑囚の数は戦後最多の129人に膨らみ、「死刑について勉強中」と慎重姿勢を貫く、人権派弁護士出身の平岡秀夫法相(57)に対して、一部で批判の声が高まっていた。

そこに降って湧いたのが、平田の出頭劇だ。メディアがこぞって「麻原の死刑執行を先送りするための出頭か」と大騒ぎしたことで、改めて麻原の存在がクローズアップされた。

「平田本人の思惑はともかく、先送り論に屈することなく、野田政権が麻原の死刑執行を決断すれば、世論の大半は納得する。

野田内閣が政治主導を発揮したと好意的に受け止めるはずです。

党内では、野田内閣の支持率がハネ上がるという声まであります」(民主党関係者)

野田内閣が支持率アップのチャンスとばかりに、麻原死刑に踏み切ってもおかしくないのだ。

この政治的思惑の最大の障壁となるのが、刑事訴訟法の規定だ。

刑訴法の第475条2項には、同一事件の共犯者の判決確定まで死刑執行できない旨を定めている。

「死刑囚の証言が公判で必要となる事態を想定したものです。

この規定がなければ、自分の罪を軽くしようと、すでに死刑が執行された共犯者に罪を押し付けるケースが続出しかねません。

いずれにせよ、“死人に口なし”の状況を防ぐための定めです」(立命館大名誉教授・井戸田侃氏=刑事訴訟法)

しかし、「死刑執行は、刑訴法の規定に必ずしも縛られる必要はない」と、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士はこう言う。

「そもそも475条は死刑の執行に関する規定で、そこには『法相は判決確定後6カ月以内に執行を命じる』と定めています。

しかし、現状は死刑執行まで数年が費やされているのです。

死刑執行の条文が守られていない以上、先送りの条文だけを厳守するのはおかしい。

それに麻原死刑囚を平田容疑者の裁判に呼ばなくとも、首謀者・麻原、実行犯・平田の事件の主従関係は明確。逆に平田の証言が麻原死刑囚の罪状に影響があるとも思えません。

麻原死刑囚の刑執行は、平岡大臣の判断次第です」

電撃的に死刑が執行される可能性は十分にあるのだ。

終戦直後から変わらない政治と行政・・・[高橋乗宣の日本経済一歩先の真相]

2012年01月06日 21時26分48秒 | Weblog
終戦直後から変わらない政治と行政・・・[高橋乗宣の日本経済一歩先の真相]
(日刊ゲンダイ)

時代に即したシステム必要

2012年は総選挙があると予想されているようだ。

その時期もいろいろと取り沙汰されている。

気の早い週刊誌は全選挙区の当落予想を掲載。解散ムードをあおっている。

ただ、このまま選挙に突入したところで、どうなるのか。

どの政党も過半数に届かなければ、政治はさらに混乱する。

そこから政界再編に発展しても、スッキリするとは限らない。

政策や理念でガラガラポンするのならいいが、好き嫌いや付き合いの濃淡で群れることになれば、今と変わらない。

何も決められない政治がダラダラと続くことになる。

10年前と比べ、われわれの暮らしは激変した。

テレビはデジタルになり、クルマはハイブリッドがシェアを拡大し、たばこの値段は2倍近くになった

携帯電話はスマートフォンが幅を利かせている。

20年前、30年前と比べると、違いはさらに広がっていく。

そんな時代もあったなあと、笑えるぐらいなら大したモノ。

多くの人は思い出すのも一苦労だろう。

ところが、政治のシステムは全然変わらない。

終戦直後から同じだ。

そのため、一度、衆参で多数が違う「ねじれ」が生まれると醜い政争が勃発する。

国民そっちのけの権力闘争が続き、重要政策はひとつとして決められなくなってしまう。

消費税増税は議論すらしないとした民主党が消費税増税に前のめりになり、消費税増税を公約に掲げていた自民党が消費税増税に反発する。

これも「ねじれ」だ。当人たちは疑問に思っていないようだが、ハタから見れば理解に苦しむ行動である。

行政も古い。例えば、英語教育重視が打ち出された学校の現場では、語学を教える外国人の先生が増えている。

だが、彼らのほとんどは日本の教員免許を持っていない。

日本の大学を出ていないのだから当たり前だが、そのため、彼らを日本人の教員と同じ待遇で迎え入れることはできない。

外国人教師を増やしたいのなら、免許制度の手直しが必要だ。

ところが、行政は見て見ぬふりである。

 日本の社会は大きく変化している。

人口構成もかつてとは違う。

団塊の世代は次々とリタイアし、子供はどんどん減っている。

政治も行政も、そんな時代に即したシステムに変えなければダメだ。

根っこから変えない限り、何度選挙を繰り返しても、国民はむなしさだけを覚えることになる。