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ピカデリー7時




日の入りが早くなった。

わたしが住まう田舎風の生活圏内では不便きわまりないし寂しさも侘しさも倍増だが、日没が早くなった都会の風景は大好きだ。
温かい色の光で満ちた店内から、暗闇を彩る電光がきれいな屋外を眺めるのはいいなあ。
それで「まあもう真っ暗。でもまだ6時前?」などと思うのがたまらなくいい。



何やらロマンティックなイメージをかきたてられる「ピカデリー・サーカス」という名、今ではピカデリー・サーカスのこの地点(エロス像のあるところ)はネオンサインや量販店や人ごみなどでごたごたしていて全然素敵ではない。「ピカデリーで7時に」と待ち合わせに使う気にもならない。
ここが縦方向にも横方向にも余裕のある広場だったらどんなに素敵だろうか!
「サーカス」としてはよく機能していて、ここからは多くのロンドン見どころへ歩いて行くに便利なのに...東は劇場、西はおしゃれなメイフェア、南は落ち着いたセント・ジェイムズを経て名所へ、北はソーホーの歓楽街。

多くの通りをこの地点で合流させすぎて面積を徐々に狭くしたのが相当悪いアイデアだったのだろう。

再開発が望まれるがいったいどうやって...


そうです、タイトル、「ポーの一族」です。エドガーはここで何をしたのでしたっけ...
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