春節休暇で中国人客が増加 観光回復に期待
「春節」休暇を楽しむ中国人観光客たちでにぎわう着物ショー
(京都市上京区・西陣織会館)
中国の旧正月にあたる「春節」を迎え、京都市内の観光施設や商業施設が多くの中国人観光客でにぎわっている。
東日本大震災後、中国人観光客は激減したが、昨夏以降徐々に回復し、11月からは前年比プラスに転じており、京都の観光業者は「春の観光シーズンに向け、さらなる増加を」と期待している。
中国では、春節(23日)に合わせて約1週間の長期休暇をとる人が多く、例年、京都でも中国人観光客が増える。
今年は22~28日が春節休暇となっており、震災の影響が残っているかどうか、動向が注目されていた。
震災前は中国人観光客の来場が約7割を占めていた西陣織会館(上京区)も、一時は激減したが、先週末から大幅に増えている。
バスツアー客が多く、着物ショーは満員で、震災前と同様のにぎわいをみせている。
ツアーを案内する中国人の女性添乗員は「客は原発事故問題をそれほど気にしていない。
旅先に日本を選ぶ人は多い」と話していた。
家電量販店ビックカメラJR京都駅前店(下京区)でも、免税コーナーで買い物を楽しむ中国人の団体客が増えている。
高価な炊飯器やデジタルカメラが人気で「震災の影響が薄れ、昨年同時期よりも売り上げが上がった」(広報・IR部)という。
日本政府観光局が20日発表した2011年の訪日外客数調査によると、全体では前年比27・8%減だったが、中国人に絞ると、11月から前年同月比プラスに転じ、3割台の大幅な増加で回復が目覚ましい。
JR京都駅ビル内の京都総合観光案内所(下京区)にも、先週末から中国人観光客の姿が目立つようになった。
昨年12月に利用した外国人観光客(欧米含む)の数は前年同月比95%に戻っており、1月の利用者数も同150%と今年の滑り出しは好調だ。
脇野博昭副所長は「欧米はまだだが、アジアの観光客は戻ってきた。
春にはさらに伸びを期待したい」と話している。
「春節」休暇を楽しむ中国人観光客たちでにぎわう着物ショー
(京都市上京区・西陣織会館)
中国の旧正月にあたる「春節」を迎え、京都市内の観光施設や商業施設が多くの中国人観光客でにぎわっている。
東日本大震災後、中国人観光客は激減したが、昨夏以降徐々に回復し、11月からは前年比プラスに転じており、京都の観光業者は「春の観光シーズンに向け、さらなる増加を」と期待している。
中国では、春節(23日)に合わせて約1週間の長期休暇をとる人が多く、例年、京都でも中国人観光客が増える。
今年は22~28日が春節休暇となっており、震災の影響が残っているかどうか、動向が注目されていた。
震災前は中国人観光客の来場が約7割を占めていた西陣織会館(上京区)も、一時は激減したが、先週末から大幅に増えている。
バスツアー客が多く、着物ショーは満員で、震災前と同様のにぎわいをみせている。
ツアーを案内する中国人の女性添乗員は「客は原発事故問題をそれほど気にしていない。
旅先に日本を選ぶ人は多い」と話していた。
家電量販店ビックカメラJR京都駅前店(下京区)でも、免税コーナーで買い物を楽しむ中国人の団体客が増えている。
高価な炊飯器やデジタルカメラが人気で「震災の影響が薄れ、昨年同時期よりも売り上げが上がった」(広報・IR部)という。
日本政府観光局が20日発表した2011年の訪日外客数調査によると、全体では前年比27・8%減だったが、中国人に絞ると、11月から前年同月比プラスに転じ、3割台の大幅な増加で回復が目覚ましい。
JR京都駅ビル内の京都総合観光案内所(下京区)にも、先週末から中国人観光客の姿が目立つようになった。
昨年12月に利用した外国人観光客(欧米含む)の数は前年同月比95%に戻っており、1月の利用者数も同150%と今年の滑り出しは好調だ。
脇野博昭副所長は「欧米はまだだが、アジアの観光客は戻ってきた。
春にはさらに伸びを期待したい」と話している。