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l'année dernière à bruges




去年2020年の今頃はブルージュへ帰省し、最高に好きなレストランHertog Janでご飯を食べ、ロンドンでロイヤル・バレエ『オネーギン』を見るためにトンボ帰り、すぐにブルージュへ戻って、次はパリへレオナルド特別展を見に行く...

というような生活をしていたようである(何がうらやましいと言って、わたしはホテル暮らしが好きなのである)。

新型コロナウイルスの暗い影が世界にひたひたと忍び寄っていたころだ。まさか一年たってもこのような状況にあるとは想像できなかった。
もし、今年2021年も、新型コロナウイルス禍のない年だったのなら、おそらく同じようなパターンの生活をしていただろう。

来年の今頃はどこでどうしているだろう。
予想をはおもしろいので(自分のブラインド・スポットがどこかがわかる)書いておく。

ワクチンの接種が進み(英国は2021年9月までに18歳以上の成人全員への摂取を完了するのが目標)、先進国では普段の生活を取り戻しつつあるが、緩いロックダウンがたまにあり、マスク着用がスタンダードになり、貧富の差や教育の差はさらに拡大、東京オリンピックは開催されず、ブレグジットで英国の経済力はさらに低下...

はい、おもしろいです。わたしの想像力は半径5メートルで、今ある情報の焼き直しでしかないというのがすでに判明しました。


英国内では、最も豊かな1パーセントが全体の25パーセントの富を独占しているという吐き気を催すような現実をどうにかしてほしい。これはチャリティや善意どうのこうのではなく、税制の問題である。政府が取り組むべき問題。
学校給食がなくなることによって飢える子供が少なからず、学校閉鎖下の遠隔授業でも、コンピューターをはじめラップトップやタブレット、あるいは十分なインターネット接続へのアクセスがなかったり、親が勉強を見てやれない子供がいるのがこの1年間で明らかになっているのにもかかわらず、十分な対策はされていない。
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