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英国のお紅茶





気取っているみたいだがそうではなく、神戸人は紅茶と言わず「お紅茶」と言う人が多いと思う。

これも神戸のハイカラさんが始めた言い方なのかもしれない。

子どもの頃はトワイニングの緑(ペパーミントグリーン)缶。あの缶、今はデザインが変わってしまったが、子ども心にすごくおしゃれに見えた。

また、大叔父がソ連からかどこからか持ち帰った紅茶は「ソ連」のイメージがあまりに恐ろしくて飲めなかった記憶がある。

高校生の時、母がチャリティーグループの中心になってスリランカに学校を建てた縁があり、ヌアラエリアの木箱が家にごろごろしていたし、同時代、わたしの紅茶道は昔神戸にもあった紅茶専門店ムジカが原点になり、

とにかくわたしはコーヒーよりも「お紅茶」党なのである。



で、紅茶と言えば英国、英国と言えば紅茶だ。

スーパーに行っても紅茶の種類が多い。すてきだ。特に一日何十杯も飲むミルクティーのための濃く出る裸のティーバッグ廉価版が豊富。

レストランやカフェでも確実においしい飲み物が飲みたければ、コーヒーよりも紅茶を頼んだ方がいい(これがベルギーだったら逆なんですな)。

こないだ誘われたお宅では、これ、炊飯器ですか?と見まごうくらいの大きさのティーポット(10人分とかかなあ)が2つも出て来た。

また、子どもが約束する時も「遊びに来て」とは言わず、「ティーに来て」、大人が誘い合う時も「ティーしましょうよ」と、やたらティーティーと言うので、へえ!さすが紅茶文化圏!というのが短い英国生活(一ヶ月未満)の感想...

ベルギーだったら
子どもが約束する時は「パンナクック(クレープ)に来て」と言うところである。
日本人もそういえばコーヒーを飲むにしてもケーキメインにしても「お茶に来て」とは言いますよね。



滞在中のサービスアパートにはコーヒーマシンが設置されておらず(インスタントコーヒーがある)、いきおい朝一番も紅茶を飲むようになった。
濃く出るのでミルクをたっぷり入れて飲んだら、コーヒーよりもパンチがある。おいしい。


写真の Peyton and Byrne は、ユーロスターの駅、セントパンクラスを経由する時は必ず買う。
なぜならティーバッグのこのパッケージがダントツでかわいいから。
カモミールは薄い黄色、
スリーピーは水色とか...
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