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Brugge Style
painters' paintings
ナショナル・ギャラリーで開催中の
Painters' Paintings「画家の絵画」展へ。
20世紀のフロイドから17世紀のヴァンダイクまで、時間を逆巻に、
マチス
ドガ(2部屋)
レイトン
ワット
ローレンス
レイノルズ
ヴァンダイク
画家自身が集め、身近に置いた絵画コレクションを、自画像とともに展示する。
画家によって個人的に集められたコレクションを見ることによって、彼らが「自分以外の偉大な芸術家」に対して取った距離や、受けた影響を考えるという趣旨だ。
距離とは、技法、愛、審美眼、執着、対抗意識、金銭的事情など...
わたしが一番共感を寄せ、好んだのはマチスのコレクションだ。
ゴーギャンとドガのものすごくいいのがあり、またピカソと頻繁に交換したという、ピカソの粋のような作品も(ピカソもライバル・マチスにはそりゃ一番の出来を差し出すに決まっている。あの性格だもの)...
娘は断然ドガだと言った。
わたしも2番目はドガのコレクションかな(わたしはドガ自身が好きなのである)...彼のアングルとドラクロワは垂涎ものだ。
ほとんど半分くらいの展示物が、ナショナルギャラリーの所蔵品である(一部ロイヤルコレクションやオルセーからの出展もあり)のが残念だったが、「ものごとの見方」という点においてはナショナル・ギャラリーは常に新しい見方を提示してくれる。
がっかりするようなことの多い日常をも一筋の光で照らし、「この世も悪くない。むしろいい」と思わせてくれる、大変ありがたーい機関なのである。
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