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無花果








庭にいちじくの木が3本ある。
夫が「地中海っぽい」植物を好んで植えたがるのだ。
オリーブの木とか。バナナ(<違う...)とか。

いちじくの赤ちゃんの葉っぱのかわいらしさは最強だと思う。


芦屋の祖母の家には庭に大きな日陰ができるほど立派な無花果の木があり、子どもの頃、常に甘いものに飢えていたわたしは、その実を取っては一口だけ食べて捨てていた。
一日に何度も何度も同じことを繰り返した。
どうしても好きになれない味と肉質であるのに、一口かじらずにはいられないあの匂いと芯の冷たさと、単なる甘味への欲求。

祖母は「お腹を下すからお止めなさい」と言って、母に内緒でドンクのお菓子をくれた。



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